ディディーコング

ディディーコング（Diddy Kong）は、ドンキーコングシリーズ及びマリオシリーズに登場するキャラクター。

概要

レア社によって生み出され、1994年発売の『スーパードンキーコング』で初登場した、赤い帽子と赤いベストを身に着けた子ザルの少年。2代目ドンキーコングのパートナーとしてデビューし、力強いドンキーと対になる非力だがすばしっこいキャラクターとして活躍した。翌年には『スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー』で主役として抜擢され、さらにはドンキーコングらが登場しない単独主人公作品『ディディーコングレーシング』を設けるなど独自の活躍を見せた。レア社が関係する都合上マリオシリーズでのドンキーとの共演はこの時はかなっていなかった。

レア社がマイクロソフトへ売却される際にシリーズとともに任天堂へ権利が移り、『マリオゴルフファミリーツアー』以降は任天堂発売の作品でもたびたび出演するようになる。

外見的特徴

小柄な子ザル。種族はチンパンジー^[1]で、毛の色はドンキーらと同じく茶褐色。現実のチンパンジーやゴリラにはない長い尾が生えていることが特徴で、自身の体を支えたりに攻撃に使用したりすることもできる。

ドンキーがネクタイをつけているのに対し、ディディーは真っ赤なツバつきキャップとそでなしベストを身に着けている。『スーパードンキーコング2』以降はベストに星の模様が描かれるようになった。任天堂へ権利が移ったことを示すためか、売却以降の作品ではキャップに「Nintendo」の文字が印字されるようになった。

能力

鈍重かつパワーがあるドンキーに対して、スピードとジャンプ力を持ち味としている。ディディーでしか届かない足場もあれば、ドンキーでしか倒せない敵などもいる。『スーパードンキーコング2』ではガールフレンドのディクシーコングが登場したが、パワーや飛行能力といった能力を持つディクシーに対して純粋な素早さとジャンプ力でキャラクターを保っている。

『ドンキーコング64』で初使用したアイテム、バレルジェットとピーナッツ・ポップガンは後々の作品でも多く使用することがあり、特にバレルジェットはマリオテニスシリーズや『ドンキーコングリターンズ』など多くの作品で彼の個性として登場する。

人物

少年らしく元気で活発。まぬけのドンキーに対してしっかりものとして描かれることもあれば、大人のドンキーに対してやんちゃな子供のように描かれることもある。ゲーム界のヒーローであるドンキーにあこがれているが、ドンキーの怠惰・やんちゃな部分や欠点については厳しく指摘したり仕返しをしたり、恨みがましい感情を抱いたりすることもある。

ガールフレンドにディクシーコングがいる。一人称は「オイラ」。

登場作品

スーパードンキーコング / ドンキーコング2001: 初登場作品。

スーパードンキーコングGB

スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー / ドンキーコングランド / スーパードンキーコング2: 初の主役作品。しかしゲームのタイトルは「ディディー&ディクシー」ではなく、メインを奪われている。

スーパードンキーコング3 謎のクレミス島 / ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング / スーパードンキーコング3: 「ディクシーへドンキーとしまをたんけんしてくる。あす、もどる。」との書置きを残してドンキーとともに行方不明になる。バロンクルールの罠にはめられて眠らされ、カオスの中に閉じ込められていた。