マリオクラッシュ(MARIO CLASH)は、1995年9月28日に任天堂から発売されたバーチャルボーイ用のアクションゲーム。
概要[]
バーチャルボーイ用任天堂ソフト全5タイトルのうち4番目(1~3番目は本体と同日)に発売された作品。マリオを操作して、手前と奥が土管でつながった迷路式の固定ステージに現れる敵キャラクターを全員倒すと1面がクリアとなるステージクリア方式のゲーム。
雲の上まで続く高い塔「クラッシュハウス」(ゲーム内に登場する塔の入り口の看板には「Clash Tower」とある)がクッパ軍団と思しき[1]集団に占拠され、マリオがその塔に訪れるという内容オープニングはあるものの、エンディングといえるエンディングは存在せずストーリーはないといってよい。
ゲーム内容[]
『マリオブラザーズ』のようなステージクリア方式のゲーム。土管から次々と現れる敵キャラクターを全員倒すとそのステージがクリアとなる。プレイヤーはマリオを操作して敵キャラを倒していくが、踏みつけが通用する相手はノコノコのみ。ノコノコを踏みつけるとノコノコのこうらが残り、それを投げてぶつけることで残りの敵キャラクターを倒していく。こうらのぶつけ方にもバリエーションがあり、正面への耐性があるものへは背後から、もしくは土管を通って反対側のステージに行き横からぶつけて倒すといった手段のパターンがある。
奥や手前に投げてぶつけると、そのこうらは跳ね返って元の位置へ戻ってくる。その位置に敵キャラが重なるよう計算して投げると、こうらが連続で敵に当たって跳ね返り高得点となる。
登場キャラクター[]
プレイヤー[]
- マリオ
- 主人公。
敵キャラクター[]
- ノコノコ
- 踏むことができる唯一の敵で、踏むとこうらにこもる。このこうらが本作で最も重要な役割を果たす。
- トゲメット
- どの角度からこうらをぶつけても倒せる最弱の敵。
- ツノゾー
- 3本のトゲで守りを強化している。一度ぶつけても倒れずひるむので、その間にもう一度ぶつけると倒せる。
- クワトロ
- サイドステッパーによく似たカニの敵。トゲつきのハサミで前後方向をガードしているため、横から2発こうらをぶつけることで倒せる。ときたま角度を90度回転させ、カニなのに正面へ前進することがある。このときもハサミで正面からの攻撃は防がれるため、横からぶつけると再び角度を変える。
- サンボ
- 最大3段まで積みあがってやってくる。こうらをぶつけると胴体が1つずつはがれていき、頭だけになったときは横から2発こうらをぶつけることで倒せる。胴体はどの角度からぶつけてもよいが、頭は前後方向の攻撃を受けない。
- ヘビーマム
- 2発こうらをぶつけることで倒せる。口からタマゴを産み、しばらくするとタマゴから仲間を増やす。タマゴもこうらをぶつけて除去しないとクリアにならない。
- ホーダイ
- 同じ横軸にいる、または真正面にいるとき、砲丸をマリオめがけて発射する。2発こうらをぶつけることで倒せる。
その他のキャラクター[]
- キノピオ
- ボーナスステージの観客として登場するほか、200000点を獲得したときのボーナス画面でスーパーキノコ、ファイアフラワー、スーパースターとともに登場。なお、100000点のボーナス画面にはマリオが登場する。
- ヨッシー
- ボーナスステージの観客として登場するほか、300000点を獲得したときのボーナス画面で登場。
- ルイージ
- ボーナスステージの観客として登場するほか、400000点を獲得したときのボーナス画面で登場。900000点を獲得したときのボーナス画面でもマリオ、ピーチとともに登場。
- ワリオ
- 500000点を獲得したときのボーナス画面で登場。
- ピーチ
- ボーナスステージの観客として登場するほか、600000点を獲得したときのボーナス画面で登場。900000点を獲得したときのボーナス画面でもマリオ、ルイージとともに登場。
- クッパ
- 700000点を獲得したときのボーナス画面で登場。
- ドンキーコング&ドンキーコングJr.
- 800000点を獲得したときのボーナス画面で登場。
関連作品[]
- メイド イン ワリオ / あつまれ!!メイド イン ワリオ / メイド イン ワリオ ゴージャス
- 本作を基にしたプチゲーム「マリオクラッシュ」が収録。
脚注[]
- ↑ 敵キャラクターのメンツとしてはクッパ軍団そのものなのだが、オープニングに登場する飛行船や建てられた旗のマークがシンプルなドクロのマークのみであるため、クッパ軍団を示すシンボルマークが定まっていない時代ということもあり具体的な親玉がわかっていない。
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関連リンク[]
テンプレート:Mario