マリオペディア
マリオペディア
Advertisement

ドンキーコング3 大逆襲』(-スリー だいぎゃくしゅう)は、1984年にハドソンが発売したパーソナルコンピュータ用ゲームソフトである。

概要[]

1983年にアーケードファミコンで発売された『ドンキーコング3』のライセンスを得てハドソンより開発・発売されたゲーム。キャラクターのグラフィックは『ドンキーコング3』のものを使用しているが、それ以外のいくつかはかなり原作と異なる。

ストーリー[]

ファンタスティックな宇宙やジャングル、湖を舞台に、兵隊バチのバズビーや親バチベスピー、おじゃま虫クリーピーを引き連れたドンキーコングが大暴れ!さあ、スタンリーは、ヤシの実攻撃をかわせるかな。お得意のスプレー攻撃で、悪者たちを退治できるかな。

—パッケージ裏やチラシの煽り文

ゲーム内容[]

ツタではなくパラシュート2つを握りしめたドンキーコングが、虫たちを引き連れてゆっくりと下降しながら迫るので、主人公スタンリーを操作してスプレーでドンキーを撃ちまくり、画面上部まで押し上げればステージクリアとなる。この部分をみれば『ドンキーコング3』とかなり近いが、ステージごとに背景がやたら写実的な様々な風景に変化する、チューリップを守る必要がないので最悪虫は無視してかまわない、ステータス関連は画面右に縦に並んでいるなど要所要所がかなり原作と異なる。原作同様、ドンキーを押し上げずとも虫を全員撃退してもクリアとなる。

5ステージごとにボーナスステージが入り、ドンキーコングのいない空間で飛来する12体のバズビーを全員撃ち落とせばボーナス。

キャラクター[]

スタンリー
主人公。得意のスプレー攻撃でドンキーらを撃退する。発射される弾はスプレーの煙らしさはなく、従来のシューティングゲームの如く素早く発射される。
ドンキーコング
悪役。ステージ11以降はヤシの実をほうり投げて攻撃する。押し上げるとクリアになるが決して倒すことはできず、投げるヤシの実も破壊できない。
バズビー
兵隊バチ。1回撃つと小さな青色の虫になり、もう1回撃つと倒せる。
ベスピー
親バチ。こちらも2回で倒せる。本作では倒しても散ったりしない。
クリーピー
画面を右もしくは左から直進するように現れる。原作同様倒せず、撃ってしまうとその場でとどまるため弾を遮ってしまうおじゃまキャラ。

ステージ・背景[]

STAGE1 - ON THE HIGHWAY
山々が連なる異星の上に敷かれた長い道路を写した風景。
STAGE2 - ON THE STRANGE BRIDGE
左右が壁に阻まれた橋を写した風景。途中途中に街灯が建っている。
STAGE3 - ON THE COUNTRY LOAD
緑が茂る山々に敷かれた道路を写した風景。標識が1本と、ドーム状の家が1棟見える。
STAGE4 - THE ALIENS
不気味な宇宙人が5人、バラバラのポーズで横に並んでいる。
STAGE5 - In THE U.F.O.
UFOの内部と思しき、機械盤が並んだ風景。
STAGE6 - LEAVING THE EARTH
これから地球を離れていくのだろうか、地球を画面いっぱいに写した風景。
STAGE7 - THE ASTRON BELT
宇宙を漂う隕石群を写した風景。
STAGE8 - AROUND THE SATURN
土星とその周囲の星々を写した風景。
STAGE9 - A MYSTERIOUS PLANET
未知の惑星を写した風景。惑星の色は赤系色だが、表面の柄は太陽系の惑星のいずれとも似ていない。
STAGE10 - ON THE DESERT
未知の惑星に着陸したのだろうか、やや赤らんだ砂漠を写した風景。
STAGE11 - By THE PYRAMID
ピラミッドを見下ろした風景。地面はなぜか緑。
STAGE12 - IN THE CAVE
赤褐色の洞窟内部を写した風景。洞窟奥から手前左に向けて、緑色のモヤが見える。
STAGE13 - AT THE ACTIVE VOLCANO
活火山を見下ろした風景。
STAGE14 - IN THE ACTIVE CRATER
活火山の噴火口付近を写した風景。
STAGE15 - AT THE DOME
緑色のドーム状の建造物を見下ろした風景。
STAGE16 - ON THE GROUND PICTURE
ナスカの地上絵が描かれた砂漠地帯を見下ろした風景。
STAGE17 - AT THE RUNWAY
航空機の滑走路と思しき施設を見下ろした風景。
STAGE18 - A MUSHROOM CLOUD
キノコ雲、すなわちなんらかの核爆発を見下ろした風景。
STAGE19 - AT THE SUNSET
大きな太陽が赤く映り周囲は暗く、太陽の前を飛ぶ鳥が逆光で黒く写っている風景。
STAGE20 - IN THE CITY
ビビッドな色のビルが立ち並ぶ異星の市街地を写した風景。後ろには傾いた角度の土星のような星が見える。

以降STAGE1のものからループ。

その他[]

  • ゲーム開始BGMはなぜか初代『ドンキーコング』からの引用。それ以外のBGMはいずれもオリジナル。
  • タイトルデモ画面では倒せない敵に対し「IMPOSSIBLE TO KILL」と、やや物騒な書かれ方がされている。

脚注[]

関連項目[]

Advertisement