“ | アメリカでは売れっ子だったのよ~。 今度は日本のお友達を ヤ・サ・シ・ク 遊ばせてあげるわ~ん♡ |
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—キャサリン『スーパーマリオUSA』テレビCM |
キャサリン(Birdo)は、マリオシリーズに登場するキャラクター。
概要[]
初登場は任天堂とフジテレビによりファミリーコンピュータ ディスクシステム向けに発売されたゲームソフト『夢工場ドキドキパニック』。海外で発売するにあたって主人公のメインキャラクターをマリオ達に差し替えたNES用ソフト『Super Mario Bros. 2』でマリオシリーズに初出演し、日本国内における『スーパーマリオUSA』以降マリオファミリーの一員となる。
『マリオテニス64』で起用されたことを機に外伝作品での出番が多くなり、また同時にヨッシーのパートナーとしての出演の機会が増えた。
容姿・特徴[]
頭に大きなリボンを付けたピンク色の恐竜のような姿をしており、口はラッパのように大きく開いた形状をしている。大きな口からはタマゴを産むことができ、自身を「女の子だと思い込んで」いて「キャシー」と呼ぶと喜ぶ。
いわゆるオカマキャラであり、過去にはかなり明確に「女の子と思い込んでいる男」として取り扱われた作品や文献も存在したが、2015年に任天堂公式に問い合わせたネット記事の内容によると、現在の設定では「男でも女でもなく、あくまで「女の子と思い込んでいる」だけ」ということが明らかになっている[1]。同記事によると、種族も恐竜ではないとのことである。
恐竜のような風貌とタマゴを産むことから、スポーツゲームやマリオカートシリーズ、マリオパーティシリーズなどではヨッシーのパートナーとして扱われることが多く、また固有のアイテムをヨッシーのタマゴの色違いであるピンク色の斑点がついたタマゴにされることが多々ある。しかし『スーパーマリオUSA』で彼女が発射するタマゴは無地である。タマゴのほかにも口から炎を発射することもある。
登場作品[]
- 夢工場ドキドキパニック / スーパーマリオUSA / スーパーマリオコレクション / スーパーマリオアドバンス / BSスーパーマリオUSA パワーチャレンジ
- 初登場作品。大ボスが登場しないステージの多くで、ステージの最後にボスとして登場。口からタマゴを発射して攻撃するため、その上に乗って持ち上げて投げつけることで倒すことができる。倒すと多くの場合ゴールを開くための水晶を落とす。
- 一部のステージでは口から炎を吐くものも登場。赤いものはタマゴも吐くことがあるが、グレー(『マリコレ』以降は緑)は完全に炎しか吐かない。周囲のきのこブロックなど投げられるアイテムをぶつけることでダメージを与えることは可能。
- 『スーパーマリオUSA』『スーパーマリオコレクション』では共にテレビCMに登場、本作を代表するキャラクターとなっている。後者のCMでは、生みの親であるはずのマムーを付き人にしており立場が逆転している。
- 『スーパーマリオコレクション』ではタイトル画面で集合するキャラクターの中に混ざって登場していた。日本国外のみで発売された『Super Mario All-Stars + Super Mario World』では、ヨッシーが集合に参加したことにより位置の都合で座ったポーズに変更された。
- 『アドバンス』ではなぜかリボンを引っこ抜ける。
- スーパーマリオメーカー
- 後続追加で、キャラマリオとして登場。
- スーパーマリオメーカー 2
- アップデートで追加されたアイテム「マリオUSAのキノコ」でパワーアップした状態でオトアソビの「ボス」を発動させた時、キャサリンのドット絵が登場。
- マリオカート ダブルダッシュ!!
- マリオカートシリーズ初参戦作品。中量級。ヨッシーのパートナーとして登場。固有アイテムはピンク色の斑点がついた「キャサリンのたまご」。キャサリンの顔をあしらった中量級カート「キャサリンターボ」も登場。コース「ヨッシーサーキット」にはキャサリンの描かれた立て看板も登場する。
- マリオカートDS
- コース「DS ヨッシーサーキット」に、キャサリンの描かれた立て看板が登場する。
- マリオカート ツアー
- レーサーとして登場。きいろ、みずいろ、あお、くろ、しろ、オレンジ、あか、みどりのカラーリングも別キャラとして登場。
- スペシャルスキルとしてキャサリンのたまごも登場。ただし、全てのキャサリンがそうというわけではなく、あおはダッシュリング、くろはボムへいキャノン、しろはトリプルダッシュキノコ、みどりはファイアフラワー(マリコレ版『USA』の緑個体意識か)。
- カート「キャサリンターボ」もキャサリン自身の色に合わせた大量の派生型が登場したほか、キャサリンを模したMiiスーツも新登場。
- マリオカート8 デラックス
- コース追加パス第4弾でレーサーとして登場。『ダブルダッシュ!』からの参戦とされ、コース追加パスで最初に公表された同作出典要素となった。
- 『ツアー』と同様のカラーバリエーションも存在する。
- スーパーマリオRPG
- ボスとして登場。あやしいタマゴから孵る。
- ペーパーマリオ スーパーシール
- スノーヒルに登場。ブランコに乗っていて、歌を歌いだす。終わるとモノの「やぎ」が手に入る。
- ペーパーマリオ カラースプラッシュ
- パプールていえんに登場。『シール』と同じ歌を歌う。近くのヘイホー曰く、照明で誤魔化しているが老けたらしい。また、そのイベントがあるエリアの近くにモノの「フウセン」がある。そのフウセンを絞って手に入るモノカードを使った時にも登場。投げキッスで相手に風船を括り付けて退場させる。ルドウィッグ戦では必須。ちなみに、ルドウィッグ戦でサンプルの「フウセン」を使うとミサイルで撃ち落とされる。
- ペーパーマリオ オリガミキング
- デクの山の泉に漬けたものは力を取り戻すというデモンストレーションで登場。その後、OEDO大劇城では劇団員の一人として登場する。ひみつのおんせんにあるイロドリの湯近くにあるカフェでは「ピンク」を注文すると、投げキッスでカップにハートを入れてくれる。なお、このピンクは最初に提示される「ブラック」を拒否することで注文できるようになる、いわゆる裏メニューである。
- マリオ&ルイージRPG / マリオ&ルイージRPG1DX
- ピーチ姫の身代りに声を奪われていたと中盤で判明。その後、デヘヘバレーでパーニョとペアでボスとして登場する。
- マリオゴルフ ファミリーツアー
- ゴルファーとして登場。隠しキャラクター。現在のボイスになった初の作品。
- マリオゴルフ スーパーラッシュ
- 「マリオ世界を冒険」モードで、主人公Miiたちが暮らすセンアンスコ カントリークラブの合宿所のオーナーを任されている。
- マリオテニス64
- プレイアブルキャラとして登場。
- マリオテニスGB
- 『マリオテニス64』とつなぎ、『64』での戦績を確認する際にアイコンが登場。バーチャルコンソール版は連動が撤廃されているので登場しない。
- マリオテニス エース
- スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール
- バランスタイプの選手。チャレンジモードでは「ヨッシーアイランズ」の一員として登場。バランスタイプの選手の中でもパワーが高め。スペシャル技は「ピンクボール」。特殊アクションは「すいこみ」と「たいあたり」。
- スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール
- 「キャサリンリップス」のキャプテンとして登場。前作同様パワーが高い。スペシャルボールは「すいこみボール」。スペシャルショットは「キャノンショット」。特殊アクションは「すいこみキャッチ」。
- マリオパーティ8
- プレイヤーの1人として登場。
- マリオパーティ9
- プレイヤーの1人として登場。
- マリオパーティ アイランドツアー
- プレイヤーではなくマネマネボイスショーの審査員の1人として登場。
- スーパー マリオパーティ
- パーティ会場のNPCとして登場。クイズを出してきて、正解するとリバーサバイバルをラクに攻略できる「金のオール」をもらえる。以降はクイズに正解するごとにシールを受け取れる。
- マリオパーティ スーパースターズ
- プレイヤーの1人として登場。
- いただきストリートDS
- 対戦相手のひとりとして登場。やはり乙女を自称している。
- いただきストリートWii
- プレイヤーの1人として登場。
- マリオのエッグキャッチゲーム
- 日本では1990年にマクドナルドのキャンペーンで抽選で頒布されたマリオゲームウォッチのひとつ。画面上部からキャサリンが吐き出すタマゴをマリオが回収していく。海外製品の移植なため名前が「バード」と記載されている。
- 大乱闘スマッシュブラザーズDX
- 『スーパーマリオコレクション』で使用されたドット絵の姿で観賞用フィギュアとして登場。
- このフィギュアを入手すると使用可能となるステージ「いにしえの 王国II」にも登場し、タマゴを発射して攻撃する。このタマゴはアイテムとして手に持って投げることができるほか、キャサリン自身もダメージを与えるとふっとばすことができる。
- 大乱闘スマッシュブラザーズX、大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U
- 観賞用フィギュアとして登場。フィギュア名鑑では『夢工場ドキドキパニック』が名前だけ触れられている。
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
- 『スマブラDX』からの復刻ステージ「いにしえの王国 USA」に登場。
- BS-X ~それは名前を盗まれた街の物語~
- 『BSスーパーマリオUSA パワーチャレンジ』の配信時、同作が遊べる建物「キャサリンの館」が設置される。FC『スーパーマリオUSA』のテレビCMでのキャサリンのスクリーンショットが用いられている。
- ファミコンリミックス2 / ファミコンリミックス1+2 / ファミコンリミックス ベストチョイス
- 『スーパーマリオUSA』『ワリオの森』に関連するステージで登場。キャサリンと『ドクターマリオ』で対戦するステージも存在。
- 星のカービィ スーパーデラックス / 星のカービィ ウルトラスーパーデラックス
- 「はるかぜとともに」モードのデデデ大王戦の背景と、サブゲーム「かちわりメガトンパンチ」の背景に観客として登場。『ウルトラスーパーデラックス』のデデデ大王戦にはキャサリンは登場しないが、『スーパーデラックス』そのままのグラフィックで収録されているかちわりメガトンパンチには引き続き登場。
- キャプテン★レインボー
- ミミン島にやってきた住人のひとりとして登場。オネエ口調はそのままに、少しキツい下ネタが加わる。
- 当初は警官ロボのマッポ(『ギフトピア』のキャラクター)により「男が女子トイレに入った」という「無実の罪」で捕らえられており、キャサリンの家から「オンナの証」を持ってくることで無実を証明させ解放させてあげられる。
- 任天堂のマイナーキャラクターが集うこの作品では他の登場キャラクターに比べると出番は多いが、「知名度は高いけれど影が薄いキャラクターが一人は必要」という理由から採用された。
派生種[]
- キャサリンレッド
- 『スーパーマリオUSA』系列作品に登場する上位種。タマゴに加えて炎の玉を織り交ぜて吐き出す。
- キャサリングリーン
- 『スーパーマリオUSA』系列作品に登場する上位種。炎の玉しか吐き出してこないので、きのこブロックを利用して倒す。
- メカキャサリン
- 『スーパーマリオアドバンス』に登場した、キャサリンを模した機械のボス。
- キャサリン(みずいろ)
- 『マリオカート ツアー』に登場。
- キャサリン(きいろ)
- 『マリオカート ツアー』に登場。
- キャサリン(あお)
- 『マリオカート ツアー』に登場。固有アイテムはダッシュリング。
- キャサリン(くろ)
- 『マリオカート ツアー』に登場。固有アイテムはボムへいキャノン。
- キャサリン(しろ)
- 『マリオカート ツアー』に登場。固有アイテムはトリプルダッシュキノコ。
演者[]
- 『BSスーパーマリオUSA パワーチャレンジ』キャサリンピンク役 - 呑奈 純
- 『BSスーパーマリオUSA パワーチャレンジ』キャサリンレッド役 - 梨花
- 『BSスーパーマリオUSA パワーチャレンジ』キャサリングリーン役 - あけみ
- 『スーパーマリオアドバンス』 - ジェン・テイラー
- 『マリオゴルフ ファミリーツアー』以降 - 戸高一生
脚注[]
関連項目[]
- イモーヌ、賢者イモーヌ - 顔が非常に似通っている。
マリオカートシリーズのレーサー
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