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ファミリーコンピュータ(Family Computer)は、1983年7月15日に任天堂から発売された据置型家庭用ゲーム機。「ファミコン」「FC」などと略される。
概要[]
ゲーム&ウオッチでゲーム事業の成功を収めた任天堂が、その利益を投じて開発した家庭用ゲーム機。コストは家庭で購入しやすい値段、性能はアーケード作品『ドンキーコング』が遜色なく家庭で遊べる程度を目標に設定し開発された。 1985年に発売された『スーパーマリオブラザーズ』は瞬く間に大ヒットを飛ばし、同年10月には本機をベースにした日本国外向けの据置型家庭用ゲーム機『Nintendo Entertainment System』通称「NES」も発売。本記事で紹介する。 翌年の1986年には磁気ディスクを採用しゲームデータを読み書きできる周辺機器『ファミリーコンピュータ ディスクシステム』を発売。1994年にはAV仕様の廉価版も発売された。 光線銃型コントローラ『ガン』や『ファミリーコンピュータ ロボット』などの周辺機器も数多く開発された。
発売されたマリオシリーズ[]
発売日は断りがない限り日本国内での発売日を記載。ファミリーコンピュータ ディスクシステム向けに発売されたソフトは該当記事を参照。
2Dスーパーマリオシリーズ[]
- スーパーマリオブラザーズ - 1985年9月13日発売
- 2Dスーパーマリオシリーズ第一作目。シリーズの基礎を作り上げた作品。
- スーパーマリオブラザーズ3 - 1988年10月23日発売
- 2Dスーパーマリオシリーズ第三作目。エリアマップや飛行能力など様々な要素が初登場。
- スーパーマリオUSA - 1992年9月14日発売
- 海外向けタイトル『Super Mario Bros.2』を日本向けに発売。ディスクシステム用ソフト『夢工場ドキドキパニック』のアレンジ移植作品。
マリオゴルフシリーズ[]
- マリオオープンゴルフ - 1991年9月20日発売
- マリオの名前を冠したゴルフゲーム第一作目。
ドクターマリオシリーズ[]
その他のマリオシリーズ[]
- レッキングクルー - 1984年6月18日発売
- ビル解体を行うアクションパズルゲーム。アーケードゲームからのアレンジ移植作品。
発売されたマリオファミリーゲーム[]
ドンキーコングシリーズ[]
- ドンキーコング - 1983年7月15日発売
- ファミコンのローンチタイトルのひとつ。アーケードゲームからの移植作品。
- ドンキーコングJR. - 1983年7月15日発売
- ファミコンのローンチタイトルのひとつ。アーケードゲームからの移植作品。
- ドンキーコングJR.の算数遊び - 1983年12月12日発売
- 『ドンキーコングJR.』のキャラクターを用いた知育ソフト。
- ドンキーコング3 - 1984年7月4日発売
- アーケードゲームからの移植作品。
- ドンキーコングJR. / JR.算数レッスン - 1983年10月4日 - 任天堂&シャープ
- 『ファミコンテレビC1』に同梱の、単体では非売品のカセット。『ドンキーコングJR.』『ドンキーコングJR.の算数遊び』の一部分を収録。
ヨッシーシリーズ[]
- ヨッシーのたまご - 1991年12月14日発売
- ヨッシー主役作品第一作目。ゲームボーイ版との同日発売。
- ヨッシーのクッキー - 1992年11月21日発売
- ゲームボーイ版との同日発売。
ワリオシリーズ[]
マリオファミリーが出演するゲーム[]
- テニス - 1984年1月14日発売
- マリオが審判として出演する。
- ピンボール - 1984年2月2日発売
- マリオやポリーンがボーナスステージで出演する。
- パンチアウト!! - 非売品
- マイク・タイソン パンチアウト!! - 1987年11月21日発売
- レフェリーとしてマリオが出演する。
マリオシリーズに関連する任天堂作品[]
- ベースボール - 1983年12月7日発売
- 『まわるメイド イン ワリオ』でプチゲーム「ベースボール」として登場。傾けて曲がる魔球を操作し、バッターに打たれなければクリア。
- 『スーパーマリオメーカー 2』のアップデートで追加されたワールドマップ上に設置できるキノピオの家で遊べるボーナスステージのひとつに野球ボールをジャンプでキャッチするものがあるが、この時の開始BGMと投球の効果音に本作の物が使用されている。
- ワイルドガンマン - 1984年2月18日発売
- 『メイド イン ワリオ』『さわるメイド イン ワリオ』『あそぶメイドイン俺』でプチゲームとして登場。初代、『あそぶ俺』ではGAAME A、『さわる』のみGAME Cが題材になっており、光線銃操作がタッチになっている(以下2作も同様)。
- ダックハント - 1984年4月21日発売
- 後述するNES版で『スーパーマリオブラザーズ』と同梱の物が存在。
- 『メイドイン俺』『ゲーム&ワリオ』以外の全作品でプチゲームとして登場。『さわる』のみGAME C(クレー射撃)で、それ以外の作品はGAME Aなどのカモを撃つモードが題材。
- ゴルフ - 1984年5月1日発売
- 『ゴルフJAPANコース』などの任天堂ゴルフゲームの始祖にあたる作品。
- ホーガンズアレイ - 1984年6月12日発売
- 本作のGAME C(トリックショット)が『さわるメイド イン ワリオ』のボスゲームとして登場。
- ファミリーベーシック - 1984年6月21日発売
- 『メイド イン ワリオ』でプチゲームとして登場。付属のキーボードの身に焦点が当てられ、指定されたキーを入力するとクリア。
- エキサイトバイク - 1984年11月30日発売
- キャラクターをマリオ達に差し替えた続編『エキサイトバイク ぶんぶんマリオバトル』がサテラビューで配信された。
- 『マリオカート8』の有料追加コンテンツとして本作をモチーフにしたコースが登場。『マリオカート8 デラックス』では最初から同梱。
- その他、メイド イン ワリオシリーズの多くで題材として登場する。『まわる メイド イン ワリオ』ではプチゲームの仕様を流用したミニゲーム「ワリオバイク」が収録。
- バルーンファイト - 1985年1月22日発売
- 本作のプレイヤーの挙動が『スーパーマリオブラザーズ』の水中ステージに活かされている。
- また、本作の主人公が『スーパーマリオメーカー』にキャラマリオとして登場。
- その他、メイド イン ワリオシリーズの多くで題材として登場。
- 『あそぶメイドイン俺』ではレコードを聴く場面で本作の主人公を真似したマエストロを操作しておんぷ玉を割って遊ぶという機能があるほか、『ゲーム&ワリオ』の「ゲーマー」モードでナインボルトたちが遊んでいるゲームのタイトルが『バルーンファイター』。本作の主人公もそのまま登場。
- アーバンチャンピオン - 1984年11月14日発売
- 『メイド イン ワリオ』『メイドイン俺』でプチゲームとして登場。相手がガードをおろしたスキにパンチを食らわせればクリア。初代作の高レベルでは必要パンチ回数が増える。
- クルクルランド - 1984年11月22日発売
- 『まわるメイド イン ワリオ』『おどるメイド イン ワリオ』『あそぶメイドイン俺』『メイド イン ワリオ ゴージャス』でプチゲームとして登場。『おどる』では3Dゲームとして描かれていた。
- また、主人公グルッピーが『メイドイン俺』ではスタンプとして、『スーパーマリオメーカー』ではキャラマリオとして登場。
- ブロックセット - 1985年7月26日発売
- ジャイロセット - 1985年8月13日発売
- 周辺機器『ファミリーコンピュータ ロボット』を使用して遊ぶ作品。このロボットと『ブロックセット』で使用する取り付け器具が『マリオカートDS』で「HVC-012」として出演。その他の登場作品については当該記事を参照。
- マッハライダー - 1985年11月21日発売
- 『まわるメイド イン ワリオ』『メイド イン ワリオ ゴージャス』でプチゲームとして登場。
- ファミコンウォーズ - 1988年8月12日発売
- 『あそぶメイドイン俺』でプチゲームとして登場。レッドスター軍とブルームーン軍のどちらが多く生き残ったかを当てればクリア。
- ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 - 1990年4月20日発売
- 『スーパーマリオメーカー』で、ファイアーエムブレムシリーズ出典のマルス、アイク、ルフレ、ルキナのキャラマリオの各種SEに本作の物が使用されている。全員共通。
- 星のカービィ 夢の泉の物語 - 1993年3月23日発売
- 『スーパーマリオメーカー』で、星のカービィシリーズ出典のカービィ、メタナイト、デデデのキャラマリオの各種SEに本作の物が使用されている。
マリオシリーズに関連する任天堂以外の作品[]
- さんまの名探偵 - 1987年4月2日発売 - ナムコ
- 『スーパーマリオRPG』で敵キャラのスターカーニィになにかんがえてるのを使用すると聞けるセリフ「カニカニ どこカニ。」の元ネタ。「しらべる」コマンドを選択した時に現れるカニカーソルが表示された時のメッセージ「かにかにどこかに?」。
- 殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件 - 1988年1月7日発売 - HAL研究所
- 本作の舞台であるソフトウェア会社が開発したゲームソフトが『スーパーマルクスブラザーズ』である。
- パリダカール・ラリースペシャル - 1988年2月1日発売 - CBSソニー
- ステージ3に『ドンキーコング』の25mのような場所が存在する。
- ロックマン2 Dr.ワイリーの謎 - 1988年12月24日発売 - カプコン
- 『スーパーマリオメーカー』に登場するロックマンのキャラマリオの各種SEに本作の物が使用されている。
- キテレツ大百科 - 1990年2月23日発売 - エポック社
- マリモの敵キャラクターの名前が"すーぱーまりも"、カメの敵キャラクターの名前が"のこたん"。
- 伝染るんです。 かわうそハワイへ行く - 1992年3月6日発売 - タカラ
- ステージ1の中盤に緑色の土管が配置されており、複数個配置されている内の一つは十字キーの下を押すと中に入ることが出来る。
- ハローキティ ワールド - 1992年3月27日発売 - キャラクターソフト
- 日本では『バルーンファイトGB』として発売されたゲームボーイ用ソフト『Balloon Kid』の移植作品で、開発した企業は任天堂の子会社である株式会社マリオ。
ファミリーコンピュータに関連するマリオ作品[]
- スーパーペーパーマリオ
- カメレゴン城に置かれている。
- ペーパーマリオ オリガミキング
- てんくうスパーランドで購入できるアクセサリー「ピコピコチェンジャー」のデザインが、ファミリーコンピュータのコントローラーを模したものになっている。
- ヨッシー ウールワールド
- 6-S「ほねあほーどりのあほー」でクラフトウールを全て集めると「ファミコンヨッシー」が復活する。
- まわる メイド イン ワリオ
- ナインボルトステージの題材がその名も「ファミコンかいてん」で、本作に登場するプチゲームの出典作品が全てファミリーコンピュータもしくはディスクシステムのもの。
- さわる メイド イン ワリオ
- プチゲーム「ファミコンコントローラ1」「ファミコンコントローラ2」で登場。「1」はコントローラのボタンをタッチして、「2」はマイクに息を吹きかけて上画面のゲームをクリアするゲーム。
- メイドイン俺
- 制作したプチゲームをゲーム内で出荷するときに、ファミリーコンピュータ用カートリッジの形状で製造される。タイトル画面の下画面もファミコンカセットのラベルがモチーフ。
- メイド イン ワリオ ゴージャス
- ニンコレのひとつとして登場。NESも登場。
- おすそわける メイド イン ワリオ
- ナインボルトステージのボスステージの前に登場するボスモンスターの目のデザインが、ファミリーコンピュータのコントローラーを模したものになっている。
Nintendo Entertainment System[]
ファミリーコンピュータの仕様を基に開発された国外向け家庭用ゲーム機。一般的に「NES」と略される。1985年10月18日に北米で発売され、1986年9月1日には欧州で発売。 豪華版のDeluxe Setと廉価版のAction Setがあり、両者に共通して本体とコントローラ2つと光線銃 (ザッパー)、前者にはファミリーコンピュータ ロボット (Robotic Operating Buddy、通称R.O.B) と対応ソフト2作と『ダックハント』、後者には『スーパーマリオブラザーズ』と『ダックハント』がひとまとめになったカートリッジがセットになっていた。
日本未発売のマリオ関連作品[]
任天堂発売[]
- Super Mario Bros. / Duck Hunt - 1985年10月18日発売
- NES Action Setに同梱されている、2本のソフトがひとまとめになったカートリッジ。
- Donkey Kong Classics - 1988年9月9日発売
- 『ドンキーコング』と『ドンキーコングJR.』がひとまとめになったカートリッジ。
- Tetris - 1989年11月発売
- 日本でファミコン向けに発売されたBPSの『テトリス』とは別物。
- ラウンドクリア時のデモ画面でマリオ、ルイージ、ピーチ、クッパ、リンク、サムス、ピットが楽器演奏やダンスを披露する。
- Metroid - 1987年8月発売
- 海外版のみ、2周目以降を主人公のサムス・アランがスーツを脱いだ姿で操作できるという要素が存在するが、『[[まわる』『メイド イン ワリオ ゴージャス』ではリージョンを問わず、プチゲーム「メトロイド」に登場するサムスがランダムでスーツを脱いだ姿になることがある。
- Nintendo World Championships 1990 - 非売品
- 同名の大会で用いられた特別なカートリッジ。『Super Mario Bros.』、『Rad Racer』(スクウェア発売の『ハイウェイスター』)、『Tetris』の3作品のスコアで勝敗を決する。
- Nintendo Campus Challenge 1991 - 非売品
- 同名の大会で用いられた特別なカートリッジ。『Super Mario Bros. 3』、『Pin Bot』、『Dr.Mario』の3作品のスコアで勝敗を決する。
任天堂以外のメーカーが発売[]
- Maniac Mansion - 1990年9月18日(北米)、1992年10月22日(欧州)発売 - ジャレコ
- 日本国内では『マニアックマンション』として1988年に発売された、PCゲームの移植作品。
- 国外版のみ、作中に登場するゲーム筐体『METEOR MESS』にコインを入れると複数のノイズの後に地上BGMの一節が流れる。
- Mario Is Missing! - 1993年発売 - SoftwareToolworks(北米)、Mindscape(欧州)
- 教育ソフト。クッパ城に幽閉されたマリオを救うためルイージが活躍するというストーリー。
- Mario's Time Machine - 1994年6月23日発売 - SoftwareToolworks
- 教育ソフト。クッパ城の博物館に展示されている人類史の遺物を元の時代に返しに行くというストーリー。
このハードから始まった関連シリーズ[]
- ドラゴンクエストシリーズ
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- ドラゴンクエスト - 1986年5月29日発売 - エニックス
- ロックマンシリーズ
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- ロックマン - 1987年12月17日発売 - カプコン
- ファイナルファンタジーシリーズ
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- ファイナルファンタジー - 1987年12月18日発売 - スクウェア
- MOTHERシリーズ
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- MOTHER - 1989年7月27日発売
- ファイアーエムブレムシリーズ
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- ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 - 1990年4月20日発売
- いただきストリートシリーズ
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- いただきストリート〜私のお店によってって〜 - 1991年3月21日発売 - アスキー
脚注[]
関連記事[]
- 任天堂VS.システム - 本機の構造を応用して作られたアーケードゲーム基板。
- ファミリーコンピュータ ディスクシステム - 周辺機器。
- スーパーファミコン - 後継機。
- ファミコンミニ - ファミコン20周年を記念して著名タイトルをゲームボーイアドバンス向けに移植した作品シリーズ。
- ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ - 30タイトルのファミコン用ソフトを収録した手のひらサイズの家庭用ゲーム機。
ゲームハード関連
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