マリオペディア
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ピーチPeach)は、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズに登場するキャラクターのひとり。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』におけるファイター番号は「13」。

概要[]

大乱闘スマッシュブラザーズDX』で初参戦。前作の公式サイトで集計された参戦希望アンケートで2位を獲得し、要望を踏まえての参戦。

リアル調の描写が特に深い『DX』でデビューしたため、原作でデフォルメ調であったドレスは現実世界のものに引けに劣らない装飾が数多く加えられている。リンクやゼルダ、サムスなどリアル調の人間キャラクターとも相対するため、頭身は高め、顔は小さめに調整され美麗な風貌へとアレンジが加わっている。後続参戦のロゼッタ&チコと比較すると、アレンジ度合いの差が顕著に表れる。
『DX』『X』ではドレスの中の下着までもが描写がされていたが、さすがにセンシティブであったか『for』以降は黒塗り修正が施されている。

1999年時点で彼女が主人公格で活躍した2作品『スーパーマリオUSA』『スーパーマリオRPG』の要素が強く現れていて、前者からは空中浮遊や野菜引っこ抜きといったアクション、後者からは弱攻撃でのビンタや横スマッシュ攻撃のフライパンパラソルなどのワザが採用されている。
空中浮遊とパラソルの存在により、ステージ外からの復帰力が非常に高いことが特徴。魔法を帯びた各種攻撃の威力も高めで、総じて初心者(や女性)に優しいキャラクター性能をしていると言える。そのぶん移動のスピードは控えめで、そこが弱点であるとも言えるし、高速なゲーム展開についていけない初心者に寄り添っているとも言える。

亜空の使者での立ち位置[]

空中スタジアムでゼルダと共にマリオVSカービィの試合を見学。そこへ亜空軍が襲来、会場に現れたザコ敵をマリオ、カービィ、ゼルダともにいなしていると、マリオが大砲の弾で吹き飛ばされたスキをつかれボスパックンにゼルダともども囚われの身となってしまう。ここでどちらのカゴを破壊するかでヒロインが分岐することになる。

  • ピーチを助けた場合

亜空間爆弾が起動され、カービィと共にワープスターに乗ってその場を離れる。亜空軍が指揮していた戦艦ハルバードを追うが、同じくハルバード撃墜を狙い接近したフォックスが乗るアーウィンがハルバードにより撃墜、巻き込まれカービィともども雲海の底へ落下してしまう。

落下後、湖畔で姿を見せた二人。しかし何かを発見したカービィが目を離したために、スキをついたクッパの襲撃に遭いフィギュアにされてさらわれ、その体は「影虫」を用いてコピーされ悪事に利用されてしまうこととなった。
コピーされたピーチにはダークキャノンが配られマリオ&ピットを狙うが、リンク&ヨッシーにより阻止される。その光景を目の当たりにしたマリオは「リンク達にピーチが倒された」と勘違い、2陣営の抗争が勃発する。以降の彼らの動向についてはマリオ及びヨッシーの項目を参照。

  • ゼルダを助けた場合

助けられなかった方のヒロイン(この場合ピーチ)の元にワリオが襲来。ダークキャノンがピーチを貫き、フィギュアへと変えられ連れ去られてしまう。ワリオも亜空軍の一員で、同じようにフィギュアに変えられたネスと共に支給された乗り物「カーゴ」で運搬されていた。しかしルイージのフィギュアをダシに使われ、ワリオのカーゴ及びネス&ピーチはデデデに奪われることとなってしまう。デデデの目論見は亜空軍に対抗するための戦士を集めることであったが、その暗躍を快く思わなかったクッパがデデデ城に襲来、ルイージ、ネスを遺してピーチのフィギュアのみ奪われる。

  • 合流とその後

いずれも最終的にはクッパによって拉致され、戦艦ハルバード内の一室に格納されていたピーチ&ゼルダのフィギュア。共に「影虫」によりコピーされ、ハルバード艦内を行動するスネーク&ルカリオ&メタナイトを足止めの刺客となるが、その戦闘が原因で二人を捕らえていたカゴが破壊され、スネークたちに匿われ晴れて自由の身となる。その後、シークに変身したゼルダの先導を受けながらハルバードを散策することになり、シークとフォックスが一触即発のところをピーチが仲裁する、影虫が合体し変身したボス"デュオン"を倒したあとに残ったMr.ゲーム&ウォッチのフィギュアを実体化させ味方につけるなど、マイペースが功を奏すケースが何度か存在した。全員合流後は揃って"タブー"のOFF波導に倒され、ルイージたちの救助を待つこととなる。

使用ワザ・アクション[]

通常ワザ[]

必殺ワザ[]

通常必殺ワザ:キノピオガード
大乱闘スマッシュブラザーズDX』から登場。自身の前方にキノピオを突き出して相手の攻撃を防ぐ非人道的なワザ。哀れキノピオが攻撃を受けてしまった場合、キノピオから大量の胞子が噴霧され相手へのカウンターとなる。
『for』までは突き出されたキノピオはもがくような動きをしていたが、さすがにかわいそうが勝ったか『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』ではキノピオが自ら盾となるように立ちふさがりピーチは身を守るというポーズに変更された。
横必殺ワザ:ピーチボンバー
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』から登場。おしりを突き出して横方向に突進し、当たった相手を大きくふっとばす。『X』以降はヒット時にハートの激しいエフェクトが出現するようになった。
上必殺ワザ:ピーチパラソル
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』から登場。パラソルを上方向に突き上げて上昇しながら相手を攻撃し、上昇しきった後はパラソルを開いてふんわりと下降する。落下が非常に遅くなり、その間の左右移動は速い速度で可能なため、落下地点をかなり自由に決められる。
スティックを下に入力することでパラソルを閉じ急降下することも可能で、その間再度上に入力をすると再びパラソルを展開できる。
開いたパラソル自体にも攻撃判定があるため、左右移動や急降下とキャンセルを繰り返すことで空中の相手を手玉に取ることもできるが、復帰の道筋はほぼ一定であるため阻止もされやすい。
『DX』では白色のパラソルを使用していたが、『X』以降は『スーパーマリオサンシャイン』で使用していたパラソルのデザインへ変更。『スーパーマリオRPG』のパラソルは水色であるため色はいずれとも異なり、主役作品である『スーパープリンセスピーチ』要素のはワザとして使用されなかった。
下必殺ワザ:野菜引っこ抜き
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』から登場。地上でのみ使用でき、地面から野菜(カブ)を引っこ抜いて攻撃することができる。カブはとうてきアイテム扱いになり、通常攻撃と組み合わせてコンボにつなげられると強力。投げられたカブを他のファイターが受け止めて投げ返すことも可能。
引っこ抜いたカブに描かれている顔にはパターンがあり、その顔の種類でダメージが変動するというランダム要素がある。中でもしわが多く描かれた老婆の様なカブは最も高い威力をもつ。
さらに原作で野菜以外のアイテムも引っこ抜けるという特性から、ビームソード、どせいさん、ボムへいなどのアイテムが低確率で混ざることもある。ボムへいを引っこ抜いた場合は早期撃墜のチャンス。
最後の切りふだ:ピーチブラッサム
大乱闘スマッシュブラザーズX』から登場。突如ピーチが踊り出すことで周囲のファイターを眠らせてしまう。『スーパープリンセスピーチ』風の謎のフレームが画面を覆ったり、画面全体がピンク色みがかったり、なぜか果物のモモが大量に降ってきて回復までできたりと独自の性能をしている。

カラーバリエーション[]

桃ドレス
  • 登場:DX、X、for、SP
基本のカラー。
黄ドレス
  • 登場:DX、X、for
ドレスは黄色に、髪の色は褐色にと、デイジーと同じカラーリングになる。『DX』ではイヤリングや胸の装飾品、肌の色まで旧デザインのデイジーと同じになったが、『X』以降はデイジーのデザイン変化もあってカラーリングのみの変化に留まる。
『for』のひとり用モードクリア時のムービーでは、ルイージのものにこのカラーのピーチが出演するなど、本当にデイジーとして扱われる機会も多い。『SP』にて本人が参戦したため撤廃された。
青ドレス
  • 登場:DX、X、for、SP
緑ドレス
  • 登場:DX、X、for、SP
白ドレス
  • 登場:DX、X、for、SP
ウェディングドレスをイメージしたカラー。後に『スーパーペーパーマリオ』『スーパーマリオ オデッセイ』にて原作側のピーチが本物のウェディングドレスを身に付けることとなるが、これらのデザインがそのまま採用されることはない。
赤ドレス
  • 登場:X、for、SP
ポリーンを想起させるというユーザーの声も散見されるが、公式的に言及されたことはない。
白赤ドレス
  • 登場:for、SP
初代『スーパーマリオブラザーズ』のゲーム内ドット絵、および『スーパーマリオ 3Dワールド』のファイアピーチのカラーリング。髪が赤くない点では後者に近いが、髪を結ってはいない。
黒黄ドレス
  • 登場:for、SP
金ドレス
  • 登場:SP
黄色のドレスを持つデイジーがファイターとして参戦したため、その差別化として黄色カラーが大胆に変更。強い光沢を発したゴールデンなカラーとなる。

登場作品[]

大乱闘スマッシュブラザーズDX
同時に参戦したゼルダとは、一部モーションが似通っている。
大乱闘スマッシュブラザーズX
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS
大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
デイジーが単独参戦。

その他[]

  • 本シリーズへの参戦以降、原作側でもピーチ=パラソルという構図が定着。『ヨッシーアイランドDS』『スーパーペーパーマリオ』など、彼女が固有の操作キャラクターなどとして登場する場合、多くの作品でパラソルによるふんわりした落下を持ち味とするようになった。いずれも『スーパーマリオサンシャイン』のデザインのパラソルを用いている。
    • 同じく『サンシャイン』のパラソルが『マリオカート7』でカイトとなった際、「ピーチパラソル」という名称が逆輸入された。

脚注[]

関連項目[]

テンプレート:ピーチ

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