マリオペディア

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みんなで遊べる、新しいマリオ。

—公式サイトより

New スーパーマリオブラザーズ』(New Super Mario Bros.)は、2006年5月25日に任天堂から発売されたニンテンドーDS用アクションゲーム。

概要[]

日本では『スーパーマリオUSA』以来14年ぶり(完全新作としては『スーパーマリオワールド』以来16年ぶり、外伝を含めば『スーパーマリオ ヨッシーアイランド以来11年ぶり)の2Dマリオ完全新作。

FCの『スーパーマリオブラザーズ』からシンプルかつ爽快な操作性をそのままに大幅にパワーアップ。美麗な3Dポリゴンで描かれるグラフィック、新たなアクションや変身、そして80もの新たなステージと、ボリュームと演出の双方が大幅に強化されている。

今作では通信機能を使った2人用の対戦モードが新たに登場したほか、『スーパーマリオ64DS』からミニゲームモードが続投。64DSから再録された一部のミニゲームに加えて1人用と対戦用の新作ミニゲームが多数収録されており、最大4人同時対戦が可能となっている。

ストーリー[]

事件発生!マリオとピクニックに出かけたピーチ姫が誰かにさらわれてしまった。マリオが一緒にいながら、どうしてこんなことに・・・マリオが言うには、キノコ城から立ち昇るケムリに驚いて、急いで戻ろうとしたら、ピーチ姫がいなくなったそうだ。一体誰がピーチ姫を連れ去ったのか?お城を襲ったのは誰?二つの事件につながりがあるのだろうか?クッパJr.はピーチを母親のように慕っていたが・・・巨大キノコの力をかりて、マリオの冒険の始まりです。[1]

ゲームモード[]

マリオ
1人プレイ専用。クッパJr.を追い、ピーチを取り戻すべく冒険するいつものマリオ。
特定のコマンドを使用すると主人公を変える事ができる。
マリオVSルイージ
マリオとルイージでビッグスターを取り合う2人用対戦ゲーム。詳細は当該項目を参照。
ミニゲーム
全27種のミニゲームを遊べるモード。1人用の他ゲームによっては通信対戦も可能。詳細は当該記事を参照。

システム[]

スーパーマリオブラザーズ』等のシステムを引き継ぎつつもヒップドロップカベキック3段ジャンプといった、3Dスーパーマリオシリーズ由来のアクションが大量に追加された。アクションを増やしながらも、タッチパネルでの複雑な操作や、同時に3つ以上のボタンを操作するアクションは無く、同時に3つのことを行う必要があるダッシュもクリアに必須ではなくなっている[2]など、初心者でも楽しめるような工夫がされている。

ストックシステムも『スーパーマリオワールド』に引き続き登場しているが、後述の変身の仕様変更により大幅に使いやすくなっている。ただし、ストックは画面をタッチできない時は消費できない。金網などの特殊アクションも存在。スピンジャンプは廃止されたが代わりに『スーパーマリオ64』でフワフワさんを踏んだ時のような緩やかな回転ジャンプができる、スピンジャンプ台が登場している。

2画面になったことにより画面表示も変更。上画面にはプレイ画面と所持コインや残りタイムが表示されているのはこれまでと同じだが、スコアストック、現在プレイしているコースは下画面にまとめて表示されるようになり画面がスッキリした。これは後発のDS、3DS作品にも受け継がれている。また下画面には『スーパーマリオ64DS』同様にマップが表示されており、これでワールドマップの全体図やコース内での進行状況を確かめることもできる。ただし、お化け屋敷のステージでは進行度が隠されてしまう。

土管に入るなどでエリア切り替えをすると、画面の上下が入れ替わることがあり下画面でマリオを操作する。この時は画面をタッチできないため、ストックを消費することができない。

ステージの進行は『スーパーマリオブラザーズ3」を思わせるワールド別のマップ式。『スーパーマリオワールド』同様一度クリアしたステージに入り直すこともできる。2Dアクションとしては久々にゴールポールが登場し、つかまることでゴールできる(高く捕まるほど高得点)。今作以降、ゴールポールでは「頂点に捕まると1UPする」というのが一般的になっていく。他にキノピオの家大砲があり、砦、城では奥に待つボスを倒すことでクリアとなる。またゴール時の花火も存在し、「一と十の位が0以外のゾロ目になる」タイムでゴールすると花火が上がり、また今作以降花火が上がるとキノピオの家がクリアしたコースのワールドに一つ立つようになった。今作ではランダムなアイテムストックがもらえる家、1UPがもらえる家、巨大キノコの家の3種(花火で立つ家、マップ上にある家共通)。大砲は、使用することで遠いワールドに飛ぶことができ、ステージを飛ばすことができる(過去作におけるワープ土管カギに近い)。

今作のタイムは1秒より早い。制限時間が100を切るとBGMはハリーアップ!版に変わる。

また今作では収集要素として、スターコイン[3]が初登場。各コースに必ず3つ存在し、集めることでスターコイン看板を壊して道を解禁できる。今作ではクリアするまではセーブがボスステージのクリア時とこのスターコインの消費時にしか行えないため、実質的にセーブアイテムの役割も果たしている。なお、スターコインはいっさい消費しなくても8面までクリアすることは可能。また通常のゴールとは別に隠しゴールが存在するステージがあり、クリアするとキノピオの家や大砲のほか、後述のひみつのコースや、ワールド内での移動をショートカットできるワープ土管に繋がる。

クリア後にはセーブが自由にできるようになるほか、新たに青いキノピオの家が登場し、スターコインと引き換えに下画面のデザインを変えられるようになる。また隠しコマンドにより主人公をルイージにしたり[4]、「ひみつのチャレンジモード」という高難度のモードで遊べる(クリア率に影響はない)。スターコインを全て集め、全てのスターコインを消費し切ることで、オールクリアとなる。

ひみつのチャレンジモード[]

クリア後に遊べるモードで、ポーズ画面で「L、R、L、R、X、X、Y、Y」とコマンド入力で起動。このモードでは初代『スーパーマリオブラザーズ』のように、一度スクロールさせると後戻りができなくなる。これによりいつもとは違うアクションを楽しむことが可能。砦やお化け屋敷など上に進むステージでも画面下に進めなくなる形で適用されるため、落下の可能性が高まり通常以上に危険になる。前に戻らないと進めなくなるステージでは例外的に適応されないが、そうでない場合はたとえ足場が消えてしまおうと、戻らないと取れないスターコインがあろうと容赦なくスクロールされてしまう。そのため、早く進み過ぎて、足場がなくなって詰んでしまったり一部のアイテムが取れなかったりということが起こりうるので注意。なお、同じコマンドの入力で解除できる。

コース[]

『SMB3』のように「ワールド名 - ステージ名」の形式で表示される。今作には所謂ひみつのコースにあたる、アルファベットで示されたステージ(A、Bなど)が存在し、その多くはスターコインによる解放、もしくは隠しゴールによって進むことができる。各ワールドには砦と城が存在し、そこにはボスが登場する。ワールドは全ワールドだが、そのうちワールド4と7は、それぞれワールド2と5のボスをマメマリオで倒すことで行けるようになる。

キャラクター[]

プレイヤーキャラクター[]

味方キャラクター[]

ピーチ
おなじみヒロイン。クッパJr.にかつがれさらわれてしまう。
ドッシー
ゴーグルをした首長竜のようなキャラクター。上に乗って毒沼を進むことが出来、ヒップドロップで速くなる。
キノじい
『マリオ3』同様キノピオの家があり、そこで各種アイテムをくれる。赤いキノピオの家のルーレットブロックの絵柄は、スーパーキノコ⇒ファイアフラワー⇒青コウラ⇒マメキノコの順に繰り返し変化していく。ちなみに、キノピオの家だがアイテムをくれるのはキノじいである。

敵キャラクター[]

アイテム[]

パワーアップアイテムはステージ中で変身中で取ると1つストックできるが、変身種類によってストックできる物は変わり、ストックしているアイテムが変わることがあり、いいアイテムほどストックの優先が高い。

ストックの順番は、スーパーキノコ<ファイアフラワー<青コウラ=マメキノコ<巨大キノコになり、右へ行くほどいいアイテムとなる。例えば、コウラマリオでファイアフラワーをストック中で、青コウラを取るとファイアフラワーから青コウラにストックされる。青コウラをストックしていると、ファイアフラワーを取っても青コウラが優先になり、青コウラからファイアフラワーに変更することはできない。

なお、コウラマリオ・マメマリオ・巨大マリオの詳細については#アクションを参照。

スーパーキノコ
取るとスーパーマリオに変身。上から叩いたりヒップドロップでレンガブロックを壊せるようになる。ダメージを受けるとチビマリオに戻る。今作は10カウントコインブロックで10コイン以上出した時でも入手できる。ストックできるのはスーパーキノコのみ。
ファイアフラワー
取るとファイアマリオに変身。スーパーマリオの能力に加え、ファイアボールを投げられるようになる。ファイアボールを敵に当てるとコインが出る。ダメージを受けるとスーパーマリオに戻る。ストックできるのはスーパーキノコ・ファイアフラワーの2つ。本作では白い服に赤いオーパーオールという姿である。
こうら
取るとコウラマリオに変身。青コウラは?ブロックからでは入手できず、ワールドマップ中にある赤いパタブロックかハンマーブロスがマスにいるコース、コース中に登場するルーレットブロック、マップ上のキノピオの家から入手できる(マリオVSルイージでは青いノコノコから手に入れることも可能)。ストックできるのはスーパーキノコ・ファイアフラワー・青コウラの3つ。コウラマリオに変身中はファイアマリオに変更することはできない。
あまりに単純な名称のため、ノコノコのこうらなどと区別すべく、攻略本などでは「青こうら」「青コウラ」などの便宜上の表記を使用している。
マメキノコ
取るとマメマリオに変身。マメキノコは特定のコースの?ブロックで入手するほか、青コウラと同じ入手法で手に入る。ストックできるのはマメキノコのみ。
巨大キノコ
取ると一定時間、巨大マリオに変身する。巨大キノコは特定のコースの?ブロックで入手できる。巨大キノピオの家で入手すれば、いつでも巨大キノコを使用できる。また、巨大マリオの時に巨大キノコを取るとストック可能。ストックできるものは全てストックできる。
スーパースター
取ると約9秒間、無敵マリオに変身する。無敵状態で敵を8匹以上倒すとそれ以降で1UPが連続でもらえ、移動スピードがとても速くなる。ストックは不可で、キノピオの家でも入手不可。また、スーパーマリオブラザーズ3に登場する「連続スターブロック(通常はコイン1枚だが、スターの状態で叩くとスーパースターが出るブロック)」も存在する。
1UPキノコ
取ると残り人数が1人増える。スコアは増えない。

仕掛け[]

余談[]

  • このソフトはニンテンドーDSの発売前からその開発が明らかにされており、既に発売前の任天堂配布のフリーペーパーの開発中リストには『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』や『ファイナルファンタジーIII』などと共にその名前がラインナップされていたが、当初は『スーパーマリオ64DS』の続編として開発されていたらしく、当時のスクリーンショットや動画には現在とは違うグラフィックやロゴマーク、スーパーマリオ64DSに登場する敵やブロックが存在しており、また通常のコースでもマリオとルイージでの2人同時プレイが出来るなど発売時とは大幅にゲーム内容が異なっていた[5]。その後「誰でもできる、新しいマリオ」にコンセプトが変更されたためか、当初公開されていたステージ等はほとんどが没になっている。なお、マリオなどのボイスやミニゲーム等がスーパーマリオ64DSと共通しているのは続編として開発されていた名残だと思われる。また、多人数での同時プレイは本作の続編である『New スーパーマリオブラザーズ Wii』で実現している。
  • 本作のCMには女優の松嶋菜々子が出演し、ベッドで実際にプレイしている姿が放映された。
  • 日本ゲーム大賞2007年度優秀賞受賞。ファミ通アワード2006では優秀賞(リアレンジ賞)を受賞した。その際、授賞式でディレクター足助重之氏は受賞のコメントで、感謝の言葉を述べると共に「リメイクでもなく、アレンジでもなく、まったくの新作のつもりで作りました」と、あくまで新作ソフトであるということを強調したコメントを述べている[6]
  • 2010年11月に日本ゲーム市場での売上本数が600万本を突破したことが確認された(ただし、エンターブレインの調査では同年12月に売上本数601万本とややずれがある)[7]。2020年8月時点での売上本数は642万本で、これは日本におけるニンテンドーDSの最高売上ソフトであり、日本のゲーム史上においてもソフト単体としては『あつまれ どうぶつの森』(818万本)、『スーパーマリオブラザーズ』(681万本)に次いで第3位の売上記録である(複数バージョンある作品の合計を含めると『ポケットモンスター 赤・緑』(822万本出荷)、『ポケットモンスター 金・銀』(608万本)に次いで第5位)。

攻略本[]

  • 「New スーパーマリオブラザーズ ザ・コンプリートガイド」(メディアワークスISBN 978-4-8402-3527-3 発売日2006年7月1日
  • 「Newスーパーマリオブラザーズ パーフェクトガイド」(エンターブレインISBN 978-4-7577-2884-4 発売日2006年6月29日
  • 「ニュー・スーパーマリオブラザーズ」(小学館ISBN 978-4-09-106307-6 発売日:2006年6月。
  • 「ニュー・スーパーマリオブラザーズ」(毎日コミュニケーションズISBN 978-4-8399-2000-5 発売日:2006年6月。

注釈[]

関連項目[]

外部リンク[]

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