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+ | {{パンくずリスト|ゲーム|アクションゲーム|スーパーマリオシリーズ|3Dスーパーマリオシリーズ}} |
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+ | {{ゲーム |
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+ | |日本語名 = スーパーマリオブラザーズ スペシャル |
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+ | |画像 = SuperMarioBrosSpecial_pcg.jpg |
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+ | |説明 = PC『スーパーマリオブラザーズ スペシャル』パッケージ |
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+ | |他言語名 = Super Mario Bros. Special |
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+ | |初出ハード = [[パソコン]] |
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+ | |初リリース日 = 1986年10月(日本) |
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+ | |開発 = [[ハドソン]] |
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+ | |ディレクター = |
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+ | |プロデューサー = 竹部隆司 |
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+ | |型番 = A5-1032 |
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+ | |ジャンル = アクション |
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+ | |対応人数 = 1人 |
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+ | |最新の遊ぶ手段 = 実機で購入 |
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+ | }} |
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+ | {{引用文|人気、人気、人気。|販促チラシより}} |
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== 概説 == |
== 概説 == |
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− | + | [[ファミリーコンピュータ]]で人気を博していた『[[スーパーマリオブラザーズ]]』のアレンジ移植作品。当時のハドソンは[[任天堂]]からライセンスを得て多くのアーケードやファミコンの作品をPC向けに移植販売をしており、本作もその一環にあたる。 |
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+ | グラフィックは概ね『スーパーマリオブラザーズ』のものを使用しているが使用色数の制限によりいくつか異なる点がある。その他にもハードウェアの性能差によって内容に制限が加わっているものの、その代わり『スーパーマリオブラザーズ』には登場しない特別なアイテムや敵キャラクターが追加されており、「スペシャル」の題を冠するにふさわしいものとなっている。登場ステージも全面オリジナルのものが制作されている。 |
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− | これはハードと開発技術の差によるものであり、意図的な変更ではない。 |
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+ | == ゲーム内容の違い == |
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− | しかしながらゲームシステム自体は基本的に同じであり、敵キャラやアイテムの追加など、スペシャルの名にふさわしい内容となっている。 |
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+ | * 画面スクロールが存在しない。画面の端へ行くたびに次のマップが現れるという『ゼルダの伝説』のような仕様となっている。ある程度配慮されてはいるが、次に行くまで画面の先が見えないというリスクが課せられている。PC-88番は転換のたびに暗転するという仕様だが、X1版では『ゼルダの伝説』のようにスクロールの演出がある。 |
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− | ==移植度について== |
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− | PC88,X1は記憶容量の点においてファミコンよりも優れているが、処理速度の点で劣るため本来はアクションゲームに向かないハードである。 |
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− | そのため、マリオが画面端まで移動すると背景が切り替わるといった表示方式を採っている。 |
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− | (ファミコン版ゼルダの伝説に似ている。) |
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+ | * 色数の違いの都合により、キャラクターや背景の配色が異なる。 |
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− | 画面端に穴がある場合、これをジャンプで飛び越えている最中に切り替わるため着地点の予測が必要である。 |
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+ | * 音源の違いにより、各種BGMのテンポが少し遅め。 |
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+ | * 中間地点が存在しない。 |
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− | 結果として、本来のゲーム内容以上に難易度が高くなっている。 |
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+ | * 制限時間のカウントが異様に早い。その救済と言うべきか、制限時間を回復させるアイテムが追加されている。 |
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+ | * 敵キャラクターやアイテムなどが新たに追加されている。追加要素については後述。 |
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== 追加要素 == |
== 追加要素 == |
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+ | ; '''[[ハチスケ]]''' |
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− | ; ハチスケ : ハドソンのキャラクター、取ると8,000点。 |
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− | + | : ハドソンのマスコットキャラクター。取ると8,000点。 |
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+ | ; '''[[ハンマー]]''' |
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+ | : ハンマーを振りたくり、前方の隣接した敵を倒せる。『[[ドンキーコング (ビデオゲーム)|ドンキーコング]]』に登場したものと概ね同じだが、ハンマーを振りながらジャンプが可能。マリオ側の専用グラフィックは用意されていない。 |
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+ | ; '''[[クロック]]''' |
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− | ; ツララ : 天井より落下する。 |
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− | ; ハエ : 地面を跳ねるようにして移動する。 |
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− | ; 炎 : 地面を這うように移動する。 |
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+ | :カニ。横移動で攻撃を仕掛けてくる。『[[マリオブラザーズ]]』の[[サイドステッパー]]と同じ外見。 |
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+ | ; '''[[ナカジ]]''' |
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+ | :ハエ。地面を跳ねるようにして移動する。『マリオブラザーズ』の[[ファイターフライ]]と同じ外見。 |
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+ | :炎。地面を這うように移動する。『ドンキーコング』の[[ファイアボール]]と同じ外見。 |
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+ | :天井より落下する。『マリオブラザーズ』にも登場した仕掛け。 |
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+ | :誤った土管に入ると行き止まりに着く場合がある。 |
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+ | :誤ったルートを通ると大車輪(左回転)が出現し、先に進めなくなる面がある。 |
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+ | :『[[スーパーマリオブラザーズ3]]』より早く、マリオシリーズ初のスタッフロールを据えた作品である。 |
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+ | == トリビア == |
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+ | * ファミコン名人「桜田名人」として知られる元ハドソンの桜田一郎は、ハドソンの入社面接で「『スーパーマリオブラザーズ』をノーミスでクリアできたら入社」というお題をクリアすることで入社したが、これは本作を開発する予定が決まっており「マリオが上手い奴が作ったほうが、いいものができるだろう」という考えの元で執り行われたもので<ref>[https://time-space.kddi.com/digicul-column/suguyaru/20170118/ あのファミコン名人が、『スーパーマリオラン』をやってみた - TIME&SPACE by KDDI]</ref>、同氏は本作のマッパーとして開発に参加している。 |
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+ | == 脚注 == |
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+ | <references /> |
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+ | == 関連記事 == |
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+ | * [[スーパーマリオブラザーズ]] |
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+ | * [[マリオブラザーズ スペシャル]] |
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+ | {{スーパーマリオシリーズ}} |
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+ | {{スーパーマリオブラザーズ}} |
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+ | {{コナミ}} |
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+ | {{DEFAULTSORT:すうはあまりおふらさあすすへしやる}} |
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+ | [[de:Super Mario Bros. Special]] |
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+ | [[en:Super Mario Bros. Special]] |
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+ | [[es:Super Mario Bros. Special]] |
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+ | [[fr:Super Mario Bros. Special]] |
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+ | [[カテゴリ:スーパーマリオブラザーズ]] |
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+ | [[Category:2Dスーパーマリオシリーズ|ふ]] |
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+ | [[Category:PC用コンテンツ]] |
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+ | [[カテゴリ:発売が任天堂でないマリオゲーム]] |
2024年4月17日 (水) 18:39時点における最新版
“ | 人気、人気、人気。 | ” |
—販促チラシより |
『スーパーマリオブラザーズ Special』(Super Mario Bros. Special)は、1986年10月にハドソンが発売したパソコン(PC88,X1)用ゲームソフトである。
概説[]
ファミリーコンピュータで人気を博していた『スーパーマリオブラザーズ』のアレンジ移植作品。当時のハドソンは任天堂からライセンスを得て多くのアーケードやファミコンの作品をPC向けに移植販売をしており、本作もその一環にあたる。
グラフィックは概ね『スーパーマリオブラザーズ』のものを使用しているが使用色数の制限によりいくつか異なる点がある。その他にもハードウェアの性能差によって内容に制限が加わっているものの、その代わり『スーパーマリオブラザーズ』には登場しない特別なアイテムや敵キャラクターが追加されており、「スペシャル」の題を冠するにふさわしいものとなっている。登場ステージも全面オリジナルのものが制作されている。
ゲーム内容の違い[]
- 画面スクロールが存在しない。画面の端へ行くたびに次のマップが現れるという『ゼルダの伝説』のような仕様となっている。ある程度配慮されてはいるが、次に行くまで画面の先が見えないというリスクが課せられている。PC-88番は転換のたびに暗転するという仕様だが、X1版では『ゼルダの伝説』のようにスクロールの演出がある。
- 操作性についてもファミコン版の軽快さを完全には再現し切れておらず、ジャンプ力が異様に高いなど差異がある。
- 色数の違いの都合により、キャラクターや背景の配色が異なる。
- 音源の違いにより、各種BGMのテンポが少し遅め。
- 中間地点が存在しない。
- 制限時間のカウントが異様に早い。その救済と言うべきか、制限時間を回復させるアイテムが追加されている。
- 敵キャラクターやアイテムなどが新たに追加されている。追加要素については後述。
追加要素[]
アイテム[]
- ハチスケ
- ハドソンのマスコットキャラクター。取ると8,000点。
- クロック
- 残り時間が100増える。
- ウィング
- 水中面と同様に、空中をジャンプで浮遊できる。
- ラッキースター
- 画面内の敵をやっつける。
敵キャラクター[]
- タルサー
- 樽。階段などから転がり落ちてくる。『ドンキーコング』のタルに似ている。
- シゲボウ
- 炎。地面を這うように移動する。『ドンキーコング』のファイアボールと同じ外見。
- ツララ
- 天井より落下する。『マリオブラザーズ』にも登場した仕掛け。
地形[]
- 行き止まり
- 誤った土管に入ると行き止まりに着く場合がある。
- リフト
- リフトを落下させてからでないと新たなリフトが出現せず、先に進めない面がある。
- 迷路
- 誤ったルートを通ると大車輪(左回転)が出現し、先に進めなくなる面がある。
その他[]
- スタッフロール
- 『スーパーマリオブラザーズ3』より早く、マリオシリーズ初のスタッフロールを据えた作品である。
トリビア[]
- ファミコン名人「桜田名人」として知られる元ハドソンの桜田一郎は、ハドソンの入社面接で「『スーパーマリオブラザーズ』をノーミスでクリアできたら入社」というお題をクリアすることで入社したが、これは本作を開発する予定が決まっており「マリオが上手い奴が作ったほうが、いいものができるだろう」という考えの元で執り行われたもので[1]、同氏は本作のマッパーとして開発に参加している。
脚注[]
関連記事[]
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