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テンプレート:コンピュータゲーム 約122万本(2010年7月)
約965万本(2011年3月)[1]
『スーパーマリオ64DS』( - ろくじゅうよん(ロクヨン)、SUPER MARIO 64)は、任天堂開発、2004年12月2日に発売されたニンテンドーDS専用ゲームソフト。
特徴[]
- バグが修正されている。
- 基本的には64版と変わりないが、様々な新要素が搭載された。なお、登場キャラクターは64版のモデルデータを流用しておらず、全て一から作り直されている。
- 従来のゲームモードに加え、VSモードとミニゲームモードが追加された。
- VSモードは4つのステージから選択、ヨッシーの状態でスタートし、時間内に散らばったスターを多く集めれば勝利で、スターの数が同じ場合はコインを多く持った人が勝ちとなる。敵に当たる、相手の攻撃を受けるなどするとスターを落としてしまう。帽子を取ることで変身できる。なお、VSモードはDSダウンロードプレイのみ対応している(全員がソフトを持っていても親機からダウンロードする必要がある)。
- ミニゲームは全てタッチペンだけで操作できる、全36種類を収録。最初に遊べるのは8種類だけで、本編ゲーム内において城にいるウサギのミップを捕まえることにより追加されていく(後述)。なお、ミニゲームによる通信対戦はできない。一部のミニゲームはその後発売された『New スーパーマリオブラザーズ』にも収録されている(この際一部ミニゲームが修正された。また全て通信対戦ができるようになっている)。
- ニンテンドーDSにプラットフォームを移したことで、タッチペンを利用した操作にも対応している。3種類の操作方法があり、ポーズメニューで自由に切り替えることができる。初期状態では十字キーで移動し、Yボタンでダッシュする「Yダッシュモード」になっているが、この状態でもタッチスクリーンで移動できる。「タッチモード」では十字キーは使用しない。「デスクトップモード」では、LRボタンを使用せず、十字キー、またはABXYボタンでジャンプやしゃがむなどの操作を行い、右手あるいは左手でタッチペンを使用して移動させることができる(「Yダッシュモード」と「タッチモード」ではボタンの配置から左手でタッチスクリーンを操作することになるため、DS本体に同梱されていたタッチストラップを使うことが推奨されている)。
- 下画面に地図が表示されたほか、ステージ自体にも一部変更が加えられており、N64版に比べ難易度が下がった。
- ダメージを受けた衝撃で倒れた後の復帰までの時間が長くなった。
- マリオに加え、ルイージ、ヨッシー、ワリオがプレイヤーキャラクターとなった。それぞれ異なる特徴を持っている。ゲーム開始時にはヨッシーしか使用できず、後の3人を救出しながらゲームを進めていくことになる。これに絡んで、居眠りしていて遅れたヨッシーが先に囚われたマリオ達3人を助け出すというストーリーが追加された。使用キャラクター変更は、城内部のピーチの部屋前広間で行う。
- キャラクター追加に伴い、ルイージなどのボイスが追加された。またマリオのボイスも更新されている。
- ヨッシー以外の場合、帽子をなくした状態でパワースターを取ると、帽子は城1階の入口近くにいるキノピオが持っているので話しかければ取り戻せるため、帽子をなくしたステージまで取りに行く必要がない。
- 特定のキャラクターでしか入れないステージがある(詳細は後述)。
- 一部、ステージの構造が変更されているほか、新たに追加されたステージがある。
- マリオ・ルイージ・ワリオ救出は全て追加ステージで行なわれる。
- 新たに3体のボスキャラが追加された(ボスの台詞は操作キャラクターにより変化する)。
- パワースターの数はN64版と比べて30個増え、全150個になった。城外部の大砲を使うには追加分も含めた150個全てを揃える必要がある。
- 1コースあたりのパワースターの数が8個になっている(一部は出現方法などが変更されている)。
- 城の屋根に行ってもヨッシーはいない(プレイヤーキャラクターとして登場するため)。
- 新たなアイテムが追加された(詳細は後述)。
- エンディングテーマの一部が変更された。
物語[]
「お城へ遊びに来てください。
ケーキを作って待ってます。
‐ピーチより‐」
ピーチ姫に招待されたマリオは、ルイージとワリオと一緒にキノコ城へ向かいました。
しかし、いつまでたっても3人は戻ってきません。不思議に思ったヨッシーは、マリオたちを追ってお城へ向かいました。
使用キャラクター[]
- ヨッシー
- ゲーム開始時から使用できるキャラクター。
- パワーは無いが、他の基本能力は普通であり、舌を出す・ヒップドロップ・足払い・スライディングキックといった攻撃はできる。
- 他の3人と違い、パンチなどの攻撃ができないかわりに、舌を出すことにより色々なものを食べることができる。
- 物が掴めない、レンガを壊せない、テレサが倒せないという弱点があり、「テレサのホラーハウス」「びっくりひみつきち」「きょうふ!キングテレサ」など入れないステージもある。
- 舌と踏ん張りジャンプを除けば64版のマリオ同等の能力を持つ。
- また、ほかのキャラクターを救出していれば、コーススタート時に救出したキャラクターに応じた帽子のアイコンが出現し、これをタッチすると帽子に対応したキャラクターに変身してコースに入ることができる。そのため、特定のキャラクターのみしか行けない場所以外はすべてヨッシーのみで攻略することができる。
- マリオ
- 救出ステージ「おこりんぼクリキング」クリア後に使用可能。
- 基本能力はバランスがとれており、走るスピードが少し速く、使いやすいキャラである。
- 通常ジャンプと2段ジャンプは普通の高さだが3段ジャンプはヨッシーより高く、実質のジャンプ力はN64版よりも向上している。
- クッパが本当のライバルと認めるのはマリオだけのようで、クッパ戦の部屋のドアはマリオでしか開けることができない(ただし一度開ければマリオ以外でも入れる)。また、最終ステージはマリオでしか挑めない。
- ルイージ
- 救出ステージ「きょうふ!キングテレサ」クリア後に使用可能。
- パワーは少し低いが、ジャンプ力が高くて泳ぐスピードも速く、色々な便利な能力を持っており、スター集め向けキャラである。
- 3段ジャンプはマリオよりも高い。走ったまま水の上をしばらく走り続ける事ができる。
- 今作では至る所で散々な呼ばれ方をされている。
- ワリオ
- 救出ステージ「どつけ!キングアイスどんけつ」クリア後に使用可能。
- パワーが高いため、壊せないものが壊すことができる反面、ジャンプ力とスピード力が低い。
- 木の棒などヒップドロップが通常3回必要なところを、1回で済ませられる。ワリオでしか破壊できない黒レンガもある。
- また、巨大な敵を持ち上げてもあまり移動速度が落ちず、投げ飛ばした時の飛距離も長い。
専用アクション・専用変身[]
- ふんばりジャンプ(ヨッシー)
- ジャンプボタンを押し続けるとしばらく浮遊し、少し上昇できる。
- ルイージのばたばたジャンプと比べて、浮遊時間が長く移動は遅い。
- 落下時のダメージ防止には使えない。
- 舌を出す(ヨッシー)
- 他の3人はパンチになるが、ヨッシーの場合はこのアクションになる。
- 舌を出して敵や物を口に入れることができる。そのまましゃがみ入力により飲み込み、タマゴにできる。
- 中には口に入れることができないものや、食べられるがタマゴにできないものもある。
- 落下時のダメージ防止に使える。
- タマゴを産む・投げる(ヨッシー)
- 舌を伸ばして敵を飲み込みタマゴにし、それを投げつけ敵を倒せる。タマゴのストックは一個のみ。箱をタマゴにした場合、タマゴは立方体になる。
- できたタマゴはヨッシーの後ろについて回る。複数の敵がいると連続に当てることができ、コインが多く手に入る。
- ある程度の距離ならホーミング効果があり必ず命中する。
- また、帽子を手に入れ、マリオなどに変身すると後ろの卵は消滅する。
- 炎を吐く(ヨッシー)
- パワーフラワーを取ると、一定時間だけ炎を何回でも吐くことができる。
- 焚き火などを口に入れることでも、1回のみ吐くことが可能。
- このアクションでアイスブロックを消すことができる。
- 壁キック(マリオ)
- 64版では、壁にぶつかった瞬間にジャンプボタンを押さなければならなかったが、今作では壁を滑り降りている時ならいつでもBボタンを押して壁キックができるようになった。
- 風船マリオ(マリオ)
- パワーフラワーを取ると風船マリオに変身し、一定時間だけBボタンを連打し宙を浮かぶことができる。
- ダメージを受けると変身が解けてしまう。また、途中でヒップドロップを使うといつでもやめることができる。
- 羽マリオ(マリオ)
- 羽を取るとはねマリオに変身できる。効果は殆どN64版と同じだが、今作ではAボタンを押しっぱなしにしても落下ダメージを防げない。VSモードでは、他の3人でも変身できる。
- ばたばたジャンプ(ルイージ)
- ジャンプ中にBボタンを押し続けることで、落下速度が遅くなる。
- ヨッシーのふんばりジャンプと比べて、浮遊時間が短く移動は早い。
- 落下時のダメージ防止には使えない。
- クルクルジャンプ(ルイージ)
- ルイージの場合、バック宙から自動的にくるくるジャンプへとつながる。
- 高度・飛距離共に優秀で、実用性が高い。この能力でショートカットや他キャラが必要なステージをクリアできたりもする。
- 水上移動(ルイージ)
- ダッシュしながら水面に乗ると、少しだけ水の上を歩くことができる。
- ゲーム内において、さほど重要性は無い。
- 透明ルイージ(ルイージ)
- パワーフラワーをとると透明ルイージに変身する。効果はとうめいマリオと同じ。
- パワフルパンチ(ワリオ)
- ワリオのパンチは黒ブロックを壊すことができる。攻撃に使えば、敵を遠くへ吹っ飛ばすことができる。
- パワフルヒップドロップ(ワリオ)
- ワリオのヒップドロップは、杭や看板を打ち終えるのに1回で済んでしまう。
- パワフルスロー(ワリオ)
- 重たいものを持ってもあまりスピードが落ちず、遠くへ投げることができる。
- クッパ戦では、少ない振り回しでかなりの飛距離を稼げる。木の看板を持つこともできる。
- ジャイアントスイング(ワリオ)
- VSモードのみのアクション。相手をクッパ戦さながらに、スイングして投げることができる。
- メタルワリオ(ワリオ)
- パワーフラワーを取るとメタルワリオに変身できる。効果はメタルマリオと同じだが、今作では溶岩の上や極寒の湖もノーダメージで歩ける(但し砂漠の流砂同様、適度にジャンプをしないと次第に沈み、最後は飲み込まれてミスになる)。
その他のキャラクターの変更点[]
- フクロウ - 64版ではコース2「バッタンキングのとりで」のパワースター「とりかごへストーン」のみに関わっていたが、DS版ではより多くのパワースターに関わる。
- ドッシー - ゴーグルをつけているほか、ワリオのへんしん帽子を被っていることがある。
- ミップ - 城地下以外にもさまざまな場所に出現。捕まえた時の報酬はミニゲームのカギに変更された。キャラクターによって色が異なる(ヨッシー=黄、マリオ=赤、ルイージ=緑、ワリオ=橙)。操作キャラクター1人あたり7体=全部で28体がいる。
新登場アイテム[]
ここではDS版の追加アイテムのみ記載する。N64版から登場するものに関しては、N64版のアイテムの項を参照のこと。
- スイッチ
- N64版では赤・緑・青のブロックがあったが、スイッチ共々赤(?ブロック)に統一された。青・緑のスイッチのあった場所には新規のパワースターが設置されている。
- スーパーキノコ
- 一定時間巨大化して無敵になる。触れた杭・看板・鉄球及び敵は消滅し、破壊した数はカウントされる。7個破壊すると破壊するたびに1UPする。巨大化して無敵になる効果は『New スーパーマリオブラザーズ』の巨大キノコに受け継がれた。またスーパーキノコをとっている間はヨッシーの攻撃がマリオたちと同じになる。キノコが苦手なワリオでも例外なく使える。
- パワーフラワー
- レインボータワーの?スイッチを押すことによって全ステージに出現する?ブロックから出現。それぞれ対応した特殊能力を持つことができる(これにより、メタルスケスケ状態は不可能)。なお、マリオで叩くとハネが出てくる物やボム兵が出てくる物も存在する。ヨッシー以外のキャラで帽子がない場合は必ずボム兵(ハズレ)しか出てこなくなる。
- ハネ
- マリオを使用している場合のみ?ブロックから出現(パワーフラワーが出現することもある)。はねマリオに変身する。帽子がない場合はボム兵しか出てこなくなる。
- へんしん帽子
- マリオ、ルイージ、ワリオの帽子があり、コース上に落ちていたり敵キャラクターが被っていたりする。それぞれのキャラクターを救出すると出現するようになる(一部コースでは最初から出現しているものもある)。
- 取ると被った帽子のキャラクターに変身し、能力もそのキャラクターと同じになる(変身後の声は変身前のキャラクターのままで変わらない)。敵に触れたり攻撃を受けると帽子が脱げて変身が解けてしまう。脱げた帽子は一定時間拾わないと消滅する(ただし帽子を敵などに奪われた場合はその限りではない)。消滅した帽子はステージのどこかに再び出現する。ヨッシーでは、キャラクターを救出すると救出したキャラクターの帽子がスター選択画面で選べるようになる。因みに帽子をかぶっている状態で同じキャラクターの帽子を取ると、ヨッシーでは残り人数が1人増え、他の3人では何も起こらない。またヨッシー以外で自分の帽子がない場合は帽子を取り戻すまで出現しない。
- スイッチスター
- 星型スイッチを踏むと一定時間のみ出現するパワースター。「パワースターのカプセル」の中に出現する。
- シルバースター
- 飛び回る銀色の5個のスター。特定の敵を倒したり特定の条件を満たすことで出現する。全て入手すると「パワースターのカプセル」の中にパワースターが出現する。ダメージを受けると入手したシルバースターを1個ずつ落としてしまう(全て集めていても同様で、その際はパワースターが消滅する)。
- アイスブロック
- 氷でできた大きなブロックで、ヨッシーの炎を吐くアクションでしか消すことができない。中にコインやパワースターが入っていることもある。
- 黒ブロック
- 頑丈で黒い大きなブロックで、ワリオのパワフルパンチかパワフルヒップドロップのアクションでしか壊れない。
この記事は日本で発売・公開されて間もない作品についての記事です。ネタバレを防ぐため、当該作品の内容に踏み込んだ記述は発売・公開の一か月後に行うものとします。 |
ステージの変更・追加[]
大まかな変更点・追加点は以下のとおり。
変更点[]
- バッタンキングのとりで - 64版にはなかった下部分の構造が追加された。これに伴い、落下ミスがしにくくなった。
- テレサのホラーハウス - 必要なパワースターは15個。「きょうふ!キングテレサ」への入口が追加された。
- はばたけ!はねスイッチへ - 名称が「びっくり!はてなスイッチ」に変更され、必要なパワースターは14個になった。はねマリオの状態でスタートする都合上、マリオ以外で入るとそのまま谷底に落下する(ミスにはならない)。
- やみのせかいのクッパ - 必要なパワースターは12個。クッパの部屋が8角形になり、爆弾が8つに増えた(ヒント看板は「4すみのバクダン」のまま)。
- ウォーターランド
- メタルスイッチのたき - 緑スイッチの撤去に伴い名称が「たきのうらのひみつ」に変更された。
- おほりのとうめいスイッチ - 青スイッチの撤去に伴い名称が「おほりのしたのひみつ」に変更されたほか、レンガが黒いブロックになっている(そのためワリオ以外入れない)。
- スノーマンズランド - ステージ中腹にあるかまくら(フワフワさんの家)内部の構造の大幅変更。N64版は氷の立体迷路だったのが、DS版では水上に氷の板が浮いている。
- チックタックロック - ステージの構造(スタート位置など)が大幅に変更され、64版とはほぼ別物となった。
- てんくうのたたかい! - はてしないかいだんを解除するために必要なパワースターは80個。しかもマリオ以外だと条件を満たしていてもステージに入れない。また、クッパの体色が虹色ではなくなった。
新ステージ[]
- びっくりひみつきち
- 城1階の中庭にあり、スター8枚で入れる(入口が中庭のレンガの下にありヨッシーは入れないため、実質上マリオ救出後に入れる)。鉄球が多い。
- たからさがしアイランド
- ピーチの部屋にあり、スター1枚で入れる。海の上に浮かぶ島でシルバースターを集める。ちなみにBGMは『スーパーマリオサンシャイン』の「ドルビックタウン」のアレンジ。
- おこりんぼクリキング
- ピーチの部屋の奥の部屋にあり、スター8枚で入れる。マリオの救出ステージ。動く足場や狭い道が多い。ステージのほぼ全体が毒沼の上にある。毒沼は落ちると1ダメージ。
- きょうふ!キングテレサ
- 「テレサのホラーハウス」内に入口がある、ルイージの救出ステージ。ヨッシーでは入れない。4つ目の部屋まではキングテレサの笑い声が聞こえ、4つのドアのうち正しいドアを開けないとスタート地点に戻されてしまう。なお穴に落ちてもミスにはならず、スタート地点に戻される。
- どつけ!キングアイスどんけつ
- 城2階の鏡の部屋にある、ワリオの救出ステージ。鏡の中に入口があるため、入るには透明ルイージで鏡の中に入る必要がある(ルイージで入ると、鏡の部屋にパワーフラワーが設置されている)。「スノーマンズランド」に似た氷のステージで、どんけつが多く滑りやすい。突風が吹いているところもあり、それを利用して進むところもある。また2種類の冷たい池も存在する。
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