タルコンガ(DK Bongo)は、2003年12月12日に任天堂から発売されたニンテンドーゲームキューブ用周辺機器、および対応作品内に登場する楽器。
概要[]
『ドンキーコンガ』用に開発・発売されたコントローラ。ドンキーコングシリーズに登場するようなタルが2つくっついて楽器のコンガのようになっている形状をしている。左右それぞれのタルの上面にあるたたき面と、その間をつなぐ部分に設置されている手びょうしセンサーとSTARTボタンからなり、左右のたたき面を叩いた時と、タルコンガの近くで手を叩いた時にそれぞれ入力が検知される。ゲームキューブコントローラと同じ接続端子のあるコードが設けられていて、ゲームキューブ本体に最大4つ接続、4人までのセッションが可能。ゲーム中ではお手本としてプレイヤーの動きに合わせてドンキーコングがタルコンガを叩いているが、プレイヤーの向きと合わせるため本体を180°逆にして左右対称に叩いている。
ゲームキューブ用ソフトとそのまま互換があるWiiでも接続が可能で、対応ソフトで使用することができるが、『Wiiであそぶ』シリーズではゲームキューブコントローラが総じて非対応のため、『Wiiであそぶ ドンキーコングジャングルビート』には対応していない。
楽器としてのタルコンガ[]
DKアイランドに古くから伝わる不思議な楽器。現物と同じくタルの上面に皮が張られコンガのようになった外見をしているが、ゲーム内ムービーではタル同士がくっついてはおらず1つ1つバラバラにして持ち運べる。たたき面をたたいて音を出せるほか、手拍子に反応して光り輝くという性質を持つ。
茂みの中に落ちているのをドンキーコングが発見して中のアイテムを確認すべく壊そうとしたところディディーコングが形状の奇妙さからキングクルールの罠を疑り、助言を得るためクランキーコングのもとへもっていったことでその正体を知ることとなる。
対応ソフト[]
- ドンキーコンガシリーズ
- 本シリーズ用コントローラとして作られ、本機で演奏することを見越した楽曲用譜面やミニゲームなどが数多く収録。右面を叩くときの音は赤色の音符「ポン」、左面を叩くときの音は黄色の音符「パン」、左右同時に叩くときの音はピンク色の音符「D」、手拍子をする音は水色の音符「チャン」と書き表される。
- ドンキーコングジャングルビート
- ドンキーコンガシリーズ以外では唯一の対応ソフト。左右の面を叩いて左右移動、両面を叩いてジャンプ、手拍子に合わせて音波アタックと、独特な操作感のアクションゲームが楽しめる。
タルコンガが登場するゲーム作品[]
- ドンキーコング たるジェットレース
- もともとは本機対応のゲームキューブ用ソフトとして開発されていたが、対応機種がWiiになったことでリモコン操作となり本機は非対応となった。プレイヤーが操縦するたるジェットのジェットエンジン部がタルコンガのような形状をしており、たたき面を叩くことで加速、旋回を行う。
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- 『X』『for 3DS』『for Wii U』で、ファイターのドンキーコングの最後の切りふだ「タルコンガビート」で登場。タルコンガを演奏して衝撃波を生み出し相手を吹っ飛ばす。『for』では開発にバンダイナムコが加わったことにより『ドンキーコンガ』の音符も登場する。
- 『SP』では最後の切りふだが変更されたが、スピリットとして登場。『ドンキーコンガ』のアートワークを使用しているが、出典表記が『ドンキーコングジャングルビート』になっている。
その他[]
- 『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』発売時に販売していたゲームキューブコントローラ接続タップの挿し口がUSBであるため、PCに読み込ませて一部ゲームの操作を行うことができる。これを複数台接続して各入力を様々なキーにあてはめ、タルコンガのみでPC用ゲームを攻略するという縛りプレイが一部で流行している[1]。
脚注[]
関連項目[]
- ニンテンドーゲームキューブ
- ドンキーコンガシリーズ
- ボンゴ・ブラスター
- 太鼓の達人シリーズ
ゲームハード関連
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テンプレート:タル