マリオペディア
マリオペディア
(カテゴリを追加)
(interwiki)
1行目: 1行目:
[[Category:ビデオゲーム]]
 
 
[[画像:Brawl.jpg|right|thumb|大乱闘スマッシュブラザーズX]]
 
[[画像:Brawl.jpg|right|thumb|大乱闘スマッシュブラザーズX]]
 
『大乱闘スマッシュブラザーズX』(だいらんとうスマッシュブラザーズエックス、Super Smash Bros. Brawl)は、ソラ開発、任天堂発売のWii専用ゲームソフト。略称は『スマブラX』。
 
『大乱闘スマッシュブラザーズX』(だいらんとうスマッシュブラザーズエックス、Super Smash Bros. Brawl)は、ソラ開発、任天堂発売のWii専用ゲームソフト。略称は『スマブラX』。
54行目: 53行目:
 
== みんなで(多人数対戦モード) ==
 
== みんなで(多人数対戦モード) ==
 
制限時間、ハンディキャップ、アイテムの出現頻度などの様々なルールを設定しての大乱闘や、多人数のトーナメント大会をゲーム側で生成する'''トーナメント'''や、5人以上でプレイする際にゲーム側から操作プレイヤーを指定する'''かちぬけ'''による多人数でプレイする際のマッチング機能の充実など、基本的には前作と同様。マイナーチェンジとして、'''評価制バトル'''の撤廃、ハンディキャップが性能から最初から蓄積されるダメージに変更、特殊なルール上で乱闘する'''スペシャル乱闘'''では、様々なルールを複合させたルールでの乱闘が可能となっている。
 
制限時間、ハンディキャップ、アイテムの出現頻度などの様々なルールを設定しての大乱闘や、多人数のトーナメント大会をゲーム側で生成する'''トーナメント'''や、5人以上でプレイする際にゲーム側から操作プレイヤーを指定する'''かちぬけ'''による多人数でプレイする際のマッチング機能の充実など、基本的には前作と同様。マイナーチェンジとして、'''評価制バトル'''の撤廃、ハンディキャップが性能から最初から蓄積されるダメージに変更、特殊なルール上で乱闘する'''スペシャル乱闘'''では、様々なルールを複合させたルールでの乱闘が可能となっている。
  +
  +
[[de:Super Smash Bros. Brawl]]
  +
[[it:Super Smash Bros. Brawl]]
  +
[[pl:Super Smash Bros. Brawl]]
  +
[[en:Super Smash Bros. Brawl]]
  +
[[nl:Super Smash Bros. Brawl]]
  +
[[da:Super Smash Bros. Brawl]]
  +
[[no:Super Smash Bros. Brawl]]
  +
[[fr:Super Smash Bros. Brawl]]
  +
[[fi:Super Smash Bros. Brawl]]
 
[[Category:ビデオゲーム]]
 
[[Category:Wiiソフト]]
 
[[Category:Wiiソフト]]

2020年7月6日 (月) 08:06時点における版

Brawl

大乱闘スマッシュブラザーズX

『大乱闘スマッシュブラザーズX』(だいらんとうスマッシュブラザーズエックス、Super Smash Bros. Brawl)は、ソラ開発、任天堂発売のWii専用ゲームソフト。略称は『スマブラX』。

シリーズ全作品の概要に関しては『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』を参照。また、本記事において「1作目」「64版」とは『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』、「前作」「DX」とは『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のことを指す。

概要

様々な任天堂のゲームに登場したキャラクター達が共演する、簡単な操作と相手を画面外へ吹き飛ばして勝利するというルールの対戦アクションゲームである『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズの第3作目。本作のタイトルにつけられた「X」は、「交差」および「交わり」などの意味から付けられており、シリーズ初めてのサードパーティーのキャラクターの参戦、同時収録されたアクションゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズX ~亜空の使者~』上での任天堂のキャラクターのドラマ的なストーリーでの競演、多数の著名なゲーム音楽作曲家の製作への参加、ニンテンドーWi-Fiコネクションによる従来のスタンドアローンの枠を越えたプレイヤーの交流などの、本作での様々なクロスオーバーを暗示したものとなっている。

操作方法やボリュームの手軽さを押し出した『Wii Sports』『Wii Fit』に象徴されるWiiというハードのカラーとは対照的に、Wii専用ソフトとしては初めてメディアに大容量の二層の光ディスクを採用した、重厚長大なボリュームを持ちハードの売上を牽引するソフトとして、ハード開発当初から並行して開発が進んでいた。製作ディレクターはこれまでのシリーズと同じく元HAL研究所の桜井政博が担当し、製作には700人ものスタッフを擁し、2006年の情報初公開から数々の発売延期を挟み、足掛け2年以上の開発期間を経て完成・発売された。

発売2週間で、Wiiで発売されたソフトとしては史上最速の100万本売上を達成している。、2008年7月現在、『Touch! Generations』以外では最も売上の多いWii用ソフトである。


キャラクター

本作では、シリーズ初めて任天堂以外のメーカーが製作したキャラクターであるソリッド・スネーク(コナミ、メタルギアソリッド)、ソニック・ザ・ヘッジホッグ(セガ、同名のシリーズ)がプレイヤーキャラクターとして登場が実現している。

これ以外にも本作には多くの任天堂のキャラクターが新たに登場している。ワリオ(マリオシリーズ、本作ではメイド イン ワリオ仕様)、メタナイト、デデデ(星のカービィシリーズ)、ディディーコング(ドンキーコングシリーズ)のような以前から要望の強かった、シリーズの人気キャラクターに加えて、アイク(ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡)、ゼロスーツサムス(メトロイド ゼロミッション)、リュカ(MOTHER3)、ルカリオ(ポケットモンスター ダイヤモンド・パール)、トゥーンリンク(ゼルダの伝説 風のタクト)など、前作『スマブラDX』以降に発売されたシリーズ最新作(に近い)のキャラクターも参戦している。この他、3匹のポケモンを交代させながら戦うポケモントレーナーや、原作よろしくピクミンを生産・消費しながら戦うピクミン&オリマーなどの前作以上の個性派キャラクターも新登場した。また、本作では64版にあった各キャラクターの登場時の演出が復活している。

グラフィックの進化と共に、前作同様にプレイヤーキャラクターは、原作でのクオリティに関わらず見た感触を統一させる方針が採られた。ピーチ姫やリンクなどこれまでに登場したキャラクターの多くが最新作でのデザインに合わせられている他にも、新キャラクターの一人であるピットは、1986年の作品である『光神話 パルテナの鏡』が唯一の登場作品となっているため、本作の登場に際してはキャラクターそのものが『スマブラX』のオリジナルとも言えるような大胆なアレンジが加えられている。

同時収録のアクションゲーム『亜空の使者』では、「亜空軍」として本作オリジナルの敵キャラクターが多数登場しており、この中にはハンマーブロス(マリオシリーズ)やリドリー(メトロイドシリーズ)などの既存ゲームの敵キャラクターが含まれている。また、ファミリーコンピュータ ロボットを模した敵キャラクターが登場し、条件を満たせばプレイヤーキャラクターとして製品版に忠実なファミリーコンピュータ ロボットが使用できる。プレイヤーキャラクター以外にも、本作ではアシストフィギュアという、アイテムの使用によって様々な任天堂のキャラクターが登場し、プレイヤーキャラクターと同じ場で活躍を見せるシステムが作られている。アシストフィギュアの中には『nintendogs』のラブラドール・レトリーバーのような全く戦えないようなキャラクターも登場する。

隠しキャラクターを使用できるプレイヤーとニンテンドーWi-Fiコネクションによって対戦すると隠しキャラクターがわかってしまうこともあり、本作では隠しキャラクターを「隠さない」方針とすることを発表しており(ただし、大観戦では公式ページで発表されていなかったキャラクター・ステージを含んだ映像は避けて公開されており、公式サイトではネタバレが書かれたページを見る際には警告が表示される)、『亜空の使者』をプレイすれば早い段階で全キャラクターが使用可能になる。使用できるキャラクターはプレイ初期段階で23人、最終的には総勢35人に及ぶ。本作に関する情報公開から早い段階で、前作に登場したいくつかのプレイヤーキャラクターは引き続いて参戦しないことが発表されており、本作ではミュウツー、こどもリンク、ドクターマリオ、ピチュー、ロイはプレイヤーキャラクターとして登場しなかった(同じ少年リンクという点でトゥーンリンクはこどもリンクのリファインだともいえる)。

ゲームシステム

「サイドビュー構成の画面の中でキャラクターを操作し、用意された多彩な技やステージ出現するアイテムなどを使って敵キャラクターを攻撃しダメージを蓄積させ、相手を画面外まで吹き飛ばすと相手を撃墜したことになり、ポイントが加算される」というルールはこれまでのシリーズ同様である。スマッシュホールドなど、前作で追加された操作は本作でも継承されている。

本作では新たに、出現するアイテム「スマッシュボール」を攻撃して獲得することで、各キャラクターに最後の切りふだという一撃で相手を画面外へ吹っ飛ばせるような必殺技を超える超必殺技を発動させることができるようになった。最後の切りふだは「スマッシュボール」を獲得したあとに通常必殺技と同じ操作をすることで一回だけ使用できる。これは「スマッシュボール」が出現することで、プレイヤーがそれに注目しゲームの流れが変わっていくという目論見のもと、1作目の頃から構想されていたシステムである。

他にも

  • ゲームスピードの低速化(64版に近い)(連続攻撃・威力の強い攻撃など)
  • ボタン連打(コンビネーション)とボタン押しっぱなし(弱攻撃の一段目連打)による弱攻撃の二種類の使い分け
  • ジャンプボタンに関連したアクション「踏み台ジャンプ」「泳ぐ」
  • 空中緊急回避の仕様変更(空中で何度も使用できるようになったが、浮くことができなくなった。)
  • 3種類のアピール
  • いきなりコケる

などの新しい操作の追加や既存システムの変更が行われている。

また、Wiiで使用できるコントローラが多様であるのと同様に、本作で操作に使用できるコントローラもまた多様で、「Wiiリモコン」「Wiiリモコン+ヌンチャク」「クラシックコントローラ」「ゲームキューブコントローラ」の4つのコントローラデバイスから選択することができ(3Dスティックが備えられていないWiiリモコンの操作では、十字キーを同じ方向に素早く2回押すことで「はじき」操作が可能)、ボタンの割り当てをプレイヤーがゲーム内登録ネーム(おなまえ)ごとにそれぞれカスタマイズできる。さらに、Wiiリモコンを介して設定の持ち運びも可能になっており、操作設定の一つにもユーザビリティの向上の徹底が図られている。

ステージ

ステージは全て一新されており、全部で31種類のステージが用意され、これに加えて前作に登場したステージの一部がDXステージとして10種類、再度登場しており、総ステージ数は41となる。

前2作でも主に対CPU用のステージとして登場していたオーソドックスな地形を持つステージ「戦場」は、本作ではスマブラを象徴するステージとしてリファインされている。また、スマブラの世界観を現したステージの「終点」も、本作では「戦場」と合わせて最初から対戦で使用できるステージとなっている。

任天堂作品をモチーフにした新ステージは、プレイヤーキャラクターが登場しているゲームのシリーズから平均して1つずつ用意されている。また、前作では登場キャラクターに関連するシリーズのみだったが、本作では登場キャラクターに関係ない「すま村」(どうぶつの森)などもステージとして登場している。ステージの内容は「ドルピックタウン」(スーパーマリオサンシャイン)、「オルディン大橋」(ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス)のように一つの作品の内容を踏襲したものから、「攻城戦」(ファイアーエムブレム)、「ライラットクルーズ」(スターフォックス)のようにシリーズの内容を包括したものまで様々。シリーズ恒例であったファミコン風のステージ「いにしえの王国」はグラフィックはハード相応に、ステージ配置を再現した「いにしえっぽい王国」にリニューアルされ、新たにファミコンゲームのステージそのものをステージ化したようなステージが登場した。

ステージBGMに関しては、本作では前作で用意されていた「裏ミュージック」の発展系として、ステージごとに最大10曲以上のBGMが用意され、それぞれのBGMが流れる確率をプレイヤー側から設定できるオレ曲セレクト機能を搭載している。

本作では新たに、自分で自由にオブジェクトを配置してステージを作ることができる。前作のステージには多彩なギミックを入れたため遊びにくくなった面があった反省として、今回は極端なギミックを入れたステージは少なめにした上で、こうしたプレイヤーオリジナルステージに新奇性を委ねることが目的となっている。

みんなで(多人数対戦モード)

制限時間、ハンディキャップ、アイテムの出現頻度などの様々なルールを設定しての大乱闘や、多人数のトーナメント大会をゲーム側で生成するトーナメントや、5人以上でプレイする際にゲーム側から操作プレイヤーを指定するかちぬけによる多人数でプレイする際のマッチング機能の充実など、基本的には前作と同様。マイナーチェンジとして、評価制バトルの撤廃、ハンディキャップが性能から最初から蓄積されるダメージに変更、特殊なルール上で乱闘するスペシャル乱闘では、様々なルールを複合させたルールでの乱闘が可能となっている。