デイジー(Daisy)は、マリオシリーズに登場するキャラクター。
概要[]
ゲームボーイ用ソフト『スーパーマリオランド』で初登場した、同作の舞台となるサラサ・ランドの姫君。性格は明るく活発で、『スーパーマリオランド』の時点ですでに「ちょっとおてんばで、元気いっぱい」との紹介がなされている。同作ではピーチよろしく悪の宇宙怪人タタンガに国を乗っ取られ求婚を迫られたが、さらわれ役を演じたのは後にも先にもこれっきりである。『マリオオープンゴルフ』でルイージのキャディーを務めて以降マリオとピーチ、ルイージとデイジーというカップルの組み合わせが定番化し、同時にピーチのパートナーを務める作品も多くなった。
キャラ付けが定まっていないのか、スポーツ作品での能力は作品によって異なる。力が強かったり普通だったり、足が速かったり遅かったりすることもある。基本的には「テクニックは高いがピーチより劣り、その分パワーが強いので能力のバランスが良い」ことが多い。しかし、特殊な技を使用する際に、花をイメージするような技名や、実際に花を使用した技を使う点はほとんどのスポーツ作品で共通している。
『スーパーマリオランド』でのさらわれ経験以降、アクション本編作品での登場は少なかったが、2016年に『スーパーマリオ ラン』のアップデートでプレイアブルキャラクターとして初の起用をされ、2023年発売の『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』でコンシューマ用本編作品でもプレイアブルとして選出された。
容姿について[]
『スーパーマリオランド』~『マリオパーティ3』までは、黄色のドレスに茶髪というカラーリングは現在と同様だがピーチのように長い髪をしていて、ドレスは裾や腹部に白の模様が入っているなど細部が異なる。冠は赤色をしていた。『マリオテニス64』以降は肌が褐色になるなどでピーチとの差別化がなされていた。
デザインが現代のショートヘアなものになったのは2002年発売の『マリオパーティ4』以降。『マリオゴルフ ファミリーツアー』以降のスポーツ作品では、スポーツウェアはピーチがミニスカートであるのに対しデイジーはオレンジ色のショートパンツであることが多い。
2021年発売の『マリオゴルフ スーパーラッシュ』以降の作品では、再び肌が褐色気味になることがたまに起こる。
登場作品[]
- スーパーマリオランド
- 初登場作品。宇宙怪人タタンガにサラサ・ランドを征服され、自身は妃にする為に連れ去られるが、マリオによって救出される。
- 各国のボスを倒すとデイジーを助ける小ムービーが挟まるが、1~3面はデイジーに変身した敵キャラが正体を現し逃げる。エンディングではマリオと共に飛行機に乗る。
- ピラプト王国のデイジーはフーライ、ミューダ王国のデイジーはグニョン、イーストン王国のデイジーはブラックピョンが化けていた。
- スーパーマリオメーカー
- キャラマリオとして登場。アップデートによる一足遅れての追加。
- スーパーマリオ ラン
- アップデートにより、プレイヤーキャラとして登場。リミックス10をエリア30までクリアするとプレイアブルになる。空中ジャンプが可能。2Dアクションシリーズへのプレイヤーとしての登場は今作が初。
- スーパーマリオブラザーズ ワンダー
- プレイヤーとして登場。マリオらと性能は変わらないプレイヤーのひとり。
- マリオカート ダブルダッシュ!!
- マリオカートシリーズ初登場。ピーチのパートナーとして登場する。スペシャルアイテムはピーチと共通してハート。
- マリオカートDS
- 隠しキャラクターとして登場。
- マリオカート アーケードグランプリ、マリオカート アーケードグランプリ2
- レーサーとしては登場せず、カップ終了後の表彰台のシーンで手前左側に観客として登場。
- マリオカート Wii
- レーサーとして登場。また、今作でベビィデイジーが初登場。
- マリオカート7
- 隠しキャラクターとして登場。
- マリオカート アーケードグランプリDX
- レーサーとして登場。
- マリオカート8 / マリオカート8 デラックス
- レーサーとして登場。
- マリオカート ツアー
- レーサーとして登場。
- マリオオープンゴルフ
- ルイージのキャディーとして登場。二度目のゲーム登場作。パッケージでは黄色のドレス風スポーツウェアを身に付けているが、ゲーム内タイトル画面では色数の都合か緑色のスポーツウェアを身に付けている。
- マリオゴルフ ファミリーツアー
- 本作以降、スポーツゲームでは黄色のノースリーブのトップスにオレンジ色のショートパンツというスタイルで登場することが主流になった。ディアナ・マスタードがボイスを務める初の作品でもある。
- マリオゴルフ ワールドツアー
- マリオゴルフ スーパーラッシュ
- ジュエリーのついておらず袖のある黄色のトップスと白のミニスカートという、正統派はスポーツスタイルの服装で登場。64時代以来の褐色肌デザインとなり話題を産んだ。
- マリオテニス64
- 初めてプレイヤーキャラとして選択可能になった作品。任天堂から提案されて採用が決まったキャラで、当初は「『マリオテニス オープン』の取り扱い説明書の裏に出ているキャラ」としてキャメロットの開発チームに認識されていた。
- マリオテニスGC
- テクニックタイプで、ダブルスのパートナーはピーチ。
- マリオテニス オープン
- 『MARIO SPORTS MIX』の隠しコスチュームのようなドレス風ウェアで登場。
- マリオテニス ウルトラスマッシュ
- 従来のショートパンツ姿で登場。
- マリオテニス エース
- 靴の種類が変更された。
- スーパーマリオストライカーズ
- ショートパンツにヘソ出しルックの、オレンジと黒を基調とした衣装で登場。
- マリオストライカーズ チャージド
- 前作のウェアをベースに、胸、肩、靴にオレンジ色の鎧をまとっている。エメラルドグリーンのコスチュームも存在。
- マリオストライカーズ バトルリーグ
- アップデート第一弾の追加キャラとして登場。
- スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール
- 「バランスタイプだが、テクニックタイプに近いキャラ」と紹介されている。投球と打球が平均以上で、走塁は弱め。
- スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール
- 平均より少し高い打球は据え置きに、守備が強化され新たな個性となった。
- ストーリーモードではクッパJr.に石像に変えられていた。
- マリオ&ソニック AT ソチオリンピック
- マリオ&ソニック AT リオオリンピック
- マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック
- MARIO SPORTS MIX
- いつものスポーツゲームでの衣装で登場。『マリオテニス64』以来となるスカート丈が短いドレス風ウェアが「デイジー(テニスウェア)」という名前で隠しコスチュームとして登場。
- 本作ではピーチもショートパンツが標準の姿となっており、「ピーチ(テニスウェア)」コスチュームで過去作のスポーツゲームでのスカート丈が短いドレス風ウェア姿に変更できる。それに伴いデイジーも過去作であまり身につけていないドレス風ウェアを「テニスウェア」と呼称される。
- マリオスポーツ スーパースターズ
- マリオパーティ3
- ワルイージとともにマリオパーティシリーズ初登場。
- ストーリーモードではプレイヤーとしては使用不可だが6番目の対戦相手として登場。「かわいらしさのスタースタンプ」を賭けて戦うが、その場でポーズを決めてミレニアムスターを惚れさせあわや不当な手段でスタースタンプを得かけたり、ビンタ一発でクッパを空の彼方へ吹き飛ばしたりと大活躍を見せる。対戦マップはリバースくんマップ。
- マリオパーティ4
- 本作からデザインが変化する。
- マリオパーティ スターラッシュ
- マリオパーティ100 ミニゲームコレクション
- いただきストリートDS
- 隠し対戦相手として登場。
- いただきストリートWii
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- 『DX』から『for Wii U』までの作品で、ピーチのカラーバリエーションの一つとしてデイジーのドレスを意識したカラーが登場。『DX』では装飾品の花びらや肌の色などまで表現されている。
- 『DX』~『for Wii U』では観賞用フィギュアとしても登場し、そのうち『X』だけは『スーパーマリオストライカーズ』におけるサッカー衣装のフィギュアのみが登場。同作ではシールとしても登場している。
- 『SP』ではピーチのダッシュファイターという形でついにファイターとして参戦。詳細は個別記事を参照。
- 余談だが、『DX』のデイジーのフィギュアには設定ミスで髪の中にもうひとつ目のパーツが埋まっている。
その他の媒体[]
- スーパーマリオ 魔界帝国の女神
- 作品を通してのヒロインとして登場。設定はゲームと異なる。
- スーパーマリオくん
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- スーパーマリオくん スーパーマリオワールド編
- 単行本第2巻に収録の「マリオがいっぱい!! スーパーマリオひみつ百科!!」ではマリオの歴代登場作品として『スーパーマリオランド』が紹介。マリオに助けられ「マリオー♡」と駆け寄り。画面外のピーチから浮気者呼ばわりされるマリオをみてずっこけた。
- 続く第3巻収録の「クッパ城突入!! ライバルたちを打ち破れ!!」では、クッパがタタンガから取り寄せた『スーパーマリオランド』の敵キャラと対峙するマリオたちに宅急便で壊れたマリンポップ号を送った。「愛するマリオへ」という手紙が着いている。
- スーパーマリオくん 26巻
- 特別面「ルイージマンション編」が始まる前のページの4コマで、ルイージが主役の作品を妄想するコマの中に登場。助けられる姫の役で、名前までは書かれていない。
- スーパーマリオくん 57巻
- 連載30周年記念の漫画似て登場。沢田ユキオが「女の子の描きわけが苦手」だとしてデイジーを登場させなかったことを語り、そのコマ内に姿のみ描かれている。
脚注[]
関連記事[]
マリオカートシリーズのレーサー
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人間キャラクター
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