ドンキーコング(Donkey Kong)は、ドンキーコングシリーズ及びマリオシリーズなどの作品に登場するキャラクター。正確には別人である今現在"ドンキーコング"と呼ばれるキャラクターと区別するため、便宜上「(初代)」を付けている。
概要[]
マリオのデビュー作品『ドンキーコング』のタイトルにも名を冠する、同作品でヒロインのレディをさらった大きなゴリラ。もともとはマリオのペットであったが、マリオが恋人のレディにうつつを抜かしたことで嫉妬し逃亡、レディをさらうという凶行に走った。時期は不明だがマリオの知りえぬうちに息子のドンキーコングJr.を設けており、マリオに再度捕獲されたところを救出され野生に帰化。『ドンキーコング3』では植物園で退治されるなどあったが、『スーパードンキーコング』以降のドンキーコングシリーズではドンキーコングアイランドに移住し、年老いたクランキーコングとして他のゴリラたちと余生を謳歌している。「ドンキーコング」という名前は孫に譲った。
クランキーコングとしての詳しい活躍は当該記事を参照。
特徴・能力[]
高身長の女性を片手で持ち上げ肩に担ぐことができるほどの大きさで、体毛は赤色や赤茶色、基本移動は二足歩行で行うなど現実のゴリラとは幾分違う部分がある。レディを担いだままはしごを登り、ジャンプによる地鳴りで逃げ込んだ工事現場の鉄骨を湾曲させるなど、よほどの力自慢がうかがえる。
力自慢以外の特殊能力は特に見せてはいないが、ゲームボーイ版『ドンキーコング』では、スーパーキノコを大量に摂取しビルほどの大きさまで巨大化する荒業をしてのけた。
登場作品[]
- ドンキーコング
- 初登場作品。概ね上記の通り。
- ドンキーコング (ゲーム&ウオッチ)
- レディをさらいジャンプマン(マリオ)に退治されるという構図はアーケード版とおおむね同じだがステージの構成が大きく異なる。最後はやはり足場を崩されたことによる落下で鎮圧。
- ドンキーコングJR.
- 飼い主のマリオにとらえられ、オリの中で閉じ込められている。最終ラウンドでカギを全て穴にはめるとオリがはずれ救出される。アーケード版のみ、後を追ってきたマリオを蹴り飛ばすという演出がある。
- ドンキーコングJR. (ゲーム&ウオッチ)
- ドンキーコング2
- ドンキーコング3 (ゲーム&ウオッチ)
- 本作ではスタンリーとともにプレイヤーのひとりとして登場。スプレーを持ち、スタンリーと虫の押しつけあいをする。
- ドンキーコングホッケー
- ドンキーコングサーカス
- ドンキーコング (ゲームボーイ)
- アーケード版と同じ構成の4ステージを終えると突然起き上がり再度ポリーンを拉致、様々なステージに逃亡する。
- スーパードンキーコング
- クランキーコングとしての初の登場。以降ドンキーコングシリーズではクランキーとして登場する。詳細はそちらの記事を参照。
- スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー
- スーパードンキーコング3 謎のクレミス島
- ドンキーコング64
- ドンキーコング リターンズ / ドンキーコング リターンズ 3D
- ドンキーコング トロピカルフリーズ
- スーパードンキーコングGB
- ドンキーコングランド
- ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング
- ドンキーコング2001
- ドンキーコンガ
- ドンキーコンガ2 ヒットソングパレード
- ドンキーコンガ3 食べ放題!春もぎたて50曲
- ぶらぶらドンキー
- ドンキーコング ジャングルクライマー
- ドンキーコング たるジェットレース
- クランキーコングとして登場。『リターンズ』及び『トロピカルフリーズ』では初代作のドット絵の像が登場した。
- スーパーマリオ オデッセイ
- 都市の国 ニュードンクシティの背景に登場。市長のポリーンが「昔ゴリラに襲われたことがある」など『ドンキーコング』を示唆する発言をしており、当時の様子を描いたポスターも街に貼られている。また、ニュードンクシティのフェスでは敵キャラとしても登場。4つのハテナブロックの上で原作同様タルを転がしてきて、ブロックを下から突き上げるごとに1ダメージ与え、すべて叩き切ると落下していき道が開かれる。
- 月の国 もっと裏 ラストクレーターの「長い旅の終着点」でも登場。
- マリオカート ツアー
- コース「ニューヨーク ドリーム」の背景パネルに登場。
- マリオカート8 デラックス
- 「コース追加パス」で追加されたコース「ニューヨーク ドリーム」の背景パネルに登場。
- マリオパーティ10
- amiiboパーティのドンキーコングマップで、オブジェクトとして置かれている。
- マリオクラッシュ
- 800000点を獲得したボーナス画面でドンキーコングJr.とともに登場。
- MARIO IS MISSING!
- CD-ROM DELUXE版にのみ観光センターの職員として登場。本作ではエンパイア・ステート・ビルディングの名物としてなぜかキングコングが登場しており、間接的ではあるが共演を果たしている。
- メイド イン ワリオ
- プチゲーム「ドンキーコング」が収録。
- まわる メイド イン ワリオ
- プチゲーム「ドンキーコングJr.」「ドンキーコング3」が収録。
- さわる メイド イン ワリオ
- プチゲーム「ドンキーコング3」が収録。
- あそぶメイドイン俺
- プチゲーム「ドンキーコング」が収録。
- メイド イン ワリオ ゴージャス
- プチゲーム「ドンキーコング」「ドンキーコングJR.」が収録。
- ゲームボーイギャラリー2
- 「ドンキーコング」を収録。
- ゲームボーイギャラリー3
- 「ドンキーコングJR.」「ドンキーコング2」を収録。
- ゲームボーイギャラリー4
- 「ドンキーコング」「ドンキーコングJR.」「ドンキーコング3」を収録。タイトル画面にはなぜか2代目ドンキーと思しきドンキーコングが描かれている。
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- シリーズ初登場は『大乱闘スマッシュブラザーズDX』。ステージ「ジャングルガーデン」で、家屋の中にクランキーコングの影が映っている。
- 元祖ドンキーコングとしては『X』で初登場。ステージ「75m」で登場し、一定確率で手前に登場しジャッキを呼び出す。手前に来ている間は本人に触れてもダメージやふっとばしが発生する。
- 他、観賞用フィギュア(クランキーコングのみ)やシール、スピリットとしても登場する。
- パンチアウト!!、スーパーパンチアウト!!
- 観客として背景に登場。
- スマッシュピンポン
- 観客として背景に登場。
- F1レース(ゲームボーイ版)
- プレイヤーの応援で登場。
- ポケットカメラ
- 「どみ~る」モードの選択画面が『ドンキーコングJR.』の筐体をイメージしたデザインをしており、ドンキーコングの顔が描かれている。
- テトリスDS
- 「プッシュ」モードは本作のファミコン版をモチーフにしている。
- TETRIS 99
- カスタマイズで選択できるスキンに「ドンキーコング」が存在。
- Nintendo Land
- 「ドンキーコングのクラッシュコース」というアトラクションに登場。
脚注[]
関連項目[]
- コングファミリー
- ドンキーコングJr. - 息子。
- リンクリーコング - 妻。
- ドンキーコング (2代目) - 孫。今現在"ドンキーコング"と呼ばれるキャラクター。
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