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ゲームボーイ(GAME BOY)とは、1989年4月21日に任天堂から発売された携帯型家庭用ゲーム機。「GB」と略される。
概要
ゲーム&ウオッチに次ぐ、任天堂2つ目の携帯ゲーム機。1台1ゲームだったゲーム&ウオッチのマルチソフト化がコンセプトで、小型の機械である以上ファミリーコンピュータよりも安価で売るということが優先事項となった。最大の特徴といえる「モノクロ4階調」の液晶画面はコスト削減に加え、乾電池で長時間遊ぶためにやむを得なかったことと、バックライト式の画面では屋外で遊んだ際に見づらいといった観点から必然的に選ばれたもので、案の定セガのゲームギアなど他社のカラー製品とは燃費の差が比較にならず、長きにわたりシェアを独占した。通信ケーブルが備わっており、ローンチタイトルの『ベースボール』や同年発売の『テトリス』などの対戦や『ポケットモンスター』などのモンスターの交換などコミュニティの確立に一役買った。
発売されたマリオシリーズ
発売日は断りがない限り日本国内での発売日を記載。
2Dスーパーマリオシリーズ
- スーパーマリオランド - 1989年4月21日発売
- ゲームボーイのローンチタイトルのひとつ。デイジーが初登場。
- スーパーマリオランド2 6つの金貨 - 1992年10月21日発売
- スーパーマリオランドシリーズ第二弾。ワリオが初登場。
- スーパーマリオブラザーズデラックス - 2000年3月1日発売
- ファミコン版『スーパーマリオブラザーズ』のアレンジ移植作品。『スーパーマリオブラザーズ2』のステージが遊べるモードなど様々な追加要素を収録。
マリオゴルフシリーズ
- マリオゴルフGB - 1999年8月10日発売
- キャメロット開発によるゴルフゲーム第二作目。
マリオテニスシリーズ
- マリオテニスGB - 2000年11月1日発売
- キャメロット開発によるテニスゲーム第二作目。
ドクターマリオシリーズ
- ドクターマリオ - 1990年7月27日発売
- ファミコン版と同時発売した、シリーズ第一作目のうちのひとつ。カプセル・ウイルスの色やBGMの尺、対戦形式などに様々な違いが見られる。
ピクロスシリーズ
- マリオのピクロス - 1995年3月15日発売
- ピクロスシリーズ第一作目。
- ピクロス2 - 1996年10月26日発売
- ピクロスシリーズ第三作目。
ゲームボーイギャラリーシリーズ
- ゲームボーイギャラリー - 1997年2月1日発売
- 先代携帯ゲーム機、ゲーム&ウオッチのゲームをアレンジ移植したシリーズ第一弾。
- ゲームボーイギャラリー2 - 1997年9月27日発売
- ゲームボーイギャラリーシリーズ第二弾。
- ゲームボーイギャラリー3 - 1999年4月8日発売
- ゲームボーイギャラリーシリーズ第三弾。
発売されたマリオファミリーゲーム
ドンキーコングシリーズ
- スーパードンキーコングGB - 1995年7月27日発売
- スーパーファミコンソフト『スーパードンキーコング』のアレンジ移植作品。
- ドンキーコングランド - 1996年11月23日発売
- スーパーファミコンソフト『スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー』のアレンジ移植作品。
- ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング - 2000年1月28日発売
- スーパーファミコンソフト『スーパードンキーコング3 謎のクレミス島』のアレンジ移植作品。
- ドンキーコング2001 - 2001年1月21日発売
- スーパーファミコンソフト『スーパードンキーコング』のアレンジ移植作品。
ヨッシーシリーズ
- ヨッシーのたまご - 1991年12月14日発売
- ファミコン版と同日発売。
- ヨッシーのクッキー - 1992年11月21日発売
- ファミコン版と同日発売。
- ヨッシーのパネポン - 1996年10月26日発売
- 『パネルでポン』の派生作品。
ワリオランドシリーズ
- スーパーマリオランド3 ワリオランド - 1994年1月21日発売
- ワリオを主人公とするアクションゲーム第一弾。
- ワリオランド2 盗まれた財宝 - 1998年10月21日発売
- ワリオランドシリーズ第三作目。
- ワリオランド3 不思議なオルゴール - 2000年3月21日発売
- ワリオランドシリーズ第四作目。
マリオファミリーが出演するゲーム
- アレイウェイ - 1989年4月21日発売
- パドルにマリオが乗り込んでブロック崩しを行う。残機のアイコンもマリオで、マリオを模したブロック配置のステージも存在。
- テニス - 1989年4月21日発売
- ファミコン版同様に、マリオが審判として登場。
- クイックス - 1990年4月13日発売
- ゲームオーバー時、得点に応じてマリオが世界各国の衣装を着て登場。レパートリーは以下の通り。
- 0~49999点 - ただのスコア画面。
- 50000~149999点 - メキシカンスタイル。『スーパーマリオ オデッセイ』のポンチョ服はこれがモチーフ。
- 150000~249999点 - アフリカンスタイル。部族の衣装をしており、マリオの肌の色まで黒い。
- 250000~299999点 - スパニッシュスタイル。闘牛士の服装で、牛と対峙している。
- 300000~349999点 - ヒンディースタイル。ターバンをつけ、笛を吹いてツボからヘビを出現させている。
- 350000~399999点 - チャイニーズスタイル。中国雑技団のごとく両手と頭で3つの皿回しをしている。
- 400000~499999点 - ブリティッシュスタイル。イギリス軍服を着たマリオが大量に出現し行進をしている。
- 500000点以上 - キノコ王国。王宮の間でマリオ、ルイージ、ピーチ、大量のキノピオが手を振っている。
- F1レース - 1990年11月9日発売
- プレイヤーの応援に、マリオ、ルイージ、ピーチ、クッパ、キノピオ、ドンキーコング、リンク、サムス、ピットが登場。
- ゼルダの伝説 夢をみる島 - 1993年6月6日発売
- 敵キャラクターとしてクリボー、パックン、トゲゾー、プクプク、ゲッソー、ヘイホー、サンボ、テレサが、ぬいぐるみとしてヨッシーが、味方キャラクターとしてワンワンと小さいサイズの"キャンキャン"とマムーが、登場人物の"クリスティーヌ"が自身のブロマイドと称して渡す写真としてピーチ姫が登場。
- また、メインキャラクター"マリン"の父親"タリン"の外見がマリオに、タルタル山脈のニワトリ小屋にいるおじさんの外見がルイージに酷似している。
- ポケットモンスター 赤 - 1996年2月27日発売
- ポケットモンスター 緑 - 1996年2月27日発売
- ポケットモンスター 青 - 1996年10月15日発売
- ポケットモンスター ピカチュウバージョン - 1998年9月12日発売
- とあるテレビを調べると「これは……! マリオが バケツを かぶって あるいて いく ゲームだ!」というコメントが登場。
- ポケットカメラ - 1998年2月21日発売
- タイトル画面で実写取り込みの
気持ち悪いマリオの着ぐるみが踊っている。他、写真を入れるフレームとしてマリオやヨッシーのものがあるほか、メニューの「みる」から「どみーる」を選択したときのメニュー画面UIが『ドンキーコングJR.』の筐体イラストを使用している。そのほか最初から入っている画像にマリオらのものがある。 - また、タイトル画面のBGMには『スーパーマリオブラザーズ』の地上BGMのフレーズが含まれている。
- ゼルダの伝説 夢をみる島DX - 1998年12月12日発売
- 追加要素を含んだ『夢をみる島』のカラーリメイク版。上述の通りマリオキャラクターが多数出演。
マリオシリーズに関連する任天堂作品
- カエルの為に鐘は鳴る - 1992年9月14日発売
- 登場人物のアレヲ・シタイン博士が、ワリオランドシリーズに登場。また、『ペーパーマリオRPG』ステージ4のサブタイトルは「ブタのためにカネはなる」であり、本作のタイトルのパロディになっている。
ゲームボーイに関連するマリオ作品
- マリオペイント
- サウンドコラージュで使用できる音色のひとつに、ゲームボーイのアイコンをしたものがある。配置すると8bit音源が鳴る。
- ルイージマンション
- ゲームボーイ・ホラーという、ゲームボーイカラーに似た、オヤ・マー博士の発明品が登場する。また、3DS版で追加されたゲームボーイ・ホラーのパーツの見た目が、ゲームボーイのカートリッジと酷似していて、取得した際に「どこか なつかしいかたちをしている!」と表記される。
- ルイージマンション2
- オヤ・マー博士の発明で、ゴーゴービートブラシが登場し、これを略すとGBとなる。
- メイド イン ワリオ
- プチゲーム「ゲームボーイ」が収録。ソフトをうまく差し込むとクリア。
- メイド イン ワリオ ゴージャス
- ガチャコロンで手に入るニンコレのひとつとして登場。
日本未発売のマリオ関連作品
任天堂発売
- Wario Blast: Featuring Bomberman! - 1994年11月
- 日本では『ボンバーマンGB』として発売された作品。プレイヤーがワリオとボンバーマンから選択でき、ボンバーマンを選択した場合はワリオが最終ボスとして登場。
脚注
関連記事
- ゲームボーイアドバンス - 後継機。