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もし キミが こうかいしそうに なったときは

この ものがたりを おもいだしてほしい

—スーパールイージ 第1巻冒頭

スーパールイージは、マリオシリーズに登場するアイテム。

概要[]

ペーパーマリオRPG』で手に入るだいじなものの一つ。ステージ4終了後のキノキノブラザーズの店に入荷する書籍で、ステージを進むごとに順に発売され、最終的に5巻まで発売される。マリオの冒険の裏で行われていたルイージの冒険譚が元になっているが、いくらかの脚色が加えられている。また、かなりの人気作となっているらしく、第3巻が発売される頃にはベストセラーとなっていて、第5巻が発売される頃には映画化も決定している。

登場作品[]

ペーパーマリオRPG
唯一の登場作品。

登場人物[]

ルイージ
本作の主人公。クレープ大臣から頼まれ、エクレア姫を助けるために冒険に出る。
エクレア姫
ワッフル王国のお姫様。カイブツのクリキングにさらわれてしまう。
クレープ大臣
ワッフル王国の大臣。ルイージに姫を助けるよう手紙を送った。
クリキング
エクレア姫をさらったカイブツ。ヘイトソング・タワーを根城にしている。その正体はエクレア姫の恋人。
キック
旅をしているゲッソー。とても暴れん坊で、故郷では「しろいダンガン」と呼ばれていた。ルイージにゴロゴロ火山へ放り込まれたせいで茶色く焦げてしまった。そのため、ルイージに恨みを持っており付いていくことになった。
チェリー
サクランボのような見た目の赤色のボム兵。花嫁姿のルイージを見て、大蛇のジャイーダよりも恐ろしいものを他の人が見て不幸にならないように止める義務があるということで、ルイージに付いていくことになった。
トルク
緑色のコウラにスパナのついたメット。ポッコリ村出身。サーキッ島のメカニック。グリン・グリーン1号をルイージに壊されたので、修理代5000コインを払うまで付いていくことになった。
ラクガン
花の部分がエメラルド色のパンジーさん。一人称は「ワターシ」。ミュージカルタウンの演出家で、一緒に舞台に立つ劇団員を探していた。ルイージの才能に目を付け、付いていくことになった。
ス・クリーミ
白くソフトクリームみたいな見た目のキャラ。種族は謎。きせきのらしんばんを手にしたルイージがどのような運命を辿るのかを見届けるために付いていくことになった。
ムース
ポッコリ村の村長の娘。ジャイーダへの生贄にされそうなところをルイージに救われた。
ジャイーダ
ポッコリ村にいる大蛇のカイブツ。2つの頭があり、尻尾にも頭が付いている。
クランベリー
テンキューいせきにいた少年。1000年以上前からいた古代人で、自分の運命を託すべき人に呼び起されるのを待っていた。

物語[]

スーパールイージのストーリーをかいつまんで説明する。

第1章 ~ぼうけんのはじまり~
いつものように平和な一日を過ごしたルイージのもとに一通の手紙が届いた。その内容は、お姫様がクリキングにさらわれたから、ルイージの力が必要としているという、ワッフル王国のクレープ大臣からのものだった。ルイージは読みかけの本にしおりを挟んで机に置くと、旅の支度を始め、マリオが帰ってきたときに誰もいなくては困惑するだろうということで「フルーツパフェのつくりかた」という書き置きを残して出発した。ワッフル王国のお城に着いたルイージは、クレープ大臣から「きせきのらしんばん」のパーツが1つはまっている台座を渡された。このパーツを7つ集めていくと、必ずエクレア姫のもとにたどり着けると告げられ、ルイージの新たな冒険が始まった。
第2章 ~ぼうけんの なかま~
らしんばんが指し示した目的地である「ゴロゴロ火山」へとやってきたルイージは、途中で立ち寄った村にいたゲッソーの「キック」に案内をしてもらっていた。キックによると、この先にヒミツのほこらがあるということで、力を合わせてヒミツのほこらの宝を守る罠を全てくぐり抜けると、そこにはきせきのらしんばんのパーツの1つがあった。台座にパーツをはめこむと、次は遥か西にある「ポッコリ村」を指し示した。ルイージたちが村に着くと、そこは大蛇のカイブツ「ジャイーダ」に支配されていて、村の若い娘を生贄に出さなければならないという状況だった。それを聞いたルイージはジャイーダを倒すべく討伐隊を結成した。討伐隊に名乗りを上げたのはボム兵の「チェリー」。ルイージの使命を聞いて、自分も冒険に行きたいと言い、ルイージの仲間がまた一人増えた。ルイージは仲間を連れてジャイーダの住処にやってきた。大蛇は尻尾にも頭が付いている、2つの首を持つ恐ろしい姿の化け物だった。ルイージはジャイーダの攻撃をヒラリとかわし、ジャイーダがルイージをひとのみにしようと口を開けたところにもう一つの頭を誘い出すと、ジャイーダは自分で自分を飲み込んでそのまま消えてしまった。ジャイーダが消えると、そこにきせきのらしんばんのパーツがあった。村の人々はルイージに感謝し、村に残らないかと頼んだが、ルイージは使命があることを告げ、次の冒険へと向かった。
第3章 ~エクレアひめの こえ~
ルイージの冒険は順調に進んでいるらしく、「サーキッ島」では得意のレースの腕前を披露して見事優勝し、らしんばんのパーツを手に入れた。サーキッ島の人はルイージの走りにとても感動しておしみない拍手を送った。レースのマシンを作ったメットの「トルク」もルイージの走りに惚れ込み、一緒に冒険することになった。そして華やかな町「ミュージカルタウン」では、演劇に挑戦をした。舞台の演出を担当するパンジーさんの「ラクガン」は、ルイージにとても難しい「だいちのせいれい」の役を与えたが、ルイージはその大役を見事にやり遂げた。コンクールで1位になりらしんばんのパーツを手に入れたルイージへ、ラクガンが自分も一緒に冒険へ行くと声をかけた。そして、冒険の中でルイージはココロの変化を感じていた。エクレア姫のことがとても愛おしくなっていた。それはらしんばんが次の行き先を示すとき、世界のどこかにいるエクレア姫の声を運んでくるからで、その声はルイージの耳元でそっと囁いた。夜空の星に永遠を願い、愛が目に見えぬことを嘆き、流れる涙の意味を問いかけた。ルイージはまだ見ぬ姫に思いを馳せ、次の目的地である「テンキューいせき」へと向かった。
第4章 ~じんじつの カケラ~
ルイージは「グーリムのもり」を抜け、「テンキューいせき」にたどり着いた。遺跡に入るとそこは時間が止まっているかのように白く静かだった。真っ白な空間を進むと部屋があり、そこには少年が眠っていた。少年に声をかけようとすると、少年はゆっくりと目を開き、自身がクランベリーであることと、1000年の間ずっとここで待ち続けていたことを伝える。そしてその少年は、ルイージの知らない世界の真実を話し始めた。きせきのらしんばんは古代人が作った未来が見える奇跡のアイテムで、「こだいロルチていこく」はらしんばんの力で未来を知り、世界を支配していた。しかし、ロルチていこくはらしんばんの呪いで滅びた。生きのこった人はらしんばんが二度と悪用されないように7つに分けて世界の各地に隠した。クランベリーは生きのこった古代人の一人で、未来を託せる清き心の持ち主が来るのをここで待ち続けていたのだと言った。そして、らしんばんのパーツをルイージに託し、呪いは怖いがエクレア姫を見つけるためにはパーツが必要だとルイージに告げた後、光とともに消えてしまった。気が付くとルイージは森の中にいて、テンキューいせきもクランベリーとともに消え去っていた。6つのパーツがそろったらしんばんは最後のパーツがある「ヘイトソング・タワー」を指し示した。エクレア姫の声が聞こえ、強い心を持つ人の助けを求め続けていた。ルイージの胸はもう抑えられるほど高まっていた。
第5章 ~たびの おわり~
ルイージはついにクリキングのいる「ヘイトソング・タワー」へとたどり着いた。仲間たちがルイージに「ゼッタイに かてるさ!」と声をかける。ルイージは仲間たちと勇気を胸に戦い、とうとうクリキングを追い詰めた。しかし、そこにエクレア姫が現れ、ルイージに全ての真実を告げた。なんとクリキングは謀反を企むクレープ大臣の魔法でカイブツにされた、エクレア姫の恋人だった。そこへクレープが現れ、らしんばんをこちらによこすのだ。その力で再びロルチていこくが世界を支配すると告げた。真の敵であるクレープの強大な力にルイージたちは全くかなわなかったが、エクレア姫のティアラに隠されたらしんばんの最後のパーツが光輝き、ルイージに奇跡の力を与えた。ルイージはクレープの攻撃を読み切り、必殺のハンマーで倒した。これで本当に全てが終わり、ルイージは仲間と別れ、ワッフルおうこくを後にした。ルイージはさみしそうだった。らしんばんの力で少し先の未来を見てしまったからだった。それは、ワッフルおうこくのお祭りの日、結婚式が行われていたが、エクレア姫の隣には…
ルイージは懐かしい我が家に帰ってきた。お兄さんに残した書き置きも読みかけの本もそのままだった。ルイージは読みかけの本を手にとってしおりが挟んであるページを開き、続きを読もうとしたが、疲れていたらしくすぐに寝てしまった。ルイージはユメをみた。頼もしい仲間たちに大好きなエクレア姫。みんな笑顔だった。ルイージはユメの中でつぶやいた。「また… ぼうけんが したいな」

真実[]

スーパールイージの内容、およびルイージの発言には一部脚色が加えられているので、ルイージの発言や仲間の発言から分かる相違点をここに記す。

  • 本では手紙の宛先は「ルイージさん」だったが実際は「マリオ&ルイージさま」である。
  • ゴロゴロ火山には30mほどもある巨大な動く石像が現れ、ルイージはうっかり石につまずいて転んだところ弱点の赤い宝石にキックを投げ飛ばすことに成功し倒した。キックがルイージに付いていくことにしたのは、そのときに火口に放り投げられ焦げてしまった恨みから。
  • ジャイーダ討伐の際には生贄のふりをしてアジトに乗り込む作戦を使ったが、この時しきたりに沿ってルイージは花嫁姿になった。チェリーがルイージに付いていくことにしたのは、その不気味な姿を他の人が見て不幸になることを止めるため。ルイージ本人はかなり自信がある様子だった。
  • サーキッ島でのレースでは、スタートダッシュの際にギアをバックにしていたため転がりながら後ろの壁に激突してしまった。しかし前を走るマシンが次々とクラッシュしてしまったため繰り上げで1位になった。トルクがルイージに付いていくことにしたのは、激突でボロボロになったマシンの修理代の5000コインを請求するため。
  • ミュージカルタウンの演劇で与えられた役である「だいちのせいれい」とは道端に生えている草のこと。セリフすらなかったが、すねて裏口から出たときに大勢の出待ちのファンに迎えられた。ラクガンがルイージに付いていくことにしたのは、ルイージに「脇役」の才能を見出したから。
  • テンキューいせきではクランベリーに近づくとス・クリーミが現れ、自分の運命を託すべき人に呼び起こされるのを待っているという話をした。ルイージは起こすつもりはなかったがくしゃみで起こしてしまった。ス・クリーミがルイージに付いていくことにしたのは、きせきのらしんばんを手にした者の運命を見届けるため。ちなみにス・クリーミの存在は本では全く触れられない。
  • エクレア姫の未来を見て結ばれないことを悟り帰ったというのは嘘で、実際は告白してフラれている。ルイージはこの事でひどく落ち込んでおり、直接話を聞こうとしてもうやむやにしか教えてくれない。

関連項目[]

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