“ | ペンキスターを さがすには マリオ、 きみというパートナーが どうしても 必要なんだ。 |
” |
—ペンキー |
ペンキー(Huey)は、ペーパーマリオシリーズに登場するキャラクター。
概要[]
『ペーパーマリオ カラースプラッシュ』でのマリオの相棒。銀色のペンキ缶に、白い目が付いたラベルが貼られたような見た目をしている。本来はモノのように立体的な姿をしていて、マリオにペンキの力を与えるため「しぼられた」事で、マリオと同じようなペラペラの姿になった。ラベルの色は黒だが感情によって様々な色に変わる(幸せなときは黄色、悲しいときは青、怒っているときは赤、怖いときは紫)。取っ手は左右で二つに分かれ、腕のように振る舞うこともある。
一人称は「ぼく」で、正義感が強くしっかりものな性格。感情の起伏が大きく少々怒りっぽい面もあるが、前作のルーシーほど荒々しくはなく、冗談を言ったり調子に乗る場面もしばしば見られる。
登場作品[]
ゲーム作品[]
- ペーパーマリオ カラースプラッシュ
- メイン登場作品。イロドリタウンにてペンキが失われたイロドリの泉の非常用ロックを解除することで中から現れ、マリオにハンマーで叩かれ目を覚ます。キノピオを襲っていたストローヘイホーと戦うため、マリオに自身をしぼらせてペンキを与え、ペラペラな姿になった。泉から失われた6つの大ペンキスターを探すため、マリオと共に旅に出る。道中では様々なチュートリアルやヒントをマリオに与え、冒険のサポートをしてくれる。ペンキの力はペンキーが目覚めていることで使えるものであり、マスター・ド・カフェではペンキーが気絶したことによりペンキハンマーやキリトリが使えなくなってしまう一幕がある。ミドゥーリサーカスでは観客を楽しませるためにカンヅメのモノマネ(顔を隠して地面に落ちただけ)をするが、その時「缶の間では鉄板ネタ」と語っており、同じ種族の仲間が存在する可能性がある。
- キーコロとうげでは、黒ペンキ爆弾により一面に広がった黒ペンキが、マリオが目を瞑っている間にペンキーによって全て消え去るというイベントがあり、その真の能力の片鱗を見せる。
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
- スピリットとして登場。
漫画作品[]
- スーパーマリオくん
- 別れのシーンはなく、最後まで同行した。
終盤の展開[]
クロクッパ城に乗り込んで黒ペンキ工場を破壊し、最奥で黒いクッパとの最終決戦を繰り広げるマリオとペンキー。一度はクッパが自我を取り戻したかのように見えたが、再び黒ペンキに呑まれて強化されてしまう。いくら攻撃して黒ペンキを落としてもクッパに戻っていってしまう状況を打開するため、ペンキーは覚悟を決めマリオに作戦を出す。それはモノと同じ原理で自身を立体化させ、クッパの攻撃を盾になってガードした瞬間に黒ペンキを回収するというものだった。マリオとペンキーは10回までしか体が持たないほどの苛烈な攻撃に耐え、ボロボロになりながらもついに全ての黒ペンキを回収しクッパを倒した。
救出したピーチを連れ、二人は崩壊を始めるクロクッパ城から避難する。ピーチとマリオはルイージのカートに乗り込むが、ペンキーは一緒には帰れないと言い乗る事を拒んだ。
ペンキーの正体は、イロドリの泉を危険から守るために作られたガーディアンだった。クッパのイタズラによる黒ペンキ発生で眠りから目覚め、それを回収するために出動したのである。崩れゆくレインボーロードを下ろうとするマリオ達に「また会おう」と約束し、ペンキーはクロクッパ城の黒ペンキ回収という最後の大仕事に取り掛かる。泉の大ペンキスターの力を借りてペンキーは全てのペンキをしぼりきり、それをはるか遠くで処分するため天高く空へと昇っていった。何も見えなくなった所で黒ペンキが空に広がり、夜空となる。
その夜イロドリタウンは祝いで賑わっていたが、マリオはペンキーを想って浮かない顔をしていた。ピーチはその側に寄り添い、きっとどこかでこの街を見守ってくれていると励ました。
完全クリア後のスタッフロール後、空から降ってきた一つのカンヅメが地面を跳ね、誰もいなくなったイロドリの泉の中へ飛び込む様子が見られる。
ストーリークリア後の時系列である任天堂公式YouTubeチャンネルの動画『イロドリ戦隊 レスキューV』では立体的な姿でマリオと共にいる姿が見られる。
余談[]
- ゲーム内で見られるアートワークでは開発中の案として、コウモリやインクボトルなどの姿の案が存在する。
- 英名の「Huey」は一般的な西洋の男性名であることに加え、「色相」を表す「Hue」も由来になっていると推測される。
関連項目[]
ペーパーマリオシリーズの仲間
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