次元ワザ(Flip)は、ペーパーマリオシリーズで使えるアクション。
概要[]
『スーパーペーパーマリオ』でマリオが使えるアクション。本作におけるステージは横スクロールアクションのように画面を真正面から映しているが、次元ワザを発動させるとマリオの向きが回転。それに合わせてカメラの位置も90°回転し、画面を横から映す形になる。これによってステージが3Dになって奥行きが把握できるようになり、2Dの状態では見えなかった様々な物を見つけられる。その存在は宣伝などで特に押し出されており、本作の顔ともいえる能力である。
登場作品[]
- スーパーペーパーマリオ
- 1-1「ぼうけんのはじまり」で、次元仙人ア・ゲールから教えてもらう事で習得。説明文やアンナから「困ったときは次元ワザ」と言われるほど重要なアクションであり、また予言に謳われる「勇者」が扱える技ともされている。
- 発動と解除はAボタンで行う。空中にいる間は切り替え不可能。3D空間に移動することで、2D空間ではペラペラだったり物に重なっていたり周囲と同化していたりして見えなかったブロックや仕掛け、道などが見えるようになる。敵キャラやNPCの中にも3Dでのみ見える個体がおり、ストーリー上では変な寝返りをうって3D空間に移動してしまったレドを元の2D空間に戻してやるイベントがある。
- 2D空間で見えるペラペラなものは、3D空間では触れられない。これによって敵や障害物をやり過ごして通り抜けられる反面、足場に乗ったりブロックを叩いたりする事ができなくなる。その他奥行きが無い方が都合の良い場面も多くあり、ずっと発動していればよいというものではない。2D空間か3D空間のいずれかでのみ触れられる足場に乗っている状態で次元を切り替えた場合、足場が無くなって落下直前マリオがじたばたしている間に、2ボタンを追加入力して空中ジャンプができる。
- 発動中は「次元ワザゲージ」が徐々に減っていき、これが無くなるとマリオが1ダメージ受けてしまう。ゲージは2D空間にいる事で回復していく他、0になると再び満タンになる。カゲマリオのカードを入手すればゲージが減らなくなる。
- あくまでマリオの固有能力であるため他のキャラでは3D空間に移動することができず、発動中にキャラを変えても強制的に2D空間に戻されてしまう。一方ザコ敵やブブドーには、2D空間と3D空間を行き来する能力を持ち、こちらに合わせて切り替えてくる個体がいる。このような個体は点線で四角く囲われており、アンナで調べると
- 「さらに これは 2Dと3Dを
- 行き来するチカラを もつタイプね…」
- という解説が挟まる。これ以外にも、次元を移動する能力を標準で持っていたり(ダークテレサなど)、そもそも本体や攻撃に奥行きがあり3D空間でも避けられない(ハンニャーなど)ザコ敵もいる。
その他[]
- 『ペーパーマリオ カラースプラッシュ』のグリングリンパワーラボにある『スーパーマリオブラザーズ3』を再現したエリアでは、ペンキの力を使うことで次元ワザのようにステージを3Dにする事ができる。詳細は当該記事参照。