メガバッテン(X-Nauts)は、ペーパーマリオシリーズに登場する組織。
概要[]
『ペーパーマリオRPG』においてマリオ達と敵対する組織。バツガルフを総統とし、世界征服を目的に多数の軍団員が集まって構成されている。バツマークが組織の象徴で、腕をバツに交差させるのが敬礼となっている。構成員全員が丸メガネを付けており、この二つを組み合わせた意匠が紋章として使われる。非常に優れた科学技術を持ち、その高度さは月にアジトを建設する程。作中では世界征服のために、1000年のトビラの奥に眠る「魔物の魂」を復活させようと画策。その封印を解くために必要なスターストーンを狙い、各地でマリオ達と激突することとなる。
構成員[]
- アジトにて軍団員を指揮するメガバッテンのリーダー。神官のような姿をしていて、頭部が機械になっている。残忍で卑劣な性格であり、目的達成のためには味方を切り捨てる事も厭わない。終盤にはマリオ達の前に直接現れ戦いを挑み、その後魔物の魂を復活させる事に成功するが、彼もマジョリンの策に踊らされているに過ぎなかった。
- 現場にて軍団員をまとめるメガバッテンの幹部。他の軍団員よりも大柄な姿をしているが、戦闘能力にそれほど差はない。バツガルフの命令を忠実に実行するが、どこか抜けていていつもドジを踏んでしまう。
- メガネすいふ
- ペケダーがトロピコアイランドに乗り込む際に変装した姿。変装というよりただの衣装替えだが、誰も正体に気づかなかった。
- ぐんだんいん
- メガバッテンの大多数を占める下級兵。白い覆面と赤い制服を身につけている。
- Switch版では「ぐんだん員」と表記された。GC版公式サイトでは(軍団員を総称してかもしれないが)漢字で「戦闘員」と表記されている。
- たいぐんぐんだんいん
- トロピコアイランド沖での戦いでペケダーが引き連れる軍団員の大軍。
- Switch版では「たいぐんぐんだん員」と表記された。
- けんきゅういん
- 青い制服の薬の研究員。様々な薬を使って戦う。
- Switch版では「けんきゅう員」と表記された。
- エリートぐんだんいん
- 黒い覆面の上級兵。戦闘能力が少しだけ高い。
- Switch版では「エリートぐんだん員」と表記された。
- 厳密には構成員ではないが便宜上記載。メガバッテンに協力してスターストーンを集める、マジョリン・マリリン・ビビアン(後にランペルと入れ替わる)の三人組。ピーチに魔法の地図の箱を開けさせたのはマジョリンである。怪しい言動が多く、メガバッテンからはあまり信用されていない。その正体はカゲの女王の腹心であり、バツガルフは「魔物は蘇らせた人物の言う事を聞く」という嘘に騙され利用されていた。
主な開発[]
- メガバッテンのアジト
- 月に建設されているメガバッテンの本拠地。バツガルフが指示を出している部屋がある施設であり、ピーチが囚われている場所でもある。工場や薬の研究室などの設備の他、ゴロツキタウンの地下に直通の転送装置がある。
- メガバッテンが誇る宇宙最高のコンピューター。正式名称は「TEC-XX」。アジトでのピーチとの会話を通じて恋を知り、メガバッテンに加担するかピーチを守るか葛藤する。
- バリアーン
- メガバッテンの科学力によって生み出された魔法生物。リング状のビームを放ち攻撃する。
- プチバリアン
- バリアーンの周囲に漂う事でバリアを生成し、一切のダメージを受け付けなくしてくる生物。
- バリアーンZ
- アジトを守るバリアーンの改良型。
- プチバリアンZ
- バリアーンZにバリアを張り守る生物。
- バリアーンXX
- バツガルフの部屋を守るバリアーンの新型。
- プチバリアンXX
- バリアーンXXにバリアを張り守る生物。
- バツバリアン
- バツガルフとの直接戦闘においてバツガルフにバリアを張り守る小型魔法装置。
- バッテンダーロボ
- ペケダーが操る巨大人型ロボ。最新鋭の性能であるらしくロケットパンチも放てるが、作中ではその見た目が微妙と評されている。
- バッテンダー・マーク2
- 一度敗れたバッテンダーロボが再び立ちはだかった姿。大幅な改良がなされており、新たな武装としてマシンガンを備えているが、やはり見た目が微妙と言われている。
その他大樹で大樹そのものを破壊できるほど強力な時限爆弾や、トロピコアイランドで大砲を積んだ巨大な帆船などといった兵器が登場している。
登場作品[]
- ペーパーマリオRPG
- ストーリー開始前に、ゴロツキタウンの地下でスターストーンの一つであるクリスタルスターを発掘している。ゲーム内ではマリオがゴロツキタウンに到着した直後、ペケダーが多数のぐんだんいんを引き連れて初登場。クリスチーヌにスターストーンについて聞き出そうと脅迫するが、マリオの活躍によって取り逃がす。時を同じくして、心が清らかな人でないと開けられない箱から魔法の地図を手に入れたピーチを拉致。しかし魔法の地図は既にマリオの手に渡っていた。これ以降ピーチはアジトに囚われ、マリオが狙われることになる。
- その後エメラルドスターがある大樹を襲撃。トゲ族と手を組んでプニ族を檻に捕らえる。スターストーンを探している所にマリオが現れて争奪戦となり、ペケダーは時限爆弾を作動させて大樹を吹き飛ばそうとするが追い込まれてしまう。時限爆弾を停止しバッテンダーロボで戦うが敗れ、敗走を余儀なくされた。また、カゲ三人組にも大樹に向かうよう命令していたがこちらも敗れており、その後ウスグラ村でもイチコロバクダンを紛失して作戦失敗していた。
- サファイアスターがあるトロピコアイランドへは、ペケダーが「メガネすいふ」に変装して潜入。マリオがコルテスから譲り受けた所で、大砲を積んだ巨大な帆船で島を襲うが、コルテスのブラック・スカル号と激突した末返り討ちに遭った。その後カゲ三人組がピカリーしんでんにあるガーネットスターを先取りすべく、マリオの乗るリッチリッチエクスプレスを襲うが、結局は偽物を掴まされる形で失敗した。
- 残るスターストーンは自分達が持つクリスタルスターのみになった所で、バツガルフが作戦を変更。マリオはメガバッテンのアジトに潜入し、軍団員達やバッテンダー・マーク2を退けクリスタルスターを入手して、ゴロツキタウンに戻り1000年のトビラを開ける。しかしこれこそがバツガルフの狙いであり、マリオ達に扉の封印を解かせて潜入しようとしていたのであった。バツガルフは最奥にて、とうとうピーチを器にカゲの女王を呼び出してしまうが、指図しようとした事で怒りに触れ消されてしまった。
- エピローグでのクリスチーヌのメールで、わずかな軍団員とペケダー、頭部だけになったバツガルフがピカリーヒルズで生きている様子が確認できる。クリスチーヌ曰く、カゲの女王が倒されたことでもう悪さはしないだろうとの事。
余談[]
- 『スーパーペーパーマリオ』のモノノフ王国にて、三十の間で戦うブブドー「つななし ばんじ」の英名が「Laughing X-Naut」。
関連項目[]
- カゲ三人組
- クッパ軍団 - 『マリオストーリー』などにおける敵対組織
- ザ・伯爵ズ - 『スーパーペーパーマリオ』における敵対組織
テンプレート:ペーパーマリオRPG