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マリオシリーズ > マリオカートシリーズ > マリオカート アーケードグランプリ

マリオカート アーケードグランプリ』は任天堂が発売したマリオカートシリーズのアーケードゲーム版である。バンダイナムコゲームス(旧ナムコ - 2006年3月30日まで)が開発。2005年12月中旬から稼働開始。続編にあたるマリオカート アーケードグランプリ22007年3月中旬から稼働開始中。

概要[]

  • マリオカートシリーズ初のアーケード作品。システム基板にはトライフォースを利用している。
  • カード挿入時に表示されるカードに記録されている内容の確認でハンドルの左右で音量の大きさが、足元のブレーキで、1Pモード時の写真撮影のON/OFFの切り替えが可能。
  • リライタブルカードを使ってレース記録を保存することができる(通称マリオカード)。またカードの絵柄も6種類ある。カードには、プレイヤーネーム、対戦成績、使用ドライバー(キャラクター)、ランク(称号)、アイテム獲得情報、グランプリモード進行度(カップ毎に表示)、インターネットランキング(タイムアタック)のパスワード等が印字される。
  • マリオカート ダブルダッシュ!!をベースに作られたと思われる。
  • コイン制が違う形で復活している。
  • ナムコが制作にかかわっていたため、パックマン・ミズパックマン・アカベイなどといったナムコのキャラクターも登場する。
  • カメラ撮影でキャラクターとの合成写真を撮り、レース中に顔が表示される(設定により変更可能)。
  • マリオ、ドンキー、ワリオ、パックマン、クッパ、レインボーの6カップある(レインボーは残りの5カップを制覇することでプレイ可能)。全てのカップを制覇(ボーナスステージ含む)すると、通常コースの逆走の「うらカップ」が出現する。うらカップを全てクリアすると、グランプリが150ccクラスになり、レース中の車が、金色に輝く。このクラスになると、コースセレクトやアイテムセレクト時の背景が、マリオのドット絵からルイージのドット絵に変わる。
  • タイムアタックで使えるアイテムはキノコダッシュ×3のみ。
  • タイムアタックのゴール時間等はカードにパスワードが印字され、公式HPに入力することで、全世界のランキングに反映することができる。
  • プラスアイテムという、通常のアイテムの威力や時間の増したアイテムがある。
  • アーケードのレースゲームとしての完成度は中々の物であったが、ドリフトをしないと曲がりきれないコーナーが多く、プレイヤーの多くが小学生であった為、ゲームバランスに関しては素直に良いとは言いづらい。乱入拒否ボタンの存在により、相手がカード持ちであればあるほど対人戦がしづらいという問題もあった。また、150ccクラス出現条件があまりに高難易度で金を食う事でも知られている。マリオカートというブランドのファミリー性をかなり無視した仕上がりになっている。だが、順位が下がれば下がるほど速くなるので、ある程度コーナーを曲がれるお子様となら大人でも油断ならない勝負が出来る事も。しかしそれもゲームにつぎ込んだ金額の差がアイテムの差となって現れるので、その限りでは無い。

アーケードグランプリ2[]

  • 今作から音声実況が搭載された。実況アナウンサーは山寺宏一が担当。従来の実況なしでも選択可能。
  • カード挿入時に表示されるカードに記録されている内容の確認でハンドルの左右で実況の設定のON/OFFの切り替えが、足元のブレーキで、1Pモード時の写真撮影のON/OFFの切り替えが可能。(前作はハンドルの左右で音量の変更が出来た為、音量の変更が出来なくなった。
  • レースで集めたマリオコイン(いわゆるポイント)でキャラクターカートチェンジやアイテムやフレームを追加できる。
  • 前作のキャラクターに加えて、新たにワルイージと、旧ナムコがバンダイコンシューマーゲーム事業部署を吸収し、バンダイナムコゲームスに社名変更したことにより、バンダイの看板ゲーム作品たまごっちまめっちが参戦。
  • マリオカードに記録されている前作のデータの引き継ぎが可能(但し、一度引き継ぐと前作では二度と使えなくなる。また、一部のアイテム・プラスアイテム・裏カップのクリアデータ等は引き継げない。表カップに関してはクリアしたカップ及びラウンドは免除される。レインボーカップは例外)。
  • 1枚のカードで、どのキャラクターでも毎回選択して使用可能になった(前作はカード制作時に決めたキャラのみ使用出来た。)。カード自体は前作用の物をそのまま使っているので、ドライバー欄については、店内対戦成績が代わりに印字される。また、前作での対戦成績印字位置に、マリオコイン獲得数が印字される。
  • 前作では4コース目をクリアした後にそのカップのミニゲームをクリアしないとカップが獲得できなかったが、本作では4コース目をクリアした時点でカップが獲得できるようになった。
  • クラスは、最初から50cc(簡単)・100cc(普通)・150cc(難しい)のどれでも選択可能。カードのグランプリモード進行度欄には、グランプリへ最後に参加したクラスと、そのクラスで得たカップが印字されるようになった。
  • 前作の6カップに加え、新たにヨッシーカップ・ワルイージカップが追加(1カップが4ラウンドなので合計8カップ32ラウンド)。
  • 幼児向けに、5秒間アクセルを踏まないで居るとアクセル操作なしでも走れるオートアクセル機能を搭載(50cc・100ccクラスのみ)。
  • 前作のフレームに加えて新しいフレームが追加し、フレーム撮影なしが可能。
  • 新アイテムが追加されたが、プラスアイテムはなくなった。
  • マリオコインを4000枚集めるとレース中、対戦キャンセルボタンで視点切り替えが出来る。

コース[]

マリオカート アーケードグランプリのコース
マリオカップ
  • マリオハイウェイ
  • マリオビーチ
海辺をモチーフにしたようなコース。レーンが広く、カーブも曲がりやすい簡単なコース。最後のトンネル中でのライン取りに注意しないと逆転を許してしまうこともある。初級コース。
DK(ドンキー)カップ
  • DKジャングル
  • バナナン遺跡
ジャングルをモチーフにしたようなコース。DKジャングルはマリオハイウェイと同じようなコースだがバナナン遺跡からはカーブが多くなり、特に水溜りの障害物もあるので油断出来ない(ジャンプで飛び越せる)。中級コース。
ワリオカップ
  • ダイヤモンドシティ
  • スノーパニック
メイドインワリオの舞台をコース化したステージ(だが普通に見たらただの市街地)。カーブとストレートが多く、最初のカーブで苦戦するプレイヤー多し。スノーパニックも雪道になったところからカーブが一段と難しくなる。両ステージ、最後のヘアピンカーブで逆転されてしまうことが多いので非常に厄介。中級コース。
パックマンカップ
  • パックマウンテン
  • パックラビリンス
のどかな雰囲気とはうらはらにカーブが多く、コース中の雑草に入ると減速してしまう(スター状態でも減速する)。パックラビリンスの迷宮内はショートカットをしないと曲がりきれないことが多い。上級コース。
クッパカップ
  • クッパキャッスル
  • キャッスルウォール
クッパキャッスルの中をコースとした舞台。多くの急なカーブに長いストレートが相次ぎ、更にライバルからのアイテム攻撃も激しい為レインボーカップを上回る難易度を誇る。レース中にカメックが巨大な岩をコース中に設置する(お邪魔キャラと考えられる)。上級コース。
レインボーカップ
  • レインボーコースター
  • レインボーダウンヒル
マリオカップからクッパカップの全コースをクリアすると登場する隠しコース。アーケードグランプリ中、最も難しいコースと言われる。全コース中でカーブが一番多く、ジャンプドリフトを使わないと攻略は難しい。また、レースに特殊な条件が付いている。アイテムを使わないでレースしたり、キノコダッシュのみを使ってレースをしたり更にはビリビリスティックのみを使ってゴールを目指すなど(アイテムを使わないレースは2になってから解消された)。またショートカットが出来る段差もある。超上級コース。

※隠しモードとして、逆走コース(うらカップ)も出現する。(マリオカートDSのグランプリのモードでも登場)

※グランプリ時は6カップ(マリオ、DK、ワリオ、パックマン、クッパ、レインボー)×4コースで区切りが付いている。

マリオカート アーケードグランプリ2のコース
上記に、以下のコースが追加された。
ヨッシーカップ
  • ヨッシーパークコース1
  • ヨッシーパークコース2
テーマパークをモチーフにしたコース。直線が多く、カーブも少ない簡単なコース。コースが長いためラップは少ない。超初級コース。
ワルイージカップ
  • スタジアムアリーナ
  • ワルイージスタジアム
マリオカートダブルダッシュ!!のワルイージスタジアムが元だと思われる。ジャンプ台が多く、ライバルからの攻撃も激しい。だがカーブは激しくないので攻略も難しくはない。初級コース。

アイテム[]

家庭用のマリオカートには登場しないアイテムが多数存在する。ここではその内の一部を紹介する。

また、ここでのアイテム名後の()にはアイテムタイプが記される。

(ロ)…ロックオン(狙った敵を追尾するタイプのアイテム 例:赤甲羅)
(設)…設置(自分のマシンの真後ろに設置するタイプのアイテム 例:バナナ)
(ミ)…ミサイル(前に発射するが追尾機能がないタイプのアイテム 例:緑甲羅)
(落)…落下(自分のマシンの真後ろに投げるタイプのアイテム)
(変)…カート変化(自分のマシンに使うタイプのアイテム 例:スター)
(他)…その他(上記以外の分類のもの)

マリオカートアーケードグランプリ1のみに登場[]

あきかん(ロ)
当たったマシンの最高速度が5Km近く落ち、ハンドル操作も不安定になる。
吸収キノコ(変)
使用するとマシンの後方にうずまきを思わせる物が現れ、後方からのアイテム攻撃を無効にしそれを自分の物にする(吸収したら効力は消える)。
マジックハンド(他)
使用すると自分のマシンの前方にマジックハンドが現れ近くのカートが持っているアイテムを奪う(奪った後効力は消える)。不発に終わる際もある。
ぬるぬるキノコ(変)
使用するとマシンとキャラクターが黄色の液体に覆われ、マシン同士の接触の際に起こるコインの減少や壁にぶつかった時の速度減少などを防ぎ、さらに混戦の中を楽にスルー出来る。

マリオカートアーケードグランプリ2から登場[]

ウサミミ(ロ)
当たったマシンが一定時間自動的にジャンプする。ジャンプしている間はハンドリングが利かなくなるため、新アイテムの中で最もいやなものの一つと言っても過言ではない。
ぐにゃぐみ(ロ)
当たったマシンがぐにゃぐにゃに変形する。その後速度が下がり、最高速になるまでに時間がかかる。
お面(ロ)
当たったマシンの顔写真に変なお面をくっつける。特に意味はなく必要ないアイテムとも言える。
オジャマフレーム(ロ)
当たったマシンのキャラの画面近くに使用したキャラの顔写真三枚を大暴れさせ、視界を悪くする。
ネズミはなび(設)
ねずみ型の爆弾で、踏むと大爆発を起こす。
びっくり箱(設)
にせアイテムボックスと同じ。
スーパーマイク(他)
実況が一定時間自分中心になる。マシンに影響は無い。
マグネット(他)
使用中、近くのコインをふれなくても回収できる(このアイテム使用中にアイテムボックス上を通過してもアイテムはゲットできない。)。
バナナトレイン(他)
バナナを三つくっつける。くっついている間にほかのカートに接触するとスピンさせられる。時間がたつとバナナは消える。
ポンプ(他)
ポンプを使用キャラの頭部に装着、ペンキ爆弾を後方以外の方向に飛ばす。爆弾をくらうとパイと同様、前が見えなくなる。

両方に登場[]

タライ(ロ)
ロックオンしたキャラの頭にタライを落とし、一瞬だけ停止させる。
テレサ(ロ)
命中マシンにテレサがくっつきハンドルを重くさせる。
カクカクタイヤ(ロ)
命中マシンのタイヤが四角形になる。効力発動中はハンドル操作が不安定になる。
ハリセンボン(ロ)
命中マシンのタイヤをパンクさせ、操作を不安定にさせる。2になってから効力発動時間が少なくなった。
デカチビタイヤ(ロ)
命中マシンのタイヤの大きさを変える。効力発動中、ハンドル操作がゆるくなる。だが状況によってはそれを利用出来る。
オンボロハンドル(ロ)
命中マシンのハンドルをオンボロにする。テレサは重くなるが、オンボロハンドルは逆に軽過ぎになる。
ミドリこうら(ミ)
命中マシンを一回転させる。壁に当たると跳ね返る。
たつまき(ミ)
命中マシンを巻き込み、空中にぶっ飛ばす。マシンに当たっても消滅せずに壁に当たるまで直進する。ミサイル系アイテムの中で最強と言ってもいいくらいの使い勝手と威力がある。
バナナ(設)
踏むとマシンがスピンする。
がびょう(設)
踏むとマシンのタイヤがパンクする。
ねばねばオイル(設)
踏むとマシンのハンドルがネバネバし、ハンドル操作が不安定になる。
パイ(落)
命中すると画面が一瞬パイにまみれ、前が見えなくなるがくらってもたいしたことない。
ビリビリスティック(他)
一定時間電撃を帯びた棒を振り回し棒がヒットしたマシンをスピンさせ、さらにそのマシンのハンドルを感電させる。振り回すアイテムの中でも使い勝手は良い(このアイテム使用中にアイテムボックス上を通過してもアイテムはゲットできない。)。
じげんバクダン 小(他)
狙った敵をロックオンして相手に爆弾をくっつける事が出来るが、くっつけてすぐに効果を発揮するのではなく、くっついてから15秒後に爆発を起す。カウント中に爆弾持ちのマシンに接触すると接触したマシンに爆弾が移動される。他にも「じげんバクダン 大」も存在する。

備考[]

  • 任天堂は1986年VSスーパーマリオブラザーズを最後に、業務用ゲーム事業から事実上撤退している。そのため、本作は任天堂が日本で約20年ぶりに発表したアーケードゲームである(それ以前に稼動したF-ZERO AXセガからの発売)。
  • ナムコが制作にかかわっている絡みで、ナムコ制作のゲーム太鼓の達人8~12太鼓の達人DS タッチでドコドン!太鼓の達人Wiiにはスーパーマリオブラザーズの曲が収録されている。
  • 2007年5月29日に放送された『ぷっ』すまの記憶力絵心クイズのおごり阻止チャンスにこのゲームが使われた。

関連項目[]

外部リンク[]



テンプレート:Video-game-stub

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