ドクターマリオシリーズ(Dr.Mario series)とは、主に任天堂により開発・発売されているパズルゲームシリーズ。
概要[]
マリオをはじめとするキャラクターが医者に扮し、カプセル状の薬剤を投げ込んでビンの中のウイルスを退治していく、という内容の落ち物パズルゲーム。ゲームボーイ向けに発売された『テトリス』の成功を踏まえて開発され、基本的にどの作品でも対戦プレイが可能となっている。 第一作目は1990年7月27日にファミリーコンピュータとゲームボーイで同時発売された『ドクターマリオ』で、以降の任天堂のゲームハードでも据置機、携帯機の双方で様々な関連作品が発売されている。
シリーズ作品一覧[]
タイトル | 発売日 | ハード |
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ドクターマリオ | 1990年7月27日 | ファミリーコンピュータ |
ドクターマリオ | 1990年7月27日 | ゲームボーイ |
VS. Dr.Mario | 1990年 | アーケードゲーム |
Tetris & Dr.Mario | 1994年12月30日 | スーパーファミコン |
ドクターマリオBS版 | 1997年3月30日 | スーパーファミコン(サテラビュー) |
ドクターマリオ | 1998年6月1日 | スーパーファミコン(ニンテンドウパワー書き換え専用) |
Dr.Mario 64 | 2001年4月8日 | NINTENDO64(日本未発売) |
NINTENDOパズルコレクション | 2003年2月7日 | ニンテンドーゲームキューブ |
ファミコンミニ15 ドクターマリオ | 2004年5月21日 | ゲームボーイアドバンス |
ドクターマリオ&パネルでポン | 2005年9月13日 | ゲームボーイアドバンス |
Dr.MARIO & 細菌撲滅 | 2008年3月25日 | Wii |
ちょっとDr.MARIO | 2008年12月24日 | ニンテンドーDSi(DSiウェア) |
ドクターマリオ | 2011年7月27日 | ニンテンドー3DS(バーチャルコンソール) |
Dr.LUIGI & 細菌撲滅 | 2014年1月15日 | WiiU |
ドクターマリオ | 2014年2月26日 | WiiU(バーチャルコンソール) |
Dr. MARIO ギャクテン! 特効薬 & 細菌撲滅 | 2015年5月31日 | ニンテンドー3DS |
ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online | 2018年9月19日 | Nintendo Switch |
ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online (知る人ぞ知るUFO直前バージョン) |
2018年12月12日 | Nintendo Switch |
ドクターマリオ ワールド | 2019年7月10日 | iOS / Android |
ゲームシステム[]
ステージ開始時にフィールド(ビンの中)に散布されるウイルスを、上から降ってくるカプセルと色をそろえて消滅させ、ウイルスを全員消滅させればステージクリアとなる。
カプセルとウイルスには基本的に赤・青・黄の3色(ゲームボーイ版は白・黒・グレー、『ワールド』はさらに色数が多い)の色がある。ウイルスは1×1のブロックに収まっており、カプセルは上記の色のブロックが2つつながって落ちてくる。カプセル、ウイルスともに、同じ色の物体が4つ(『ワールド』では3つ)一列に並ぶと消滅させることができる。カプセルは重力に従って落下ていくので、上方で消滅させた物体に支えられていたカプセルを自由落下させ、下にある物体と並べて消滅させることで「連鎖」を起こすことができる。連鎖が起きると、一人用モードではスコアの上昇に、対戦プレイ時には相手のフィールドにカプセルの切れ端を送り込むことができ、時間のロスとスペースの占有をすることができる。
関連作品[]
医者姿のマリオが登場する作品については「ドクターマリオ (キャラクター)」を参照。
- マリオ&ルイージRPG / マリオ&ルイージRPG1DX
- 敵キャラクターとして、本シリーズに登場するウイルスが登場。
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- ファイターとして登場するドクターマリオ以外にも、観賞用フィギュアやシール、スピリットなどでウイルスが登場するほか、シリーズに登場するBGM「FEVER」「CHILL」のアレンジBGMが収録。
- 東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニングシリーズ
- トレーニングの合間にリラックスのために遊ぶモードとして、本作をモチーフにした「細菌撲滅」というものが収録されている。
- 初登場は2作目の『もっと脳トレ』。本作と同じように3色のウイルスとカプセルが登場するが、タッチすることで自由に動かすことができる。また、ドクターマリオシリーズでも細菌撲滅が収録された作品が発売されている。
- リアル脱出ゲーム×ニンテンドー3DS 超破壊計画からの脱出
- プログラムボムの解除の手順のひとつとして、本シリーズをモチーフにした「ウイルスアタッカー」というミニゲームが収録されている。音声はファミコン版のものに手を加えたものが使用されている。
- もと子ちゃんのワンダーキッチン
- 味の素マヨネーズに含まれる酢の殺菌力の説明時、バイキン役として本シリーズのウイルスが出演。
- ドクターマリオくん
- 本シリーズをもとにした漫画。
その他[]
- 東映の特撮作品『仮面ライダーエグゼイド』には「ドクターマイティXXガシャット」という本シリーズを意識したかのようなアイテムが登場する。また、このアイテムの音声の元になっている「マイティブラザーズXXガシャット」もマリオシリーズのパロディ要素があるアイテムである。