“ | スーパースターは あたし 1人で 十分だよ!! |
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—ゲラクッパ |
ゲラクッパ(Bowletta)とはマリオ&ルイージRPGシリーズに登場するキャラクターである。便宜上、ゲラクッパ体内のゲラゲモーナも当記事で解説する。
概要[]
『マリオ&ルイージRPG』の最終ボス。一度マリオ達に敗れ、オーラ上になったゲラゲモーナがクッパに憑依した姿。クッパの持っていた能力を使えるようになっている。
登場作品[]
- マリオ&ルイージRPG
- 初登場作品。マリオがマメねつで倒れ、ルイージがその治療のためバクショーいせきへ出向いていた隙を突いてリトルキノコに現れ、ピーチ姫を誘拐。その後、GBA型の端末をマメーリア城へ送り、スタービーンズとの人質交換を持ちかけた。
- スタービーンズが集まった後、再び連絡を送りジョークエンドに来るよう指示。マメック王子の用意したにせスタービーンズを出したマリオたちだが、それを見抜かれ交渉は決裂。しかし、ピーチ姫のおきがえセットで女装したルイージに騙されてピーチ姫を解放してしまう。その後ふっかつカメジェットに乗り込んだルイージにも逃げられてしまう。
- スタービーンズもピーチ姫も奪還されたゲラクッパはキノコ王国へ向かい、クッパ城を飛行させることで上空からマメーリア王国を襲撃する。
- プスラノドンの協力でクッパ城に乗り込んだマリオたちはクッパ軍団やゲラコビッツを退けてクッパ城の玉座にたどり着く。マメーリアだけでなく、キノコ王国まで我がものとしようとする野望を語り、最終決戦となる。
- マリオ&ルイージRPG1 DX
- 原作と同様の出番の他、クッパ軍団RPGでは通常のクッパの姿に化けることで、クッパ軍団をだまして戦わせていたという流れが補完された。クリボー隊長が口調に違和感を覚えていたものの、ゲラコビッツの罠にかかって落とし穴に落下。ゲラクッパはマリオに任せ、自身はゲラコビッツおよびメカコビッツとの戦いに専念することとなる。
ゲラクッパとの戦闘[]
ゲラクッパはファイアを吸収して回復可能。戦闘が進むと黒く変色してトゲ属性を持ち、サンダーを吸収するようになる。HPが1/4以下になると「めまわし」への耐性が無くなる。
使用技[]
技名は「任天堂ゲーム攻略本 マリオ&ルイージRPG」p.210より。
- メラメラブレス
- マリオかルイージを狙い、炎の球であるメラメラを放つ。マリオとルイージどちらにもいかず、地面に残るものもある。ジャンプで回避可能。リメイク版では、狙っていない方の目を閉じるようになった。地面に残ったメラメラはハンドによる攻撃をどちらも吸収し、トゲ属性も持つ。
- ファイナルブレス
- 最初の形態で使用。マリオとルイージの真上にブロックを召喚し、その間に力を溜めて火炎放射を放つ。何度もジャンプしてブロックを破壊しないと飛び越えられない。
- 流星アタック
- 黒い形態で使用。口から星が溢れ、それが空から降り注ぐ。赤いものはマリオ、緑のものはルイージを狙う。ハンマーで打ち返せばカウンターが可能。原作では紫、リメイク版では黄色の星はどちらにも当たらない。
- (回復)
- メラメラを吸収して回復する。
- (時限ボム)
- HPが0になると使用。一度敗れたかに見せかけて時限ボムが現れ、マリオたちが爆破されてしまうというイベントが起こり、倒れたマリオたちは体内に吸い込まれる。
体内のゲラゲモーナとの戦闘[]
マリオたちのHPは1から始まる。ゲラゲモーナは頭のパーツに加えて右手と左手の計3つのパーツを持つ。これら全てを破壊することで、弱点であるハートが現れる。このハートのHPが0になれば勝利。左手はサンダーが弱点でファイアを吸収。右手はその逆。リメイクでは左手が赤、右手が青になって分かりやすくなった。頭は原作ではどちらも弱点だったが、リメイクではどちらも通常のダメージになった。ハートはどちらの属性も吸収する。腕が残っている時に頭を攻撃すると腕の攻撃で反撃する。
使用技[]
技名は基本的に「任天堂ゲーム攻略本 マリオ&ルイージRPG」p.211より。
- なわとびアタック
- 腕を回転させて攻撃する。ゲラゲモーナの目が下を見ていたら下に、上を向いていたら上に攻撃が来る。前者のみジャンプで回避。ころびの追加効果を持ち、連続で行うため一度ダメージを受けると立て続けに喰らうことがある。
- デコピン
- マリオたちの前に腕を出して、力を溜め、その後指で跳ね上げる。ハンマーで叩くことでカウンターできる。
- (叩きつけ)
- リメイク版で追加。マリオたちの頭上に腕を出して叩きつける。ハンマーでカウンターできる。跳ね上げと織り交ぜて使うこともある。
- 光球プレス
- 口から巨大なエネルギー弾を発射、どちらかの頭上から落下させる。ハンマーで何度も叩くとエネルギー弾が消滅する。
- ローリングフレイム
- 左手の技。炎がマリオたちを狙って回転する。ジャンプで回避。
- ローリングサンダー
- 右手の技。雷の球がマリオたちに迫る。ハンマーで打ち返すともう片方に行くので、交互に何度も叩いて破壊する。
- 回復
- ダメージを受けた部位を回復する。
- (パーツ復活)
- ハートだけの時、鼓動するようなモーションでその他のパーツが復活する。
- ストップレーザー
- 原作ではHPが減ると使用。リメイクでは最初から使う。まずレーザーの狙いを目で定めた後、時間を止めその状態でレーザーを放つ。右目の向きがマリオ側、左目の向きがルイージ側に対応しており、例えば右目の向きが上、左目の向きが下ならマリオの頭上とルイージの足元にレーザーが放たれる。この場合、時間が止まる直前にルイージだけがジャンプし、時間が止まっている間空中にいるようにすれば回避できる。リメイク版では合図から時間停止までが長くなった。
- (怒り)
- リメイク版で追加。ハートのHPがある程度減ると、怒って色が変化する。これ以降記載する技を使うようになる。原作ではこの演出こそないが、HPが減ると、時間停止レーザーと共に以下の技も増える。
- エクトプラズム
- ゲラコビッツのオーラが召喚される。ゲラコビッツの頭上のマシーンが高笑いしたらマリオから、回転したらルイージから薙ぎ払うようにエネルギー弾でどちらも攻撃する。ジャンプで回避。その後、どちらかに近づいてくるのでハンマーで破壊。破壊するまで攻撃は続く。
- エクトプラズムは、霊現象を引き起こすとされる物質のようなものを指す言葉。
- 連続光弾
- 無数のエネルギー弾が発生し、テレポートしながらマリオたちに迫る。赤いものはマリオ、緑のものはルイージを狙うのでハンマーで破壊。リメイク版では、色覚配慮かエネルギー弾がリングを纏うようになり、そのリングの向きでも攻撃対象が判別できる。
余談[]
- 『マリオ&ルイージRPG』の英題は「Mario & Luigi : Superstar Saga」であり、戦闘前のゲラクッパのセリフでそのタイトルが回収されている。