クレムリン軍団(Kremling Krew)は、ドンキーコングシリーズに登場する集団。
概要[]
レア社によって生み出され、同社が開発した『スーパードンキーコング』で初登場した、ドンキーコングらコングファミリーと敵対する反社会的集団。首領のキングクルールをはじめとするメンバーは全員ワニで構成されており、メンバーの多くの名前のつづりが「K」から始まるのが特徴。バナナ倉庫からバナナを残らず盗んでいったり、ドンキーコングやその仲間たちをさらって監禁したりと強奪、誘拐が主な悪事を占める。『ドンキーコング64』ではブラストマティック砲という巨大な砲台でドンキーコングアイランドを木っ端みじんにしようと企むなど時に大掛かりな仕掛けをも用意するが、基本メンバーは全員頭が抜けているのでたいていなにかしらのドジを踏んで失敗、または阻止されることがほとんど。
『スーパードンキーコングGB』のストーリーや『ドンキーコング64』のエンディングなどでは、実はすべての論争はクランキーコングが裏を引いていたものであるというメタ的な要素も存在するが、その真意は不明。
レア社がマイクロソフトに買収されて以降は『ぶらぶらドンキー』『ドンキーコング たるジェットレース』など派生作品にはメンバーが登場したものの、アクションゲームの『ドンキーコングジャングルビート』『ドンキーコング リターンズ』などでは一切登場せず、久しく敵役としての出番に恵まれていない。
メンバー[]
リーダー[]
- キングクルール
- 軍団のボス。大量の手下を率いて悪事を起こす。
- キャプテンクルール
- 『2』におけるボス。
- バロンクルール
- 『3』におけるボス。
『スーパードンキーコング』で初登場[]
『スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー』で初登場[]
- クロンプ
- カボイング
- クランボン
- クランチャ
- クリンガー
- キャノン
- クルーク
- クロバー
- バナナクロバー
- キラークロバー
- ボムクロバー
- カットラス
- クローク
- クランク
- カックル
- クロコヘッド
- ジャンプングクロコヘッド
- クラッバ
- グラッバ
『スーパードンキーコング3 謎のクレミス島』で初登場[]
「K」で始まらない者が大勢増えた。
『ディディーコングレーシング』で初登場[]
- クランチ
『ドンキーコング64』で初登場[]
『ドンキーコング たるジェットレース』で初登場[]
- キップ
- キャス
- カリプソ
- クラッジ
登場作品[]
ゲーム作品[]
- スーパードンキーコング / ドンキーコング2001
- 初登場作品。バナナ倉庫に大人数で押し寄せ、バナナを根こそぎ奪った上に見張りをしていたディディーコングをDKバレルに閉じ込めるという悪行を行った。
- スーパードンキーコングGB
- 「スーパーファミコンの美麗なグラフィックではない、ゲームボーイの白黒画面でも面白い冒険で子供たちを楽しませられるのか」という試験のために、クランキーコングがキングクルールに頼んでバナナを隠させるというストーリーになっている。
- スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー / ドンキーコングランド / スーパードンキーコング2
- ドンキーコングをさらい、身代金としてバナナを要求した。全員が海賊風の姿で登場し、クレムリン島(『ランド』ではクロコダイル島)に巣食っている。
- スーパードンキーコング3 謎のクレミス島 / ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング / スーパードンキーコング3
- ドンキーとディディーをさらった。クレミス島を拠点としている。
- ディディーコングレーシング / Diddy Kong Racing DS
- ティンバーアイランドに単身向かったディディーを不審に思い後を付けていったクレムリン軍団のスパイ、クランチが登場。
- ドンキーコング64
- 巨大兵器「ブラストマティック砲」をもちいて、DKアイランドの爆破をもくろむ。キングクルールの冷徹さが過去一で描かれており、ヘマをこいて処分される団員、反抗したため檻に閉じ込められたクランジー、クルールの信用を失い追放されたため復讐を誓ったイタチのスナイドなど人間模様も数点描かれている。
- ぶらぶらドンキー
- 真のヒーローを決める祭典「ジャングルピック」の優勝メダルを盗んだ。
- ドンキーコング ジャングルクライマー
- バナナ星人が持つクリスタルバナナを盗んだ。
- ドンキーコング たるジェットレース
- レーサーとして多くのメンバーや新規メンバーが登場。緑のバルーンから出現するアイテムは、クレムリン軍団が使うと追加効果が表れる。
- スーパーマリオストライカーズ、マリオストライカーズ チャージド
- キーパーとしてクリッターが参戦。Nintendo Switch用の新作『マリオストライカーズ バトルリーグ』ではブンブンと交代。
- スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール
- 選手として、レッドクリッター、ブルークリッター、ブラウンクリッター、キングクルールが参戦。『スマブラ』以外でクレムリン軍団のメンバーが登場する最後のゲーム作品となった。
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- 『大乱闘スマッシュブラザーズDX』では対戦ステージ「コンゴジャングル」「ジャングルガーデン」にクラップトラップが登場するほか、クラップトラップとキングクルールがフィギュアとして登場。
- 『大乱闘スマッシュブラザーズX』では『たるジェットレース』で新登場のメンバーとクリッター、キングクルールがフィギュアとして、キングクルールがシールとして登場。
- 『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』ではフィールドスマッシュでクリッターがザコ敵として登場、『ドンキーコング リターンズ』の敵キャラ、ティキドリーと共演する。また、クリッターとキングクルールがフィギュアとして登場。『Wii U』版にも両名のフィギュアが存在。ダウンロードコンテンツにより、Miiファイターに着せられる「キングクルールのぼうし」「キングクルールのふく」が販売。
- 『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』にて、ついにキングクルールがファイターとして参戦した。クラップトラップはステージギミック以外にもアシストフィギュアとしても登場。ドンキーコングシリーズ出典の唯一のアシストフィギュアである。
アニメ作品[]
- ドンキーコング
- キングクルール、クランプ、クラッシャ、大勢のクリッターが登場。コンゴ・ボンゴ島の洞窟にアジトを作って住んでおり、島を支配するためにクリスタル・ココナッツを狙っている。島を走るトロッコはクレムリンの管轄。
- また、コングファミリーやクレムリン軍団とも敵対する第三勢力である、海賊ワニのキャプテンスカービィーとその手下、クロコ&ダイルが登場。なおスカービィーはクレムリン軍団のクランプと生き別れの兄弟であり、所属団体が異なるのみで種族的には同種であると思われる。
その他[]
- 『スーパードンキーコング3』ではバロンクルールが妻の存在を示唆するセリフを放つが、これはイギリスのコメディアン「Reeves and Mortimer」からの引用であるため妻がいるかどうかの根拠にはならないとされる[1]。
- アニメ版では、キングクルールが定期的に故郷の沼の話をする。
脚注[]
関連記事[]
- スナップジョー (ドンキーコングJR.) - クレムリンの登場以前にコングたちと敵対したワニ。
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