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ファイル:DonkeyKong.jpg

2代目ドンキーコングは、任天堂のコンピュータゲームに登場する架空のキャラクター。現在ドンキーコングといえば彼のことを指す。

概要

当時では最先端の3DCGレンダリングでデザインされた大柄のゴリラ。それまでのドンキーコングのイメージを残しつつ、極力本物の動物に近づけた設計がなされた、全く新しいキャラ。頭のトンガリとDKマークのネクタイがトレードマークである。バナナが大好物。

声優は『ドンキーコング』では山寺宏一。『ドンキーコングジャングルビート』以降の作品では長嶝高士が担当している。

人物

一人称は『ドンキーコング (アニメ)』、『ドンキーコング64』では「ボク」、『マリオパーティ3』やGBA版スーパードンキーコングシリーズでは「オイラ」(一部の作品、漫画では「オレ」の場合もある)。

現役時代は暴れることが多かった先代と違い、ヒーローらしく気は優しくて力持ちという言葉が当てはまる。ただし『スーパードンキーコング』のストーリーでディディーコングにバナナの見張りを押し付けたり『マリオvs.ドンキーコング』では玩具の「ミニマリオ」を工場から盗み出すなど、多少ワガママで横暴な姿も見られる。よくクランキーコングからは説教されている。力比べや勝負事が好きで『スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール』では自らのパワーを誇示していたり、『いただきストリートDS』では『ドラゴンクエストVI』のキャラクターであるハッサンと力比べをしたりしていた。また、名前が示すとおり相当マヌケで、過去に数回クレムリン軍団に誘拐されているというヒーローらしくない経歴も持つ。『マリオvs.ドンキーコング』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは、先代のイメージも若干取り入れているからか、時に悪役的な描かれ方をすることもある。『スーパードンキーコング』のOPを見る限り、音楽はロックが好きと思われる。

歴史

各作品の項も参照の事

1994年、それまでの初代ドンキーの孫として『スーパードンキーコング』の主役となった。 キングクルール率いるバナナ泥棒団クレムリンを相手に、ジャングルのヒーローとして冒険を繰り広げた。地面に両手を打ち付ける「ハンドスラップ」という技で小規模な地震を起こせる程の力を持ち、その一方でジャンプ力、素早さもまずまずで、ヒーローとして申し分ない能力を持つキャラだった。 『スーパードンキーコング』の驚異的売り上げにより、一気に人気キャラとなったドンキーだが、続編である『スーパードンキーコング2』『スーパードンキーコング3』では、クルールに捕まり、助けをひたすら待つという、非常に情けない役割となった。 それとは逆に、1996年には『マリオカート64』、1998年には『マリオパーティ』に参戦。体格を生かしたパワフルなプレイで、以降シリーズになくてはならない定番キャラとなっていった。ちなみに『スーパーマリオRPG』ではドソキーユングというドンキーコングそっくりの敵キャラが登場した(ちなみに英語版ではゴリラをもじった「ゲリラ」という名前である)。 その後も『マリオゴルフ』『マリオテニス』といった他のシリーズにも登場し始め、マリオファミリーのメインキャラの一人として出世街道を歩く事になる。大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにも出演しており、ゲーム界を代表するキャラにまで成長したと言っても過言では無い。ただし、マリオパーティシリーズにおいては当初はプレイヤーキャラクター扱いだったが、5作目以降は司会、進行などのサブキャラに格下げとなってしまった(敵としては登場しない)。 1999年になり、ついに本家レア作品である『ドンキーコング64』の主役になる。多彩な技と協力な武器が与えられ、以前にも増して力強く、頼れるリーダーキャラとなった。ただ、「パワー」という点においては、より力強いチャンキーコングの登場により発揮する機会が少なかった。 2002年、レア社がマイクロソフトへ買収される。しかし、ドンキーとその仲間であるコングファミリーは任天堂が版権を所有し、引き続き活躍を続ける(クルール達クレムリン軍団も同じく登場している)。 余談だが、レア作品では、高度な建築物(工場や砦)も多数登場していたが、任天堂ではドンキーのステージは、大抵がジャングルを模した造りをしている(例:『マリオテニスGC』のジャングルコートなど)。ファンタジー性を重視するレアと、イメージを大切にする任天堂の志向の差が現れる、興味深い事例と言えるだろう。但し、『ドンキーコング たるジェットレース』など、マリオから独立したドンキーシリーズではその限りではない。


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