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ラリー(Larry Koopa)は、マリオシリーズに登場するキャラクター。

概要[]

クッパ7人衆の一人。後ろに流れている青いモヒカンヘアと、瞳の小さな縦長の目が特徴。持っている杖の宝石の色はオレンジで甲羅は水色。7人の中では最年少だがレミーよりは体格が大きい。怒りっぽくケンカっ早い性格をしていて、作中では度々いら立っている様子が見られる。
クッパ7人衆がコクッパとして初登場した『スーパーマリオブラザーズ3』で最初のボスを務めた影響か、以降の作品でも最初のボスを務めることが比較的多い。行動パターンも単調であることが大概だが、それを補うように仕掛けのあるステージで戦うこともある。

登場作品[]

スーパーマリオブラザーズ3 / スーパーマリオコレクション / スーパーマリオアドバンス4
他の6人と共に「コクッパ」として初登場。ワールド1「草原の国」のボスとして登場し、王様を犬(リメイク2作ではガラゲーロ)の姿に変えて魔法の杖を奪っていた。歩きながら魔法弾を放ち、時折ジャンプをしてくる。ジャンプの高さはダメージを与えるごとに高くなる。
この時の甲羅の色は緑色である。また、他の7人衆同様日本版発売時には名前がなく、アメリカ版発売時に米任天堂のスタッフによって名前がつけられた。
スーパーマリオワールド / スーパーマリオアドバンス2
ワールド7「魔王クッパの谷」のボスとして登場。ワールド1のボスであるイギーと同じく傾く浮島の上で戦う。左右に移動しながら、時折頭からオレンジ色の転がる弾を出してくるといったように、行動パターンはイギーと同じだが、右・中央・左の三箇所から定期的にバブルが飛び出してくるので難易度が上がっている。
New スーパーマリオブラザーズ Wii
オープニングで7人衆全員で誕生日ケーキの中から登場。ワールド1の砦と城のボス。砦で出会った際は頭から湯気を出しながら怒る。高くジャンプをしながら移動し、青い魔法弾を放ってくる。一度ダメージを与えるごとに甲羅に入ってスピン攻撃をしてくる。2度ダメージを与えるとジャンプ力が上がる。ステージの両端は穴になっているがラリーがそこに落ちることはない。城での戦いではカメックが床に魔法をかけ、5つに分かれた足場が上下に動くようにしてくる。エンディングでは力なく歩き倒れているところを、クッパJr.にクッパを起こすのを手伝うよう指示されている。
この作品以降はデザインに手が加えられ、牙の数が4本から2本に減り、目の横に青い星マークが描かれるようになった。また、甲羅の色が水色になった。
New スーパーマリオブラザーズ 2
オープニングでクッパクラウンにしがみつき登場。隠しステージであるキノコワールドのボス。下からすり抜ける足場が3つあり、床と天井の2箇所ずつから柱が出たり入ったりしている小部屋で戦う。魔法弾が壁で反射し、一定時間残るようになっている。
6-城ではオープニングと同じようにクッパクラウンにしがみつき登場。マリオを石化させようとしてくる他、一度倒れたクッパに魔法をかけたが、復活した巨大なクッパに吹っ飛ばされた。スタッフロールではクッパクラウンがクッパの重みで地面に落ちた後、逆さまに木にひっかかっている。
New スーパーマリオブラザーズ U / New スーパールイージ U / New スーパーマリオブラザーズ U デラックス
オープニングで自身の顔がついた飛行船に乗り登場。ワールド3「ミントしょとう」のボス。地面から噴水が2種類の高さで吹き出る部屋で戦う。噴水は足場となるが、常に上向きの水流が発生しているのでラリーの移動先が読みづらくなっている。高い噴水が二つ並んでいる場合は、ラリーは甲羅に入ってスピン攻撃をしている状態でも上の足場に攻撃できるので注意が必要。
スーパーマリオメーカー 2
2020年4月22日の大型アップデートver3.0.0で追加。従来の作品通りジャンプで移動しながら魔法弾を放つ。羽を付けるとジャンプ力が上がる。画面内に7体まで配置可能。
マリオカート8 / マリオカート8 デラックス
隠しレーサーとして初参戦。キャッチコピーは「クッパ軍団の特攻隊長」。軽量級の中では一番重いものの一体。エレクトロドリームではスタッフゴーストになっている他、コース中に「Larry Lights」という広告や、踊るヘイホーノコノコの向こうでDJをしている様子が映っているディスプレイが見られる。
マリオカート ライブ ホームサーキット
CPとして登場。登場時のムービーではクッパJr.の真後ろにいたため出発時に跳ね飛ばされている。
マリオカート ツアー
レーサーとして登場。
ペーパーマリオ カラースプラッシュ
ペーパーマリオシリーズには初登場。レストラン オレンジーノのVIPとして、怪我をしたシェフの代わりとしてマリオに巨大な肉を調理させた(この時マリオが調理したことには気づいていない)。その味に満足して小ペンキスターを置いていったあと、オレンジ色の大ペンキスターが落ちたというスターライト岬に向かうサンセットエクスプレス号を乗っ取った。
戦闘前半ではダメージを与えても、毎ターンヘイホーがボイラーにハートをくべて、その煙を浴びて回復してしまうので意味がない。キノピオがヘイホーを止めるまで、キノピオを妨害するため召喚された増援を毎ターン残さず倒していく必要がある。
ヘイホーの援護が終わった後は毎ターン煙突に魔法をかけ、マリオに煙をぶつけてくる。煙に包まれた状態ではこちらの攻撃が外れてしまう。モノカードの「コルクセン」を使うことによって煙突を塞ぐことができる。煙突をふさげないと最後には連続で踏みつけられてゲームオーバーになる。
また、本作で初めて固有の戦闘曲が流れるようになった。曲名は『ラリーの暴走機関車バトル』。
マリオ&ルイージRPG / マリオ&ルイージRPG1 DX
クッパ城で戦うクッパ7人衆の7番目として登場。戦闘前にテニスラケットで火の玉のラリーを仕掛けてくる。こちらはタルに入ったルイージを操作し、ボムへいに火の玉が当たらないよう一定回数打ち返す。
その後の戦闘ではじげんボムが登場し、8ターン以内に倒さないと強制的にゲームオーバーとなる。使用技は火炎攻撃と甲羅に入ってのスピン攻撃。このうち火炎攻撃には弾速が早いものと遅いものがあり、遅いものはこちらがハンマーで打ち返してもさらに何回かテニスラケットで打ち返してくる。リメイク版ではHPが大きく上がり、じげんボムのカウントが5ターンに減った他、セリフが少しだけ追加された。
クッパ軍団RPG」では「ラリーの砦」でボスとして登場。倒すとイギー、モートンウェンディがどこにいるかを教えてくれる。えんきょりタイプで命中率が高い。攻撃時にはテニスラケットで火の玉を打って攻撃する。
マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX
ゲームにセリフを伴って登場するのは初めて。一人称は「オイラ」で、「アッハッハ〜」と笑う。ニテルデ諸島の地下のクッパ城に続くドカンの中にルドウィッグと共に待機し、マリオ達に通行パスを要求した。その後ドカンから出て戦うが、その際なぜかラリーのサイドに並んだルイージに「オマエは あっちだろうが!」と強く怒るシーンがある。終盤、ネオクッパ城で他の7人衆と共に再登場。
戦闘ではこちらと同じようにダークスターポイントを貯め、バトルカードを使ってくる。ある程度ダメージを与えるとヒコウキジャンプ防御のイベントが発生し、ヘイホーが巨大な爆弾を持って追いかけてくる。ルドウィッグを先に倒すと、即死級の強力な魔法攻撃を使ってくる。再戦時にはこちらをマメにするカードを新たに使ってくる。
ちなみにルドウィッグは甲羅に入ってのスピン攻撃を使った後そのまま待機状態のアニメーションになるが、ラリーは少し目を回しているアニメーションが見られる。
マリオ&ルイージRPG3 DX
クッパJr.RPG』に登場。他の7人衆と共にクッパJr.に戦い方をレクチャーする。冒険の途中、クッパ城が襲撃されているという話を聞きウェンディと共にクッパ城へ戻るが、SSカンパニーの策略によってタルに捕らえられてしまった。しかし巨大化したクッパに図らずとも助けられる。その後はレミーと共にイビッキタワーに潰されたクッパの元にいた。巨大化したクッパを応援しようとしてあっけなくやられるが、クッパJr.に「父さんはほめてくれる」と励まされた。エンディングではクッパJr.とおしゃべりをしている。
本作のストーリーでは、率先してクッパJr.の相手になって戦闘をレクチャーしたり、自らの意思で襲撃されているクッパ城に向かったり、メタコロ病治療後の勝利の宴を提案したりと、積極的な性格が目立つ。
ユニットとしては前作の「クッパ軍団RPG」とおなじくテニスラケットで火の玉を打つえんきょりタイプだが本作ではサブリーダーとして設定でき、サブリーダーコマンドはLボタンがマリオ達のミドリこうらと同等の効果を持つ「ラリーラリー」、Rボタンが前作でヘイホー隊長が使用できた「すけっと」。
マリオ&ソニック AT ソチオリンピック
コスチュームの1つに「ラリースーツ」が存在する。入手方法は「アイスホッケーで1試合のあいだにパックを65%以上もっていよう」。
マリオ&ソニック AT リオオリンピック
ニンテンドー3DS版とWii U版に登場。「馬術」に出場する。3DS版ではソニックジムの4日目「こんらんするでんぱ」にスペシャルキャラとして登場し、「エクストラ障害馬術個人」で勝つと使えるようになる。WiiU版では馬術のLv.2で1位を取ると使えるようになる。
マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック
「障害馬術」でゲストキャラクターとして登場。
パズル&ドラゴンズ スーパーマリオブラザーズ エディション
ワールド1のボスとして城と飛行船に登場。木属性。「ラリートルネード」を使って火ドロップを木ドロップに変えてくる。裏ワールド1の飛行船をクリアすると仲間になり、サブキャラクターとして選択できるようになる。サブキャラクターとしてのラリートルネードは光ドロップを木ドロップに、ハートドロップを火ドロップに変える性能。かくせいスキルはクッパ7人衆共通で「スキルブースト」で、味方のスキル発動に必要なターンが少なくなった状態でコースに入れる。
Mario is Missing!
PC版にのみ登場。レベル1で登場し、ルイージにマリオが拐われた事を伝え罵るが、本人もどのドアにマリオが拐われたのかは知らなかったらしい。ルイージがファイアフラワーを取得すると命乞いをする。倒すとモヒカンヘアを残して灰になる。SNES版には登場しないが、説明書に描かれている。
Hotel Mario
3面「Larry's Chillton Hotel」のボスとして登場。閉めるドアの数は15。ボウリングのように鉄球を転がして攻撃してくる。エレベーターを使わずに階を上り下りできる。
ヨッシーのロードハンティング
STAGE4「かいがんコース」のボスとして登場。ヒレのようなものが8つ付いた円形のマシンに乗っている。最初はふわふわと移動しながら二つの砲台から弾を撃ってくる。体力を半分削ると外装が壊れて操縦席が見えるようになり、左右に素早く移動しながらマシンの口から弾を撃ってくる。倒すと白旗を上げながら海面へ浮かんで行く。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / for Wii U / 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
隠しキャラとして参戦。クッパJr.の2Pカラーとして使うことができる。グラフィックや音声は差し替えられるが、モーションや性能はクッパJr.と全く同じ。クッパクラウンの色は水色。『SPECIAL』ではハンマーの代わりに魔法の杖を使うようになった。
レゴマリオ
コースマスターチャレンジ等にボスとして登場。

演者[]

  • レニ・ミネルラ - 『New スーパーマリオブラザーズ Wii』以降、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
  • ミシェール・ヒッピー - 『マリオカート8』以降

余談[]

  • クッパ七人衆のメンバーは著名な音楽家が名前の由来となっているが、ラリーのみ「ただ『ラリー』に見えたから」という理由で名前が付けられている。[1]。この事が明らかになる以前はアイルランドのロックバンド「U2」のドラムスのラリー・マレン・ジュニアが名前の由来であるとする説が有力だった。
  • スーパーペーパーマリオ』のステージ3-4「たいけつ!カメレゴン城」で見ることができるカメレゴンの購入リストの中には「プニオ・ハザード」というものがあるが、これは海外版では「Larry Koopa: Zombie Heartbreaker」というタイトルになっている。
  • 日本版の『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』のフィギュア紹介文には、マリオカート8で使われた「クッパ軍団の特攻隊長」という肩書きが書かれているが、海外版では誤訳でクッパ7人衆のリーダーであると紹介されていた。Wii U版では訂正されている。

脚注[]

関連項目[]

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