豆の木、つる(Vine)は、マリオシリーズに登場する仕掛け。
概要[]
童話『ジャックと豆の木』の描写がおおよその元ネタと思われる、らせん状になって天高く伸びる植物のつる。初代『スーパーマリオブラザーズ』から登場している物体で、伸びたつるに掴まって登っていく事で、雲の上などにあるボーナスステージに進む事ができる。ボーナスの内容は作品やステージによって異なるが、多くの場合大量のコインが配置されていたり、ワープ土管の入り口だったり、スターコインなどの収集要素が隠されている事が多い。
特定のレンガブロックやハテナブロックを叩くと天高く伸びていく。「豆の木」の名前に反して伸びている間のつるの最上部はパックンフラワーであることがほとんど。豆の木を出したときに出る音は、スーパーキノコなどのアイテムを出した場合よりも長く続く。該当のブロックを誤ってヒップドロップで叩いてしまうと、当然つるは下方向に伸びて行ってしまい泣きを見ることになる。
作品によってはつたを登り切ってもマップが変化せず、上空の足場への移動手段として使われていることもしばしば。
登場作品[]
- スーパーマリオブラザーズ
- 初登場作品。
- スーパーマリオブラザーズ2
- 上空の存在しないこれらのゲームでは基本的にマップ移動用。ワープ先は様々だが、ボーナスステージかワープ土管のどちらかである。
- 夢工場ドキドキパニック / スーパーマリオUSA / スーパーマリオアドバンス
- 「つる」の名で登場した初の作品。ブロックが登場しないので伸びる最中なども見られない。掴まっている間は上下だけでなく左右にも移動が可能なため、しっかり十字ボタンの上だけを押さないと左右にするっと落ちてしまいやすい。
- スーパーマリオワールド / スーパーマリオアドバンス2
- New スーパーマリオブラザーズ U / New スーパールイージ U / New スーパーマリオブラザーズ U デラックス
- マリオカートアドバンス / マリオカートDS / マリオカート ツアー
- つるを登った先の雲の上をモチーフにしたコース「スカイガーデン」が登場。
- マリオカート8 / マリオカート8 デラックス
- 『マリカアドバンス』のものとは異なる、つるを登った先の雲の上をモチーフにしたコース「スカイガーデン」が登場。巨大なハテナブロックも登場しており、アクションゲームシリーズにおける「ブロックを叩くと出現するつる」を表現している。
- 『8DX』の「コース追加パス」第1弾で、『アドバンス』版のスカイガーデンも復刻されて登場。『ツアー』でアレンジされたものを下地に置いている。
- マリオパーティ5
- ミニゲーム「まめのきジャンプ」で登場。巨大な豆が地面に落ちて、そこから即座につるが伸びていく様子が見られる。他のゲームで登場する豆の木とは性質が異なる。
- マリオパーティ9
- マップ「アドベンチャーロード」で登場。近くにあるラッキーマスに止まると「つる」を登り、多くのリトルスターをゲットできるチャンスを得る。また、ミニゲーム「早押しブロック」でも登場する。
- マリオパーティ スーパースターズ
- 「まめのきジャンプ」が復刻。
- スーパー マリオパーティ ジャンボリー
- マリオのチャレンジミニゲーム「マリオのミニゲームメドレー」の第一種目が「まめのきジャンプ」。豆の木を登った先が第二種目「のっかれボール」の舞台になっている。
- Hotel Mario
- レベル4「Lemmy's High-ate Regency Hotel」前のムービーで登場。ルイージが地面に落ちていたハテナブロックを蹴飛ばして出現させる。
余談[]
- 『スーパーマリオブラザーズ』には、「1-1に豆の木が存在し、登ったにも関わらず地下のボーナスステージに入ってしまうバグがある」というガセネタが存在した。本来、1-1には豆の木が存在せず、「再現動画」とされたものはチートによって豆の木を呼び出していた事が判明している。