『スーパーマリオ128』(Super Mario 128)は、ニンテンドーゲームキューブのデモンストレーション用に開発されたソフト。未発売。
概要[]
赤・青・肌色・黒の4色で表現されたマリオのドット絵があり、1人のマリオがそのドット絵の1つのドットを持ち上げるとマリオが最大128人まで増える。マリオのボイスやマリオが増える際のSE[1]は『スーパーマリオ64』のものが使用されている。マリオは移動するだけでなく、マリオを転がして場外に落とすこともできる。オブジェクトを全て透明にすることも可能。また、地面も地形が変化したり、揺れたりし、それに連動してマリオも転がったり揺れたり跳ねたりする。 カメラも自由に動かすことができる。 画面下部の緑色のバーはCPU稼働率を表している。
最終的には地面がチーンという音と共にピザに変形してマリオが全員落下し、そのピザがゲームキューブに入ってデモが終了、という流れだった。
余談[]
- 『大乱闘スマッシュブラザーズDX』に、本作を意識したであろうイベント戦、Lv.22 「スーパーマリオ128」がある。内容は、ステージいにしえの 王国IIで上から降ってくる128人のマリオ軍団を倒せばクリアというもの。
- 本作の技術は同じく任天堂開発の『ピクミン』に引き継がれたと言われていたが、実際には開発チームのメンバーはそもそも本作の存在を知らず、影響を受けたわけではなかったことが明かされている[2]。3Dモデルのオブジェクトを大量に出すことができるということまでは共有されており、少なからずのつながりはあるといえる。
- 「Super Mario Bros. Plumbing」の公式サイト内「LIVE CHAT」の英語版にのみ存在した項目「20 Questions」では「Busiest time of year」(1年で最も忙しい時)について「Definitely the winter months! Wish there could somehow be 128 Marios to answer all those calls.」(間違いなく冬の間! どうにかして128人のマリオがそれらすべての電話に出られたらいいのに。)という本作を意識したような返答をしていた。
脚注[]
- ↑ マリオが増える際のSEは『スーパーマリオ64』のコイン取得時のもの。
- ↑ 開発者に訊きました : ピクミン4