サンボ(Pokey)は、『夢工場ドキドキパニック』及びマリオシリーズに登場するキャラクター。
概要[]
『夢工場ドキドキパニック』で初登場し、北米で発売された『Super Mario Bros. 2』を経てマリオシリーズのキャラクターとなったサボテンのザコ敵。針が付いた球体が複数段(多くの場合4、5段)積み上がり、最上部の球体に顔がある。背が高いため飛び越そうとするとぶつかってしまうことがある。体は触れられないが、頭は踏める作品と踏めない作品があり、踏めた(攻撃できた)場合さらに、そのまま倒せる作品と下段が新たな顔になる作品がある。
デザイン[]
特に顔部分においてデザインの変化がかなり激しいキャラである。初登場の『夢工場ドキドキパニック』時点で、公式絵では頭に針は無く顔も点状の目と眉毛だけ、一方ドット絵では繋がった黒白目と笑った口、針があるといったように既にぶれていた。『スーパーマリオUSA』では公式絵が細長い白黒目に腫れた口のものに変更され、しばらくの間二つのデザインが共存する事になる。
『スーパーマリオワールド』では黒白目のデザインからさらに頭に三本のトゲが生え、体色が黄色に変化。スーパーマリオ64や初期のペーパーマリオシリーズでもこのデザインが用いられる。一方白黒目のデザインの方も一部のマリオパーティシリーズなどに登場していた。
『スーパーマリオサンシャイン』では頭から花が生えた異質なデザインのものが登場。それに影響されてかニンテンドーDS・Wii初期の作品で、頭から花が生えキバの無い口で笑う黒白目のデザインが多く登場するようになる。『New スーパーマリオブラザーズ Wii』では花が消え、代わりに緑色のトゲが生える。このデザインが今日まで使用されることとなり、それ以外のデザインで登場する新作は『スーパーマリオメーカー 2』などごく一部に限られるようになった。
体の色は初登場時は緑だったが、『スーパーマリオワールド』以降はほとんどの作品で黄色。しかし『ペーパーマリオ スーパーシール』のように、緑色の個体も同時に登場する作品も存在する。
ヨッシーアイランドシリーズにおいては見た目も性質も大きく異なり、名前とサボテンである事以外共通点の無いような亜種が多く登場する。『ヨッシー Newアイランド』ではマリオシリーズの従来のデザインの個体との共演を果たした。
登場作品[]
- 夢工場ドキドキパニック / スーパーマリオUSA / スーパーマリオコレクション / スーパーマリオアドバンス
- 初登場作品。
- スーパーマリオワールド / スーパーマリオアドバンス2
- 日本におけるマリオシリーズ初登場作品(ポンキー、ハックンも同様)。
- New スーパーマリオブラザーズ Wii
- New スーパーマリオブラザーズ U / New ルイージ U デラックス / New スーパーマリオブラザーズ U デラックス
- BGMの「ファ!」の合図に合わせて、体がミカンのような外見になる。このときヨッシーで食べると、一気に全身をまるごと食べることができ、さらにアイテムの入ったタマゴまで産む。
- スーパーマリオメーカー 2
- 全てのスキンに対応している。雪原ステージに配置するとスノーサンボになる。
- スーパーマリオ64 / スーパーマリオ64DS
- あっちっちさばくに登場。64版では、どの角度からでも正面を見ている。
- スーパーマリオ 3Dコレクション
- 全作品に登場。
- マリオカート ダブルダッシュ!!
- コース「カラカラさばく」に登場。触れるとダメージを追うが、攻撃アイテムで倒せる。
- マリオカートDS
- コース「サンサンさばく」に登場。
- マリオカートWii
- コース「カラカラいせき」「DS サンサンさばく」に登場。
- マリオカート8 / マリオカート8 デラックス
- コース「GC カラカラさばく」に登場。
- マリオカート ワールド
- レーサーとして登場予定。
- マリオストーリー
- カラカラさばくに登場。地面から仲間を引っこ抜いて増やすことがある。
- ペーパーマリオRPG
- 前作と同様。とうぎ場に登場。
- スーパーペーパーマリオ
- 自分の体を飛ばしてくる。全て飛ばした後は頭だけの状態で跳ねて移動している。
- ペーパーマリオ スーパーシール
- 残りHPに応じて体が縮んでいく。『USA』準拠の緑色でトゲがないサンボも登場し、こちらは踏むことができる。
- ペーパーマリオ カラースプラッシュ
- 前作と同様。マスター・ド・カフェの地下ではペンキーを帽子として被っている。
- ペーパーマリオ オリガミキング
- オリガミ兵として登場。今作では黄色のトゲがあるサンボのみ登場。同種の仲間を1段ずつ飛ばす技を使うことがある。
- マリオパーティ7
- ミニゲーム「れんだでサンボ」に登場。
- スーパー マリオパーティ
- ミニゲーム「サンボブーメラン」に登場。
- マリオパーティ スーパースターズ
- ミニゲーム「れんだでサンボ」が復刻。
- スーパー マリオパーティ ジャンボリー
- スタンプ「いいなあ」の絵柄として登場。
- スーパーマリオ ヨッシーアイランド / スーパーマリオアドバンス3
- 緑色で、ひとつの球が単体といういで立ちであることが多い。ヘディングサンボに打ち上げられていたり、砲台サンボの弾として登場したりする。
派生種[]
- ドクサンボ
- 『ペーパーマリオRPG』に登場。サンボの上級種であり、なぜか上述のサンボマミーと外見が同じで、やはり毒を持つ。
- カゲサンボ
- 『スーパーペーパーマリオ」に登場。ウラ100部屋ダンジョンに出現する真っ黒なサンボ。
- ホネサンボ
- 『マリオ&ルイージRPG2』に登場。体が骨でできたサンボ。
- サンボヘッド
- 『スーパーマリオサンシャイン』に登場。頭だけのサンボ。ただし狭義のサンボで登場時から頭だけなのは『ヨッシーアイランド』が初。
- たねまきサンボ
- 『スーパーマリオサンシャイン』に登場。頭に生えている花から種を飛ばす。
- だるまサンボ
- 『スーパーマリオギャラクシー』に登場したサンボと同じくトゲのないサンボ。赤く、体がある。
- ココサンボ
- 『スーパーマリオギャラクシー』に登場。体があり黄色く、トゲがあるので他の作品のサンボと同じ外見になっているが、ココナッツなどを当てないと倒せない。
- スノーサンボ
- 『スーパーマリオ 3Dワールド』に登場。雪玉でできたサンボで頭部にはバケツを被っている。踏んで倒す事ができ倒すと雪玉になる。
- 砲台サンボ
- 『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』に登場した近種。異常に大きな頭を持ち、一定間隔で体と同等の球体を吐き出してくる。攻撃を加えても一定時間気絶するだけで倒せない。
- ヘディングサンボ
- 『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』に登場した近種。伸縮する下の頭が小さめの上の頭をヘディングしている。下の頭には攻撃が効かない。上の頭を倒すと一定時間落ち込んだようになる。
- マトサンボ
- 『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』に登場した近種。頭の下部に的模様がある。上空から突然眼前に降ってくるが、その場から動けず、特に攻撃もしてこない。
- ロープサンボ
- 『ヨッシーアイランドDS』に登場。砲台サンボをぶら下げたような姿をしている。ロープのある天井にぶら下がって、口からロープを伝って降りてくる小さなサンボを吐き出す。また吐きだすサンボは、ロープの下まで来ると自爆する。
- ぽろぽろサンボ
- 『ヨッシーアイランドDS』に登場。ロープサンボと全く変わらない姿をしているが、こちらはロープの無い天井にぶら下がっている。口から落ちると自爆するサンボを吐き出す。
個別[]
- サンボワーム
- 『New スーパーマリオブラザーズ』に登場。ワールド2のボス。包帯を巻いており、赤いトゲを持ち、地中に潜る事が可能。地上に出た時に、岩石を吐き出して攻撃する。頭が弱点。
- ボスサンボ
- 『ペーパーマリオ スーパーシール』に登場。W2-5のボスで2枚目のロイヤルシールを持っている。超巨大なサンボであり、体を地表に出している時はトゲのせいでハンマーで攻撃しようとするとダメージを受けてしまう。モノシールの「バット」を使うと体を打ち飛ばし、有利に戦う事ができる。
- 『マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX』では「ペーパーボスサンボ」としてでかサンボと共に登場。
- 巨大ハリボテサンボ
- 『ペーパーマリオ オリガミキング』に登場。太陽香の匂いに誘われヤケスナだいさばくに出現した超巨大なサンボのハリボテ兵。竜巻を起こす能力を持つ。その巨大さ故にこちらはブーツカーに乗らないとまともに勝負できない。
近種[]
- ハガサンボン
- 歯で構成されたサンボに似た敵。『マリオ&ルイージRPG3!!!』に登場。『ドクターマリオ』のウイルスのような外見の敵を口から吐いて攻撃してくる。バキュームで体を吸い込むと、カルシウムのおかげかDEF(防御力)がアップする。
説明文[]
- マリオストーリー ものしり
- サボテンのオバケ サンボだ
- 体を なげつけて こうげきしたり
- 近づいてきて 体当たりしたりするんだ
- さいだいHPは『4』で
- こうげき力は『2』 ぼうぎょ力は『0』だ
- あたまのトゲは ふむと ダメージを
- うけるから 気をつけてね
- なかまを よぶことも あるから
- やっかいなんだ
- とにかく さっさと やっつけちゃおう
- マリオパーティ スーパースターズ 図鑑
- 地面の中から
- とつぜん現れる
- サボテンみたいな敵。