ピーチ城 上空(-じょう じょうくう、Peach's Castle)は、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズに登場する対戦ステージのひとつ。
概要[]
『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』で初登場したステージ。『スーパーマリオ64』に登場したキノコ城を上空から見下ろした景色をバックに、同作に登場した様々なステージの地形を寄せ集めたミニチュアなステージで戦う。
中央には安定した土台と、その少し上にすり抜け床が一枚。すり抜け床の左右からは坂になっているつり橋のようなすり抜け床が伸びており、中央土台の下には左右に移動している長い足場がある。上空左右には坂になった三角形のブロックが2つあり、中央上部にはアイテムとしても登場するオリジナルアイテム「バンパー」が空間に設置されている。
後ろ中央の塔はキノコ城の外観を模しており、中央の足場の床はキノコ城内エントランスのような赤い階段と白黒のチェックタイルで構成されている。つり橋のようなすり抜け床はさむいさむい マウンテンにあるもの、移動する足場の機構はファイアバブル ランドの火口外の仕掛け、三角形のブロックはファイアバブル ランドの火口内にあるものが下地となっており、作品を総括したものとなっている。
背景キャラクター[]
登場作品[]
- ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ
- 初登場作品。一人用モードのボーナス「バンパークリア」はこのステージにやくものとして存在するバンパーでも達成される。
- 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / for Wii U
- ダウンロードコンテンツとして登場。各機種用単体では254円(税込)、両機種セットは356円(税込)。
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
- 最初から収録。
余談[]
- もともと原作ではピーチの住まう居城は「キノコ城」と呼ばれており、「ピーチ城」と呼ばれたのは本シリーズの本ステージが初。そのことについて同作の公式サイト内コンテンツ「アンケート集計拳!!」では桜井政博がそのことを知らなかった節の謎の発言をしている[1]。
- Webサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』のインタビューではマップ製作を担当した高橋道子(現姓:桜井、桜井政博の妻)が「最初にプレッシャーだったステージ」であると語っている。当初は「マリオらしくアスレチックが楽しめるものにしたい」として下部にブランコのような地形を設置するといった案も存在したが「それをするとこのゲームの特性が損なわれてしまう」として葛藤を抱き、最終的に「自分が解釈した「マリオらしさ」が現れていればそれでいい」として自身の感性に任せた構成を行い迷いが晴れたと語った[2]。
- 『大乱闘スマッシュブラザーズDX』では本ステージそのものの収録はないが、アドベンチャーモードでルイージが乱入するムービーでは本ステージのBGMが使用されている。サウンドテストも未収録。
- 本ステージでは空中に設置されているバンパーだが、アイテムとして登場するものは初代『スマブラ』では地面に沿って設置することしかできなかった。『大乱闘スマッシュブラザーズX』で復活するにあたり、本ステージになぞらえてか空中にも設置できるようになった。
- 『スーパーマリオ オデッセイ』のオープニングムービーは、真っ黒の画面に「ピーチ城 上空…」という白文字が表示されるところから始まる。
- スティーブで通常必殺ワザ「採掘」を行った際は、以下の結果になる。
- 中央足場・タイル部分 - 金属質の床。ツルハシで採掘し、鉄が出やすい。
- 中央足場・階段部分 - 無分類の床。スコップで採掘し、土が出やすい。
- 左右に移動する足場 - 石造りの床。ツルハシで採掘し、石が出やすい。
- 上段・橋 - 中央の色が違う部分を含めて木製の橋。オノで採掘し、木材が出やすい。
- 上部・斜めの足場 - 斜め部分で静止ができないため足元からの採掘は不可能だが、空中にブロックを生成し横から触れることで採掘が可能。ツルハシで採掘し、鉄が出やすい。
脚注[]
関連記事[]
テンプレート:ピーチ