“ | た、たすけてー ! チャンキー、たかさ、 コワーイ ! ! ! |
” |
—チャンキーコング |
チャンキーコング (Chunky Kong) は、ドンキーコングシリーズに登場するキャラクター。
概要[]
『ドンキーコング64』のプレイヤーキャラとなる5人のコングクルーの一人。白いシャツと青いチョッキ、赤いキャップを身に着けている。ドンキーコングをも凌駕する程の頑強な体格を持ち、振りかぶってからのパンチや巨大化などパワフルなアクションが可能。キングクルール戦での実況の紹介によれば体重は2000ポンド (約900kg) もある。その強靭な姿の反面性格は臆病で控えめで、タッグバレルで自機に選択しようとすると慌てて隣のタイニーコングを使うよう勧めてきたり、復讐に燃えるドガドンに泣きながら命乞いをしたりといったシーンも見られる。一人称は「チャンキー」で、語尾に「ウッホ」と付ける。バナナカラーは緑。
国内メディアではほぼ言及されていないが、ディンキーコングとは兄弟の関係にある。「パワフルで力持ち」というコンセプトがドンキーコングと被るためか、タイニーコングやランキーコングと異なり後のゲームでの出番に恵まれない不遇なコング。
登場作品[]
ゲーム作品[]
- ドンキーコング64
- 初登場作品。オープニングのモンキーラップでは何故か一人だけディスコ風の衣装を着ていたり、ダンスの振り付けがなっていなかったりとコミカルな役回りとなっている。最初はドンキーコング以外のコングクルー同様キングクルールによって時間稼ぎのため捕縛されており、マッドファクトリーで宙吊りの檻に閉じ込められている。救出のためにはランキーコングでハンド・ウォークを習得することが必要。
- 見た目通りパワーが非常に強力で、他のコングクルーでは太刀打ちできない床をコングスラムで破壊したり、大岩を持ち上げたりする事が可能。反面移動が遅くてジャンプもゆっくりであり、他のコングクルーでは着地できる高さでも落下ダメージを受けてしまう事がある。しかし基本攻撃の連続パンチやローリングアタック、ラリアットは意外にも隙が少なめ。専用武器は弾速が遅いが高威力なパイナップルを飛ばす「パイナップル・ランチャー」、専用楽器はその体格に見合わないこじんまりとした「トライアングル・ウェーブ」。
- 固有アクションは以下の通り。
- パンチパンチ
- Z+Bボタンで発動。振りかぶって強烈なパンチを食らわせる。ザコ敵のほとんどを一撃で倒せる程の高威力で、薄い壁やヒビの入った壁も一撃で破壊可能。
- ゴリラゴーン
- コングパッドを使って発動。体が透明になり、敵の目をやり過ごせる。この状態でしか発見できないアイテムもある。場所によっては一定時間で解除される。
- グレートチャンキー
- コングバレルを使って発動。クリスタルココナッツが切れるか解除するまでの間巨大化する。ほとんどの敵は逃げだし、触れるだけで倒せる。巨大な岩を持ち上げたり、太い木に登ったりする事も可能。
- ボス戦はひるよるウッドのドガドン戦を担当。戦闘後半では沈む足場の中グレートチャンキーで対抗する。ラスボスのキングクルール戦では最終ラウンドを担当し、グレートチャンキーからのパンチパンチでとどめを刺す。
- スーパードンキーコング3 (GBA版)
- ファンキーコングのボート小屋のミニゲーム「ごえい」で護衛対象として登場。ドットがかなり小さく判別し辛い。
- 大乱闘スマッシュブラザーズX
- シールが収録されている。
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
- スピリットが収録されている。
映画作品[]
- ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
- ジャングル王国に生息するコング族のひとり。マリオとドンキーコングの闘技場での試合を、ディディーコング、ディクシーコングの隣に座って観戦していた。
余談[]
- 『ドンキーコング たるジェットレース』には他の『64』のコングクルーが参戦する中唯一出演できず、自身の武器であるパイナップル・ランチャーのみがアイテムとして登場する。
- モンキーラップのチャンキーコングパートでは、チャンキーコングの力強さを表す表現として「ONE HELL OF A GUY」という歌詞が用いられているが、「HELL」という単語が海外では下品な単語にあたるためか、この曲が『大乱闘スマッシュブラザーズDX』でアレンジされた際には「ONE HECK OF A GUY」という歌詞に変更されている。
- 後に元レア社のスタッフが制作したインディーゲーム『Yooka-Laylee』に、両ゲームのコンポーザーであるグラント・カークホープ氏が「The Yooka-Laylee Rap!」という曲を作っている。この曲は演出や歌詞の随所にモンキーラップのオマージュが見られるが、上記の件をネタにしたのかこちらでも「green as heck」という歌詞が用いられてる。
脚注[]
関連記事[]
- ドンキーコング (2代目)
- ディディーコング
- タイニーコング
- ランキーコング
- ディンキーコング
テンプレート:ドンキーコング64