テンプレート:コンピュータゲーム 『ドンキーコングJR.の算数遊び』(ドンキーコングジュニアのさんすうあそび)は、1983年12月12日に任天堂から発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフトである。ゲーム中のタイトル表記は「さんすうあそび」。
2006年12月2日よりWiiのバーチャルコンソールで配信されている(要500Wiiポイント)。
ゲーム概要
『ドンキーコングJR.』のゲームシステムを使った教育用ゲーム。CALCULATE A, CALCULATE B, +-×÷EXERCISEの3つのゲームシステムがある。
CALCULATE A, B
CALCURATE AおよびBは2人用で、『ドンキーコングJR.』の1面を元に構成。プレイヤー1は通常の『ドンキーコングJR.』と同じ茶色、プレイヤー2はピンク色のJR.を動かす。パパ・コングが数字を示し、それに見合う計算結果になるように鎖の間にある数字と、島の上にある計算記号を交互に取るというもの。
課題の数字はAが2桁、Bは負数も含め3桁。一度に計算できる数字は1桁ずつに限られるため、課題によっては何度も計算しなければならない。つまり一度の計算結果だけで課題の数値に到達する必要はない。
また数字は1-9の各数字が2つずつランダムに配置されるが画面の左右どちらかに偏っていることもあり、島の上にある計算記号を取ると別の島に動くため、数字や計算記号の奪い合いになり、アクションゲームとしての対戦の要素も持っている。計算問題の数値に達するとご褒美のリンゴが貰え、問題が変わる。リンゴを先に5個集めた方の勝ち。
+-×÷EXERCISE
+-×÷EXERCISEは一人用で、『ドンキーコングJR.』の4面を元に構成。鎖につかまるとその高さによって各桁の数値が動き、これで計算結果を示すというもの。最後に一桁目を入力し終わった後、外に向かって飛び降りる(『ドンキーコングJR.』では死ぬような高さから飛び降りても良い)。
計算結果があっていればご褒美に鳥の卵がもらえ、間違えればミスとなる。
どうしてもわからない問題は、?印の鍵を差し込むことによって解答が出るが、ご褒美の卵はもらえない。全10問。キャラクターの操作は単に数値の入力の手段に過ぎず、アクションゲーム性はほとんど無い。
ドンキーコングの音楽遊び
任天堂は、本作と『ポパイの英語遊び』と共に、『ドンキーコングの音楽遊び』というタイトルの発売も予定していた。当時のチラシには画面写真も載っており、かなり完成に近かったようだが諸事情により発売中止になった。チラシには「犬のおまわりさん」「線路は続くよどこまでも」の2曲が載っている。
外部リンク
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