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ペラペラマリオが不思議な世界を
ペラ〜ンと大冒険!

—当時のCMより

ペーパーマリオRPGPaper Mario: The Thousand-Year Door)は、2004年7月22日に発売されたニンテンドーゲームキューブ用のアクションRPG。

概要[]

ペーパーマリオシリーズの2作目。本作で紙の世界を冒険するという方向性が定まり、『スーパーマリオRPG』から独立したシリーズを打ち立てた。前作『マリオストーリー』の正当派続編であり、開発時には『マリオストーリー2』という仮タイトルが付けられていた。前作ではあくまでデザイン表現としてのみ用いられていた「紙」の要素をより押し出しており、紙であることを生かしたアクションやギミックも多く登場する。

世界観やストーリーの面においては、犯罪や裏社会、死の概念や心理的恐怖といったハードな描写が増え、マリオシリーズとしては異質なものとなった。この方向性は次作『スーパーペーパーマリオ』でより顕著になる。

長らくの間他ハードへの移植は行われてこなかったが、2024年にNintendo Switchにてフルリメイク版が同タイトルで発売されることが決定した。上記の世界観の描写が影響したか、『スーパーマリオ オデッセイ』に次ぐ2番目のCERO:Bのマリオシリーズのゲームとなる。

ストーリー[]

ピーチ姫からの手紙[]

こんにちは、マリオ。
わたしは今、キノコ王国をめぐる旅に出ています。

その旅の途中で、ふしぎな地図を手に入れました。
なんと!宝の地図です。
ゴロツキタウンという街で、
物売りのおばあさんからもらった箱に入っていたのです。

でも、わたし一人だけで宝物を見つけ出すのは
ちょっとタイヘンそう…。
だから、マリオに宝探しを手伝ってもらいたいのです。
いいわよね?

宝の地図は、手紙といっしょに入れておきました。
それを持って街まで来てください。
ゴロツキタウンの港で待ってます。
(ぜったい来てくださいね)

ピーチより

ピーチ姫が待っているという
ゴロツキタウンの港に向かったマリオでしたが
ピーチ姫の姿はどこにも見当たりません。
いったいどこへ…?

ピーチ姫を探して港を歩きまわっていると、
何やらもめごとが起こっていました。
マリオは、まきこまれていたクリボーの女の子を助けてあげました。
彼女の名前はクリスチーヌといいました。
なんと、クリスチーヌも宝探しの途中だったのです。

マリオが宝の地図を持っていることを話すと、
古い伝説にくわしい考古学者のフランクリ先生に会って、
話を聞くことになりました。

フランクリ先生によると、伝説の宝を手に入れるためには、
7つのスターストーンを集め、宝につながると言われる
1000年の扉を開かなくてはならないようです。

ピーチ姫が送ってくれた地図は、
スターストーンのありかを教えてくれる
魔法の地図だったのです!

宝を追っていけば、きっとピーチ姫に会えるはず…!
さて、マリオの行く手には
どんな冒険が待ちうけているのでしょうか…?

(取扱説明書 p.6~p.7より)

システム[]

システムの基本は前作『マリオストーリー』と同じなのでそちらも参照。

フィールドでは、新たにペラ魔人の「のろい」によって紙であることを生かした特殊なアクションが使えるようになった。

戦闘では、マリオのレベル上限が99まで上がった。また、タイミングよくBを押すことでガードが「スーパーガード」に変化し、敵の直接的な攻撃を無効化して反撃できるようになった。仲間は新たにそれぞれにHPが設定され、ランク上げはデアールの元でシャインと交換で行うようになった。

本作の戦闘の最大の特徴は、戦闘が劇場のような舞台で行われることである。マリオたちと敵は舞台の上にいて、手前には観客席がある。この劇場はレベルが上がるたび大きくなり動員数が増える。この劇場では背景が倒れてきたり、照明が落ちたりと様々な演出が起きる。観客たちの数はこちらのアクションや一部の敵の行動によって増減する。前作の「いのる」に相当する「アピール」をすることによって、観客が人数に応じた分のスターパワーをくれる。また、アクションコマンドを成功させた上で特定のタイミングでAボタンを押すことで、「アクロバット」が発動しより多くのスターパワーをくれる。観客には種類があり、こちらにアイテムなどを投げてくれる協力的な者もいれば、空き缶などを投げてくる攻撃的な者もいる。攻撃的な者のみを見抜いて追い出さないといけない。詳細は劇場 (ペパマリRPG)を参照。

ステージ[]

プロローグ ゴロツキタウンへようこそ!
ピーチ姫からの宝探しの誘いを受け、ゴロツキタウンへと到着したマリオ。そこで出会ったクリボーの少女・クリスチーヌと共に、1000年のトビラを開くという秘宝「スターストーン」を集めながらピーチ姫を探す旅へと出発する。
ステージ1 マリオとお城とドラゴンと
最初のスターストーンの持ち主は、ハナハナ村を脅かす巨大なドラゴン・ゴンババ。ゴンババ城に行ったきりの父を追うノコノコの青年・ノコタロウと共にゴンババ退治へ向かう。
ステージ2 ふしぎの森の大きな木
大樹に住むプニ族の少年・プニオが、スターストーンを狙うメガバッテンの襲撃に遭い助けを求めてきた。マリオたちとメガバッテンの間で抗争が繰り広げられる。
  • ふしぎの森
  • 大樹
ステージ3 もえよ!チャンピオン!
ウーロン街の闘技場のチャンピオンベルトにスターストーンが使われていると知り、優勝を目指すマリオたち。その裏では選手たちを狙う何者かの悪意が蠢く。
  • ウーロン街
  • とうぎ場
ステージ4 ブタのためにカネはなる
オドロン寺院の呪いで、次々にブタの姿に変えられていたウスグラ村の住民たち。元凶を退治してマリオたちは難なくスターストーンを入手したはずだった。
  • ウスグラ村
  • ウスグラの道
  • オドロン寺院
ステージ5 トロピコアイランドの大海賊
商人マルコの協力の元スターストーンの隠されたトロピコアイランドへ航海に出るが、幽霊に襲われ船は難破してしまう。この地には大海賊コルテスの魂が眠ると言い伝えられていた。
  • トロピコアイランド
  • 海賊のどうくつ
ステージ6 リッチリッチエクスプレス3日間
スターストーンのあるピカリーヒルズへ行くため、寝台列車リッチリッチエクスプレスに乗ったマリオたち。旅の最中、乗員を騒がす様々な怪事件に挑んでいく。
  • リッチリッチエクスプレス
  • リバーサイド駅
  • ピカリーヒルズ
  • ピカリーしんでん
ステージ7 はるかなる月を目ざして
最後のスターストーンの在処はメガバッテンのアジト。サイハテ村の住民の力を借り、その所在地である月へと乗り込む。
  • サイハテ村
  • メガバッテンのアジト
ステージ8 スターストーンと伝説の宝
7つのスターストーンの力によって1000年のトビラは開かれた。その奥に待つ宝の正体がついに明らかになる。
  • やみのきゅうでん

登場キャラクター[]

仲間[]

主人公。1000年のトビラを開けるためスターストーンを集め、ピーチ姫の行方を追うのが旅の目的。
物知りで気が強いクリボーの女子大生。クリフォルニア大学で考古学の研究をしている。
弱気なノコノコの青年。ゴンババ退治に行ったきり帰ってこなかった父の代わりにゴンババを倒しに行く。
元舞台女優のグラマラスな雲の精霊。引退後の単調な生活にはなかった刺激を求めてマリオの仲間になる。
  • チビヨッシー
タマゴから孵りたてのやんちゃなヨッシーの子供。マリオのことを闘技場のリングネームである「ゴンザレス」と呼ぶ。孵りたて故に名前がないため、プレイヤーが付けることになる。
炎の魔法を操るカゲ3人組の末っ子。性格や喋り方は女性だが性別は男性であり、いわゆる「男の娘」である。
頑固な性格の老船乗りのボムへい。妻のスカーレットを亡くし隠居していたが、彼女の本当の思いを知り再び冒険に出る。
普段はバッジ屋を営む女怪盗のチューさん。特定の依頼をこなすと仲間になる。

メガバッテン[]

世界征服を企むメガバッテンの総統。冷酷で、目的のためには手段を問わない。
バツガルフの忠実な幹部で実行隊長。どこか抜けているところがあり、バツガルフにはあまり信用されていない。
メガバッテンが誇る最高のコンピューター。ピーチと触れ合い恋の感情を知っていく。
  • バッテンダーロボ
  • バッテンダー・マーク2
  • ぐんだんいん
  • たいぐんぐんだんいん
  • けんきゅういん
  • エリートぐんだんいん
  • バリアーン
  • プチバリアン
  • バリアーンZ
  • プチバリアンZ
  • バリアーンXX
  • プチバリアンXX
  • バツバリアン

カゲ3人組[]

  • マジョリン
氷の魔法を操る一番上の姉。バツガルフとは協力関係にはあるものの、お互いの事は信頼していない。
  • マリリン
雷の魔法を操る次女。太っていて大柄。
彼が抜けた後、代わりにランペルがメンバーとなる。

サブキャラ[]

スターストーンを狙うメガバッテンに攫われてしまう。テックの依頼をこなしながら、マリオに情報を届ける。
  • フランクリ
考古学に詳しいクリボーの教授。1000年のトビラやスターストーンについて研究をしている。

ボス[]

雑魚敵[]

外部リンク[]

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