この記事はマリオシリーズに関連しない事も含まれる事柄についての記事ですが、マリオペディアではマリオ関連についてしか記述していません。また、編集の際はマリオに関連しない方面へ内容を発展させないようにしてください。 |
『星のカービィ』シリーズ(Kirby)とは、主にハル研究所が開発し、任天堂が発売しているゲームシリーズ。当時HAL研究所に所属していた岩田聡や『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』でお馴染みの桜井政博が開発に関わった作品。
シリーズの概要[]
1992年に発売されたゲームボーイ用ソフト『星のカービィ』を第一作目とするアクションゲームシリーズ。丸くてピンクの主人公カービィによる、敵キャラを吸いこんで別の敵キャラに吐き出して倒すという独特なシステムと、息を吸い込むことによるプカプカ空飛び能術「ホバリング」によりほぼ永久的に空を飛び続けられるという親切設計が特徴[1]。シリーズ第二作目から登場した、吸い込んだ敵キャラの能力を奪う「コピー能力」により、ステージの攻略法がプレイヤーによって大きく変わることも印象的。
もともとは開発元のHAL研究所が『ティンクル★ポポ』として発売する予定であったものを、宮本茂によるちゃぶ台返しによって改題、難易度増加、発売元が任天堂になったなどで現在の形に落ち着く。マリオシリーズでは上手くいかない2人プレイの課題を与えられたり[2]、両シリーズのキャラクターが共演したりと、マリオシリーズとの関係は深い。
マリオシリーズとの関わり[]
ゲーム作品[]
- 星のカービィ スーパーデラックス - 1996年3月21日発売 - スーパーファミコン
- デデデ大王戦やミニゲーム「かちわりメガトンパンチ」の背景でマリオ、ルイージ、キノピオ、キャサリン、ピーチ姫(見切れている)、クッパ(ミニゲームでは完全に映っていない)[3]が観戦している。
- お宝を集めるゲームモード「洞窟大作戦」には『ゼルダの伝説 夢を見る島』にカービィのようなキャラが登場したおかえしとして多くの任天堂作品のネタが含まれており、マリオシリーズからは「バケツ」「かめこうら」「コングのたる」「カートのタイヤ」が登場。
- さらにコピー能力「ストーン」でマリオ像に変身することがあるほか、スタッフクレジットのエグゼクティブプロデューサーのマークにはマリオが使われている。レアな黄金像としてはサムスのものもある。
- 星のカービィ3 - 1998年3月27日発売 - スーパーファミコン
- 各ステージの困っているキャラクターとして多くの任天堂キャラクターが登場し、ファイアフラワーによく似た"ヒバナモドキ"、『マリオのピクロス』の問題を基にしたキャラ"HB-002"と"HB-007"、ファミリーコンピュータ ロボットなども登場する。
- なお、ザコ敵としてトゲゾーというキャラが登場するが、こちらはマリオのトゲゾーとは無関係であるという見方が強い。
- コロコロカービィ - 2000年8月23日発売 - ゲームボーイカラー
- 『スーパーマリオブラザーズデラックス』を手掛けたチームが開発。マリオを意識して4コース×8ワールド構成となっており、ワープゾーンもある。開発体制もマリオ的であったという。
- また、開発段階ではヨッシーもプレイヤー案に上がっていた。
- 星のカービィ ウルトラスーパーデラックス - 2008年11月6日発売 - ニンテンドーDS
- 上記『スーパーデラックス』のリメイクで、ほとんど同作と同様にマリオとのコラボ要素がある。
- デデデ大王戦の観客からキャサリンとクッパが消え、代わりにワリオが加わった。エグゼクティブプロデューサーのマークは『大王の逆襲』で見られるように変わり、黄金のマリオ像になっている。
- 本作以降、ストーンで変身できる像にレンガが加わり、後述の『Wii』には登場しないが『星のカービィ トリプルデラックス』以降は毎回登場するようになる。
- マリオ像のポーズが『スーパーデラックス』ではピースしていたのが、マリオがピースしなくなったことに伴ってか変わった。
- 星のカービィ Wii - 2011年10月27日発売 - Wii
- 4-1の大砲で飛ばされながら進むシーンや5-3のロープにぶら下がって進むシーンにバナナが配置されており、ドンキーコングシリーズのパロディとなっている。また「ふんづけシューズ」というくつマリオによく似た要素が登場する。
- 星のカービィ 20周年スペシャルコレクション - 2012年7月19日発売 - Wii
- 上記『スーパーデラックス』『3』がプまるまるレイできる形で収録。各種要素が登場。
- タッチ!カービィ スーパーレインボー - 2015年1月22日発売 - Wii U
- 「Nintendo News」で掲載された本作を題材にした4コマ漫画でマリオとヨッシーが登場。
- こちらは余談だが「森のきのこに気をつけて」という『スーパーマリオRPG』の「森のキノコにご用心」と似た名前のBGMが存在。
- 星のカービィ ロボボプラネット - 2016年4月28日発売 - ニンテンドー3DS
- ストーンの変身としてマリオ像が登場。同じくレアな黄金像としてたぬきち、マスターハンド(コピー能力「スマブラ」の下必殺ワザで変身するもの)も登場している。
- 星のカービィ ディスカバリー - 2022年3月25日発売 - Nintendo Switch
- 映画館であるワドルディシアターに「カービィストーリー」というキーワードがあり、『マリオ&ルイージRPG』を意識している可能性がある。
- 星のカービィ Wii デラックス - 2023年2月24日発売 - Nintendo Switch
- 上記『星のカービィ Wii』のリメイク作品。同様の要素が登場。
漫画作品[]
- 星のカービィ デデデでプププなものがたり 4巻 - 1996年10月25日初版発行
- 第8話「デデデ大王、グルメパーティを開く!!」で、ストーンカービィの変身としてマリオ像が登場。
- 星のカービィ デデデでプププなものがたり 8巻 - 1998年5月25日初版発行
- 第1話「カービィの一日おまわりさん!?」で、警察の帽子を被って見たかったという理由で一日おまわりさんになりそうなカービィを止めるべく、リックがマリオの帽子を用意し、「キノコくえるぞ」と諭した。
- 星のカービィ デデデでプププなものがたり 15巻 - 2001年10月25日初版発行
- 第3話「記念日をつくろう!!」で、かつて存在した大王感謝の日をデデデ大王が復活させたことで催されたパーティで、カービィがマリオの格好をして『マリオパーティ』を開催しようとした。
- 星のカービィ デデデでプププなものがたり 19巻 - 2003年4月25日初版発行
- 第4話「デデデ大王の家出」で、デデデ大王の散らかった部屋に『ルイージマンション』のパッケージが置かれている。
- 星のカービィ 〜まんぷくプププファンタジー 〜 1巻 - 2017年11月1日初版発行
- 第9話「頭に…なんか生えた!?」でカービィがやっているゲームの中で、ブロックからキノコが出てきている。
- 星のカービィ 今日もまんまる日記! 1巻 - 2017年12月3日初版発行
- 第6話「ガチです!? 仮装パーティ開催!」で『ロボボプラネット』からの要素としてマリオ像が登場。また、『スーパーマリオ オデッセイ』が発売された時期の第18話「開幕!! おもしろ桃太郎!!」のラストにキャッピーが紛れ込んでいる。
- 星のカービィ デデデでプププなものがたり デデデ編 - 2018年3月17日初版発行
- おまけ4コマとして「マリオカービィ」を掲載。カービィがマリオに扮して桃を助ける冒険に出る。ラストには桃本人も後ろ姿で登場。
「小学四年生」1996年11月号付録冊子「マリオvsカービィ夢の爆笑4コマ対決!!」にて、『スーパーマリオくん』と『星のカービィ デデデでプププなものがたり』の4コマ漫画がともに掲載された。ただし、共通のお題でそれぞれの作者が4コマ漫画を描いたものはあるが、直接的に両作が絡んだ漫画はない。
客演・共演[]
- スーパーマリオメーカー
- マリオの変身状態「キャラマリオ」のひとつとしてカービィ、デデデ大王、メタナイトが登場。効果音はファミコン版『星のカービィ 夢の泉の物語』からの拝借。
- マリオカート8 / マリオカート8 デラックス
- 対応したamiiboを使用すると、Miiがカービィ風のレーシングスーツになる。
- マリオ&ルイージRPG
- ヨッシーシアターに「KIRBY STORY」なるポスターがあり、カービィが描かれている。
- ドンキーコンガ3 食べ放題! 春もぎたて50曲♪
- 「星のカービィ 夢の泉の物語」を収録。
- Donkey Konga 2
- 欧州版のみ『カービィのエアライド』の「グリーングリーンズ」を収録。
- ヨッシー ウールワールド / ポチと! ヨッシー ウールワールド
- 対応したamiiboを使用すると、ヨッシーの柄がカービィ、デデデ大王、メタナイト、ワドルディ(『ポチと!』のみ)風の配色に変化する。
- また、同じくグッド・フィール開発の『毛糸のカービィ』から一部効果音を流用している。そして「ヨッシーとクッキー」で流れる曲には同作のメインフレーズと同じフレーズがイースターエッグとして含まれている。
- ゼルダの伝説 夢をみる島 / ゼルダの伝説 夢をみる島 DX
- 敵キャラクターとしてカービィが登場し、同じくゲスト出演しているマリオシリーズのキャラクターと共演。余談だが、同作には当シリーズに登場する敵キャラクター"ゴルドー"に似たキャラも登場している。
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- 初代からファイターとして本シリーズの主人公カービィが参戦。『X』以降はメタナイトとデデデも加わり、ファイターやステージ、アシストフィギュアなどとして登場するマリオシリーズのキャラクター達と共演。カービィがマリオシリーズのファイターをコピーして各キャラを模した姿に変身する。『DX』以降カービィの下必殺ワザ「ストーン」でドッスンに変身することがある。
- AV仕様ファミリーコンピュータ(ニューファミコン)、スーパーゲームボーイ
- テレビCMでマリオシリーズ、星のカービィシリーズ、ゼルダの伝説シリーズのキャラクターが共演している。
- ワイルドトラックス
- マリオやカービィをはじめとする任天堂キャラクターの絵が描かれたパネルが登場する。
- ピクロスNP vol.3
- 『マリオのスーパーピクロス』のシステムやBGMを多く使用したタイトル。「キャラクター」モードの題材が『星のカービィ スーパーデラックス』に登場するキャラクター。
- ファミコンリミックス2 / ファミコンリミックス1 + 2 / ファミコンリミックス ベストチョイス
- マリオシリーズの作品と『星のカービィ 夢の泉の物語』がともに題材として登場し、双方の作品の要素が混ざった「リミックス」ステージも登場する。
- スーパーマリオくん 4巻
- 第10面「マウスは災いの元!? 怪獣マリオ出現!!」にて、ルイージが『星のカービィ』のCMソング(絵かき歌)を歌いながらテレビ画面にペンでカービィの絵を描いた。
- スーパーマリオくん 5巻
- 第1面「モンスターテレサ出現!! 恐怖の館を脱出せよ!!」にて、テレサに混ざってカービィが登場し敵キャラを平らげて帰って行った。
- スーパーマリオくん 7巻
- 第9面「敵!? 味方!? ドジなどろぼうケイプ登場!!」にて、ケイプが星のカービィシリーズのアイテムを商品にしており、盗みはいけないとしてカービィがそれらのアイテムを吸い込んで取り戻し帰って行った。カービィは、マリオたちからは一瞬テレサと見間違えられた。
- スーパーマリオくん 9巻
- 第5面「ザ・ガマン!? 三番勝負でチャンプを目指せ!!」に登場する「世界一
強いやつ大会」の第二試合の種目「カラオケ」が、カービーのマイクを我慢するという内容であった。誤字は原文そのまま。
類似・パロディ[]
- スーパーマリオランド2 6つの金貨
- 敵キャラクターのウニボーが、当シリーズに登場する敵キャラクター"ゴルドー"に酷似している。なお、公式イラストは大きく違うため偶然であると思われる。
- マリオ&ルイージRPG3!!!
- ゲラコビッツのセリフ「メタコロキノコでキノピオたちをコロコロにしたのも!おまえにバキュームキノコを食わせて利用したのも!すべてはワレの天才的な計画だったるるよ!」というセリフが『星のカービィ スーパーデラックス』に登場するマルクのセリフ「たいようと月がケンカしたのも、キミがこうしてうちゅうにいるのも、すべては、ボクのかんぺきなけいかくなのサ!」に似ている。意識したかは不明。
- マリオ&ルイージRPG1 DX
- ヨッシーシアターのポスターは差し替えられている。
- クッパ軍団RPGでゲラコビッツのセリフに「3・・・2・・・GO!」という『スーパーデラックス』のギャラクティック・ノヴァが願いを叶える時に発するセリフ「3・2・1・GO!!」に似ているが意識したかは不明。
余談[]
- 漫画『ドクターマリオくん』の作者・あおきけい&みかまるは、星のカービィシリーズを題材とした漫画『星のカービィ プププヒーロー』も描いていた。
- 本シリーズのディレクターやゼネラルディレクターとして知られる熊崎信也が、『RPGツクール3』で作り「アスキーソフトウェアコンテスト」で入賞を果たした「天のお仕事」の中には横スクロールアクションのステージがあり、その途中にコングがいるところまでタルを避けながら進むというマップがある。
脚注[]
- ↑ これらのシステムに関しては、開発者である桜井政博本人がマリオシリーズに登場するノコノコを引き合いに出して「『敵を利用する』楽しみを、ローリスクで楽しめるようにしたもの」と語っている。参考:桜井政博のツイート(2011年1月1日)
- ↑ 社長が訊く『New スーパーマリオブラザーズ Wii』
- ↑ ゲーム内ではこれがクッパとはわからないが、データ解析でクッパと判明している。
関連項目[]
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- マリオ・カービィ 名作ビデオ
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
| ||
---|---|---|