ドンキーコング(Donkey Kong)は、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズに登場するキャラクターのひとり。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』におけるファイター番号は「02」。
概要[]
『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』で初登場。シリーズの全作品で初期から使用可能。
大柄な体躯から放たれる、大振りだが当たれば強力な近距離攻撃が魅力の元祖パワー系ファイター。スピードやワザのリーチも高水準で、見た目や性格どおりシンプルでわかりやすく使いやすい性質をしている。絡め手が存在しないわけでもなく、前投げの「リフティング」で相手をもち上げて移動することができる。そこから崖外での攻防、画面上方での駆け引きなど様々な選択肢を仕掛けられる。
弱点もきわめてわかりやすく、吹っ飛ばされた際の復帰が大の苦手。上必殺ワザ「スピニングコング」は横方向への移動が大きいが上方向への上昇が少ないため、空中ジャンプを使い切った状態で崖外に飛び出した際にはその時点で失点を覚悟した方がいい。飛び道具も一切持たないため、常に相手に近づいて強い攻撃をぶつけ続けるなど、得意な間合いで戦うことが推奨される。
『スーパードンキーコング』以降のいわゆる「2代目ドンキーコング」がモチーフだが、オールスターモードなどでは初代ドンキーコング準拠の1981年初出キャラ扱いで登場することが極めて多い。モチーフが後続の作品だが一貫して初代作出身扱いにされる点では、リンクも近い存在といえる。
亜空の使者での立ち位置[]
「ジャングル」でクッパ軍団に奪われたバナナの山を取り返すべく、ディディーコングと共に旅に出る。最深部で盗まれたバナナを発見し喜びにふけっていると、そのスキをクッパが持つダークキャノンに狙われる。クッパの殺気にいち早く気づいたドンキーは、ディディーをジャイアントパンチでふっとばして場から離れさせ自らを犠牲としてしまう。
その後はフォックスなど多くのSF系ファイターと合流したディディーコングの活躍で助け出される。そして他のファイターと合流したのちタブーによるOFF波導でまとめてフィギュア化された。
使用ワザ・アクション[]
通常ワザ[]
必殺ワザ[]
- 通常必殺ワザ:ジャイアントパンチ
- 『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』から登場。腕を回してパワーを溜め、再度ボタンを押すことで溜め具合に応じた強力なパンチをお見舞いする。最大タメ状態ならば、全ファイターのワザの中でもトップクラスの威力に君臨する元祖ロマン技。
- 溜め具合はシールドボタンなどで保持することができるほか、最大まで溜まると頭から湯気が出現する。相手をふっとばしたスキに溜めたり、多人数対戦ならばほかのプレイヤー同士が争っている間に抜けがけして溜めてもよい。相手をする場合、湯気が出ているドンキーには要注意。
- 横必殺ワザ:ドンキーヘッドバット
- 『大乱闘スマッシュブラザーズDX』から登場。大ぶりな頭突きをくりだし、当たった相手を地面に埋めてしまう。埋まった相手は当然無防備となるため、そのスキにスマッシュ攻撃やジャイアントパンチを気持ちよく決めたい。空中の相手に当てた場合はメテオ攻撃となる。
- 「カートゥーン的なドタバタ感を狙った技」とされる。
- 上必殺ワザ:スピニングコング
- 『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』から登場。腕を広げて横方向に回転し、その風圧で上昇する復帰ワザ。上方向への上昇が少ない反面横方向へは長く移動することができ、高い位置にふっとばされた際の復帰には大きく役立てる。
- 地上で使用することもでき、相手を巻き込みながら攻撃するワザとなる。『for』以降は地上バージョンの仕様が変化し、スーパーアーマーを発生させながらラリアットを繰り返すように相手を巻き込み最後に大きくふっとばすワザとなった。
- 空中移動に長ける、横方向に回転という点で、ディクシーコングのポニーテールによる滞空がモチーフと推察されている。
- 下必殺ワザ:ハンドスラップ
- 『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』から登場。地面を叩いて地響きを起こし、周囲の相手を攻撃する。『DX』以降は連打が効くようになり、その特性上「組み手」モードでは強力な武器となる(CPUが強化された「情け無用組み手」を除く)。
- 『for』以降は空中の相手に当てるとメテオ攻撃になるようになった。前空中、下空中、横必殺とあわせてメテオ技を4つ持つ。
- 最後の切りふだ:タルコンガビート
- 『大乱闘スマッシュブラザーズX』『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』『 大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』に登場。タルコンガを持ち出して、その場でビートを奏でる。『DK Island Swing』のアレンジに合わせてリズムよくボタンを押すことでドンキーの周りに広がる音波が大きくなっていき、威力も上がる。
- 『for』では開発にバンダイナムコスタジオが携わった縁で、ドンキーコンガシリーズに準拠した譜面が出現するようになりリズムがとりやすくなった。
- 最後の切りふだ:ビートラッシュ
- 『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』から登場。目の前にパンチを繰り出し、そのパンチに相手ファイターが当たったら強烈なパンチの乱打をお見舞いする。この連続パンチ攻撃は『ドンキーコングジャングルビート』がモチーフで、殴打する効果音にタルコンガを叩くポコポコ…という音が重ねられ爽快。
登場作品[]
- ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ
- 初登場作品。最初から出現。
- 大乱闘スマッシュブラザーズDX
- 最初から出現。
- 大乱闘スマッシュブラザーズX
- 最初から出現。
- 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS
- 最初から出現。
- 大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U
- 最初から出現。
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
- 最初から出現。