“ | あの思い出の場所に 花が咲くとき、 私たちはきっと また会える。 |
” |
—フッくんの手紙 |
フッくんは、『ペーパーマリオ カラースプラッシュ』に登場するキャラクター。この記事では彼と仲が良かった他の5人のキノピオ及び関連するイベントについても解説する。
概要[]
イロドリタウンのキイロ区にある建物の屋根の上にいる紫のキノピオ、ムラっちとの会話でその存在が明らかになる。口数は少ないけど、いつもフフッと笑っているということでフッくんというあだ名が付いたという。フッくんはムラっちに手紙と共に種を送っており、ムラっちはその種を思い出の場所に植えるのだった。
アカちゃん[]
植木鉢から双葉が出た頃、マリオが色ヌケから助けた赤のキノピオ、アカちゃんが合流。彼は足の遅さが悩みで、運動会に備えて走り込みをしているところでフッくんとすれ違ったという。フフッと笑ったのをバカにされたと思い込んでさらに練習するも、甲斐なくビリになりかけてしまう。しかし、ラスト10メートルでフッくんが転んだことをきっかけに仲良くなったという話を聞くことができる。当時はたまたまだと言われていたが、今になってわざとだったのではとアカちゃんは考えており、走り込みを笑ったのもバカにされたのではなく応援だったとしている。
ミドさん[]
種もすくすく育ってきて、ミドさんが合流。彼が語るのは学芸会の思い出。全員がやりたい役を取ったため、道端の木の役をやることになるフッくん。見事なハマり役で、本番ではチョウチョが本物と間違えて止まったらしい。フッくんはみんなが嫌がるようなことも進んでやるような性格で、掃除も丁寧にやっていたらしい。
アオやん[]
ついに木まで成長してきた種。やってきたアオやんはフッくん本人が来ていないことに苦言を呈するも、そんなのんびりしているところにもフッくんらしさを感じていた。アオやんは対照的に怒ったフッくんの強さを語る。アオやんとフッくんは不良に絡まれたことがあった。フッくんは足が短い、派手な頭などと自分がバカにされる分には笑って流していたが、友達のアオやんに矛先が向くと一変。不良たちを高々と持ち上げ、投げ飛ばして撃退したのだった。アカちゃんによると足腰も強くサッカーのドリブルも得意だったらしい。
エエノデルワイス[]
ある時、木が病気になってしまいアカちゃん以外のキノピオがその治療薬となるエエノデルワイスを取りに町を出ていく。危険な高い谷に咲くという話を聞いたマリオがダイダイ谷に向かうと4人のキノピオが助け合ってエエノデルワイスを自らの手で採取しているところだった。その後しばらくすると、エエノデルワイスによって治った木がさらに大きく成長しており、喜ぶ4人の姿が見られる。
キーぼう[]
ついに木が6色の花を咲かせた。時を同じくして黄色キノピオのキーぼうが合流。あとはフッくんだけだと喜ぶアカちゃんだったが、キーぼうの口からはフッくんが既に亡くなっているという事実が告げられる。色ヌケでもなく、茶色に変色してカサカサになり、最期は枯れ葉のように風に散っていったという。4人の悲しみを代弁するかのように花が散る。追い打ちをかけるように木から種が落ち、中からフーフーパックンが現れた。
フッくんとの再開[]
フーフーパックン相手に臨戦態勢を取るマリオ。しかし、5人のキノピオが間に入ってそれを止める。そう、フッくんとはフーフーパックンだったのだ。ついに6人揃った彼らはかつてのようにどこかへ帰っていく。その様子を見た町のキノピオたちも拍手喝采を送ったのだった。その後、アキャットタワーに行くとフッくんと5人のキノピオが遊んでいる様を見ることができる。
余談[]
- ミドさん合流後は木をハンマーで叩くとコインが落ちてくる。このイベントによって得られる数少ない実益。
- イロドリ戦隊 レスキューVのオープニングにはエエノデルワイスが映りこんでいる。特に6話では名乗りを上げる足場に咲いているため、レスキューグリーンがそれを避ける。