マリオペディア

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シールをつかって紙の世界を大冒険!

—公式サイトより

ペーパーマリオ スーパーシール』は、2012年12月6日に発売されたニンテンドー3DS用のアクションRPG。

概要[]

ペーパーマリオシリーズの4作目。シールを貼ることでバトルやステージの仕掛けを解くのが特徴。前作までに存在した経験値のシステムをはじめとするRPGの構造が撤廃されており、フィールド探索や謎解きに重点があてられている。また本作以降は、登場キャラが既存のマリオシリーズのキャラ中心になった上でデザインもマリオシリーズと統一され、オリジナルキャラクターはマリオシリーズの世界観と大きく離れているものに限られるようになった。

ストーリー[]

キノコ王国の年に一度のお祭り、「シールフェスタ」の夜。
クッパのイタズラで、願いをかなえる
特別なシール「ロイヤルシール」が世界中に
散らばってしまいました。

紙のようにペラペラなマリオと、
シール星からやってきたルーシー
大切なシールを探すため、大冒険へと旅立ちます。

(公式サイトより)

ゲームシステム[]

ステージクリア式になっており、ワールドマップもある。コメットのかけらを取得することで新たなステージが解放されていく。ペパライズという技を使ってシールやマップピースを貼ったり剝がしたりして謎を解いていく。

そしてバトルもシールを使って戦う。アルバムのバトルシールから一つを選んでそれを消費してコマンドを実行する。コインを消費するバトルスロットで選べる個数を増やすことが可能。

また、フィールド上に落ちているモノはモノ投げ屋でモノシールにできる。モノシールは謎解きに必須だったりバトルで強力な効果を発揮したりする。

登場キャラクター[]

仲間[]

主人公。シールコメットの復活、そしてピーチ姫の救出のためロイヤルシールを集める。
シール星からやってきた銀の王冠型シール。シールコメット復活の為マリオと旅をする。

サブキャラ[]

ザコ敵[]

  • キラクリボー
  • キラかみトゲクリボー
  • キラパタクリボー
  • キラノコノコ
  • キラメット
  • キラボムへい
  • キラパタパタ

中ボス[]

大ボス[]

その他の敵キャラ[]

路線変更について[]

前述のように本作の世界観やシステムはこれまでのシリーズと大きく異なるが、これはマリオの生みの親である宮本茂氏の「今度『ペーパーマリオ』をやるときは、これまでの世界観と大きく変えたものにしてほしい」という要望によるものである。具体的には「これまでの世界観と大きく変えたものにしてほしい」「ストーリーはなくていい、必要なのか?」「可能な限り『マリオ』の世界のキャラだけで完結してほしい」という点にこだわったという。ストーリーに関しては、前作『スーパーペーパーマリオ』がクラブニンテンドーでのアンケートで「ストーリーがおもしろい」という意見が1%にも満たなかったということもあり、ディレクションとシナリオを担当した工藤太郎氏も「ラスボスを倒す目的があればいいじゃん」と考えていた。一方キャラに関しても、当時宮本氏はマリオらしいデザインについて語る「マイブーム状態」だったらしく、「デザインが機能を表しているのが「マリオらしいデザイン」だから、そうじゃないものがまざっていくのが、自分はなにかちがうと思っていた」と話していたという。この依頼の背景には、宮本氏の中で『マリオ』シリーズの扱いを悩んでいた時期がしばらくあり、色々思うところがあったという事情がある。開発陣はこの依頼を受け「ここ最近のシリーズの方向性とはまったく逆になってしまう」という懸念を持っていた。

当初本作は宮本氏から「RPGの方向でつくってよい」と指示を受け、ペーパークラフト色の強いゲームデザインの試作が行われながらも『マリオストーリー』のようなアクションRPGとして制作されていた。実際に2010年のE3で公開されたスクリーンショットでは、戦闘画面は今までのものを踏襲したデザインになっており、マリオ側にはワンワンが仲間キャラクターのように並んでいた。またキャラクターのデザインも前作までと同じであり(サンボがわかりやすい)、王冠をかぶった紫色のチョロプーのようなオリジナルキャラの姿も映っている。一方でペパライズの試作段階のような画面も見られる。しかし宮本氏からは「これではGC版のただの移植やんか」とダメ出しを食らったという。そこでRPGの基本的な構造を意図的にやめ、マップの一部でしか使わなかったシールをバトルも含めた全部の場面で活かす路線に変更されることになった。プロデューサーの田邊賢輔氏はかつて工藤氏と『もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド』の開発をした過去があり、そこでは「プレイヤーはまったく成長しないでぜんぶお金で解決する」というシステムが採用されていた。それを「ぜんぶシールでやろう」としたという。

宮本氏は他にも本作の開発にあたって、モノの概念やカラカラスタジアムの壁画などといった他の開発陣から多く批判があったものを認めたり、一方でクッパの扱いなどで怒ったりということがあったらしく、「宮本さんだけは見せてみないとわからへんな」という風潮があったという。

結果的に本作は宮本氏の得意技である「ちゃぶ台返し」で大きく方向性が変化したが、前作までのファンの多くから大きな反感を買うこととなった。本作の評価は次作『ペーパーマリオ カラースプラッシュ』の売り上げ低迷の要因の一つとなる。また、「マリオのキャラクターに変更を加えたり、マリオの世界に影響を及ぼすオリジナルキャラクターを作れない」という縛りは最新作『ペーパーマリオ オリガミキング』でもいまだ続いている。

外部リンク[]

テンプレート:マリオRPG・ペーパーマリオシリーズ

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