“ | よっよくも ぼっちゃまを こんなめに。 このかりは いつか かならず おかえし してやる!! キーッ!! |
” |
—カメック『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』 |
カメックは、マリオシリーズに登場するキャラクター。ザコ敵としての英名はMagikoopa だが、クッパの側近の個体はKamekと呼ばれる。
概要[]
『スーパーマリオワールド』で初登場した、青いローブを身に纏いメガネをかけた魔法使いのカメ。名前の由来は「カメ」+「マジック」からか。手に持った杖から魔法を放ってくる。
初登場時は少し手強いザコ敵という立ち位置だったが、『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』でベビィクッパの側近の一個体として登場。以降はザコ敵としてだけでなく、クッパの一番の側近としても度々登場するようになった。マリオ&ルイージRPGシリーズなどではクッパJr.の世話係として活躍することも多い。側近として登場する際には能力もそれ相応に強化され、他の敵を巨大化させてボスにしたり地形に影響を与えたりと大掛かりな魔法を見せる。パワーはあるがやや知性に欠けるクッパや幼く経験の浅いクッパJr.の頭脳としても活躍し、普段は丁寧な口調で接するが、諌めるべき時にはしっかり諌め助言を行う。
ローブで身を包んでいるが背中には盛り上がりが視認でき、やはり他のカメ同様にこうらには入っているものと思われる。
登場作品[]
ゲーム作品[]
- スーパーマリオワールド / スーパーマリオアドバンス2
- 初登場作品。自在にワープし、〇△口の魔法でブロックを敵やアイテムに変える。
- スーパーマリオアドバンス4
- カードeコースに登場。『マリオワールド』及び『アドバンス2』と同じくワープをしながら魔法で攻撃する。
- New スーパーマリオブラザーズ Wii
- 各ワールドの城で『ヨッシーアイランド』のごとく現れ、クッパ7人衆に魔法をかけてサポートする。加えてワールド8の砦でボスとして登場する。魔法でブロックを召喚し、テレポートを繰り返して魔法弾を放ち、敵キャラに変える。たまにコインが出てくる。
- New スーパーマリオブラザーズ U / New スーパールイージ U / New スーパーマリオブラザーズ U デラックス
- 各地の砦でブンブンを強化する。「マシュマロうんかい」の砦でボスとして登場。ブロックを召喚し、箒に乗ってテレポートを繰り返す。しばらくすると魔法でブロックを落とす。敵が入っていたブロックからはその敵キャラが出てくる。ダメージを与えると、魔法弾を放ち、足場をちくわブロックに変える。
- スーパーマリオブラザーズ ワンダー
- オープニングでクッパ、クッパJr.と共にフラワー王国のパーティーへ乱入する。その後は各地で魔法でポータルを開き飛行戦艦のステージを出現させてくるものの、最後まで本人と直接戦う事は一切なく事件は解決。エンディングでは二人をホウキで連れて帰ろうとするも、重量に耐えられず墜落していった。今まで担っていた地形や仕掛け・敵キャラの大掛かりな変化という役割を新要素のワンダーに奪われ、割を食う羽目になった不遇な立ち位置。
- スーパーマリオギャラクシー
- 物語冒頭でマリオに「オマエは、地ベタで のたうちまわってろ!」と言い放ち、叩き落した。その他ザコ敵として登場。火の玉を放って攻撃する。
- スーパーマリオギャラクシー2
- クリボーやメラメラを召喚してくる。ヨッシーで食べるとスターピースが3つ手に入る。
- スーパーマリオ 3Dランド
- ワールド5のしっぽクッパはカメックが化けたものである。
- スーパーマリオ 3Dワールド
- 3体のカメックを倒すとおせんぼ!カメックというステージがある。
- マリオカートアドバンス
- コース「クッパキャッスル3」で、ゴール付近でホウキにまたがりながら飛んでいる。特に妨害等は行わない。
- マリオカート ライブ ホームサーキット
- コース「カメックミラージュ」に登場。画面を左右反転させる魔法を使う。
- マリオカート ツアー
- アップデートで登場。マリオカートシリーズでは初のプレイアブル化。同じくカメックツアーもツアーの一つとして登場した。
- 『マリオカート64』の前身となる『スーパーマリオカートR』ではレーサーとして候補が上がっていたが製品版でカットされた過去があり、レーサーとしての参戦はそれから25年をまたいでの実現ということになる。
- マリオカート8 デラックス コース追加パス
- 第5弾にてレーサーとして追加。家庭用のマリオカートシリーズへの参戦は27年をまたいでの実現ということになる。クラクションの音は『ヨッシーアイランド』でのカメックの叫び声を再現。
- スーパーマリオRPG
- クッパ軍の兵士として登場し、カメック軍を統括する幹部のカメザードも登場。『ヨッシーアイランド』のものと同一個体であるかのような発言をなにかんがえてるので行う。
- ペーパーマリオRPG
- ウスグラ村で大量のカメックが大量のぐんだんいんと対峙するシーンがある。
- スーパーペーパーマリオ
- ナスタシアの催眠術で操られておりクッパとも敵対している。
- ペーパーマリオ スーパーシール
- この作品以降のペーパーマリオシリーズでは普通のカメックがカメックババの代わりとして側近として登場するようになり、ザコ敵ではなくなる。
- ミズギワロードで初登場し戦闘になる。その後ロイヤルシールを得たボスサンボをカラカラスタジアムごと隠したり、ハナチャンの体をばらばらにしたり、ミステリーマンションでテレサの封印を解いたりと、あちこちでマリオの妨害をする。ヨッシースフィンクスの舌の上と、空中クッパ城でも直接戦闘があり、手持ちのシールを全てサンダルのモノシールに変えてしまう。最後の戦闘後は敗北してなおクッパの勝利を確信し、狂ったようにクッパを讃えながら灰になっていった。
- ペーパーマリオ カラースプラッシュ
- バトルに時々乱入し、マリオを妨害する。この妨害が入ったバトルでは貰えるコインが増える。本人との戦闘になるのはコシンボクのはやしの緑色の小ペンキスター直前。マリオを小さくした上でカードの種類を分からなくしてしまう。戦闘が進むとカードを奪い出し、しまいには全て奪われてしまうのでラッキースロットで出たカードで戦うことになる。体力を削りきると、置き土産としてマリオを巨大化させて土管を通れなくさせようとするが、魔力が足りなかったので元の大きさに戻してしまった。その後マリオの実力を認め、真っ白になって燃え尽きる。
- ペーパーマリオ オリガミキング
- てんくうスパーランドでクッパJr.と共になかまとして登場。「とっておき」の発動ボタンと誤ってクッパ城のエンジンを止めてしまい、てんくうスパーランドの大宴会場に墜落させて借金を背負い、他のクッパ軍団ともども働かされていた。初登場時は空飛ぶホウキを奪われている。戦闘では「まほう」で2x2、その配置の敵がいない場合は縦一列に攻撃する。たまに、掃除用のホウキを取り出して失敗する。占領されたクッパ城に突撃した際に黒い手に捕まり、ハサミによって切り刻まれヒャクメンハリボテメットの魔力源にされてしまうが、ハサミが倒されたことで元に戻った。飛行船でピーチ城へ出発する際には取り戻した魔法のホウキで空を飛んで向かうが、飛行船がムシブロ火口に墜とされた衝撃で紛失。ハリボテクリボーに追われながらクッパの元へ向かうマリオとクッパJr.の時間稼ぎをするため、分身して僅かな時間ながらも道を塞いだ。その後はオリーとの決戦後、ルイージのカートにしがみつき駆けつけた。
- 今回の一件で掃除ぐせがついてしまったらしく、旅の土管から帰ってきた時やジャングルの湯の水が張るまでの待ち時間、エピローグのオリガミ祭りでも掃き掃除をしている。
- マリオ&ルイージRPG
- クッパ城にザコ敵として登場。
- マリオ&ルイージRPG3!!! / マリオ&ルイージRPG3DX
- クッパの側近と、たくさんいる者がどちらも登場。前者はクッパにアクションのチュートリアルを行うが、バキュームキノコを食べた後のイベントで別れ、そのままエンディングまで登場しない。後者はピーチ城で捕らわれており、これを助けることでボコスカカメックが使えるようになる。
- クッパの側近は『3DX』でクッパJr.RPGに登場。クッパJr.のワガママに振り回されながらも付き従い続け、クッパ軍団の強さの秘密を説く。物語中盤からはクッパ7人衆と並んでサブリーダーとして編成できるようになる。
- マリオテニス ウルトラスマッシュ
- 勝ち抜きチャレンジの最後に出現し、クッパを巨大化させる。
- マリオテニス エース
- 無料アップデートで追加。トップスピンとスライスが大きく曲がるという唯一無二の特徴を持つが、代償としてその他性能はボレーを除きかなり低い。パワーやコントロールに至っては最下位クラスである。
- スーパーマリオパーティ
- クッパに命じられ、キノピオやキノピコと共にスタッフになる。本作のクッパマスに当たるドッキリマスを担当。終盤にはパーティを盛り上げるため、スーパードッキリマスに強化させる。カメックのゴージャスタワーというボードマップもある。オープニングではクッパにも容赦はしない、と言っているが実際にクッパやクッパJr.がドッキリマスでやってくると遠慮がちにマイナス効果をかける。
- ヨッシーのロードハンティング
- STAGE 8「どうくつコース」のボスとして登場。体力が半分になると巨大化する。
- スーパーマリオ ヨッシーアイランド / スーパーマリオアドバンス3
- 側近としての1体が初登場した出世作。ベビィマリオ兄弟をさらうためにコウノトリを襲い、さらいそこねたベビィマリオをさらいなおすため奮起。砦や城の最後ではザコ敵に魔法をかけて巨大化させボスキャラクターにしてしまう。
- 6-8「いよいよ クッパじょうだ」には城外のエリアと最終盤にも登場。前者ではヘリコプターに変身したヨッシーを撃墜すべくホウキに乗って突っ込んできて、後者では前作同様に魔法でブロックを敵に変える。最終エリアでは寝覚めにより期限を損ねたベビィクッパにクッパドロップをくらいペラペラにされるも、ヨッシーに敗れると魔法をかけてビッグクッパへと変貌させる。ビッグクッパまでもが倒されると、叫び声をあげながらクッパを連れ空の彼方へと逃げ去る。
- ヨッシーのパネポン
- ヨッシーアイランドDS
- 「スターチャイルド」の力を手にするため世界中の赤ん坊をさらう画策を立てる。
- ヨッシー New アイランド
- またもやベビィマリオ兄弟をさらうためにコウノトリを襲い、さらいそこねたベビィマリオをさらいなおすため奮起。砦や城の最後ではザコ敵を魔法のハンマーで巨大化させボスキャラクターにしてしまう。6-8「クッパ城に 乗り込め」にも登場。序盤では画面を横切り体当たりしてくる。終盤では魔法でブロックを敵にするが、近づくと消える。
- ヨッシー ウールワールド / ポチと!ヨッシー ウールワールド
- ヨッシー達を急襲し、一人を除いて全員元の毛糸に戻してしまった。砦や城の最後ではザコ敵に魔法をかけて巨大化させボスキャラクターにしてしまう。
- ヨッシー クラフトワールド
- 「ねがいかなえ太陽」を狙うがヨッシーたちが抵抗したことによりビーズが各地に散らばってしまう。ビーズを集めるため魔法でボスを仕向けるが、終盤ビーズがそろった瞬間を狙って横取りする作戦に切り替える。
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- 『X』『for Wii U』では観賞用フィギュアとして、『SP』ではスピリットとして登場。
- 『for 3DS』ではフィールドスマッシュでザコ敵としても登場。魔法により集めたパワーアップを散らばせる。
漫画作品[]
アニメ作品[]
- ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
- クッパの側近として登場。皆に恐れられるクッパが、唯一心を許せる相手。
- 冒頭では雪降る王国のペンギン兵たちを全員魔法でとらえて拘束し、破壊された城のがれきを浮かせてクッパがスーパースターのもとにたどり着くための足場を形成した。
- 中盤は情報部から仕入れた「怪しいヒゲのオトコ」の情報をクッパに伝えた。クッパが弾くピアノに合わせてのセッションも行う。
派生種[]
- ホワイトカメック
- 『マリオストーリー』『ペーパーマリオRPG』で登場。白い服を着ている。自分や仲間の体力を回復する魔法を使う。戦闘中自分ひとりになると逃げ出す。
- レッドカメック
- 『マリオストーリー』『ペーパーマリオRPG』で登場。赤い服を着ている。自分や仲間の攻撃力を上げる魔法を使う。『ペーパーマリオRPG』では防御力を上げる魔法も使う。
- グリーンカメック
- 『マリオストーリー』『ペーパーマリオRPG』で登場。緑の服を着ている。『マリオストーリー』では自分や仲間の防御力を上げる魔法を使う。『ペーパーマリオRPG』では自分や仲間をビリビリ状態(電気を帯びた状態)にする魔法や透き通らせる魔法を使う。
- イエローカメック
- 『マリオストーリー』で登場。黄色の服を着ている。自分や仲間をビリビリ状態にする魔法を使う。
- グレーカメック
- 『マリオストーリー』で登場。灰色の服を着ている。自分や仲間を透き通らせる魔法を使う。
- サイコカメック
- 『マリオ&ルイージRPG』で登場。催眠術を使えるカメック。服は『ファイナルファンタジーシリーズ』に登場する白魔道師のものと密かに同じ柄。珍しく悪意を持たないカメックである為、戦闘力は不明。
- ゲラカメック
- 『マリオ&ルイージRPG3!!!』で登場。ゲラコビッツの顔をしたカメック。
個体[]
- カメザード
- 『スーパーマリオRPG』で登場。クッパ軍団のカメックたちを率いていた幹部。マロの「なにかんがえてるの」の内容から『ヨッシーアイランド』のカメックと同一人物と思われる。
- カメックババ
- 『マリオストーリー』『ペーパーマリオRPG』で登場したクッパの側近。
- レッドデビルズ
- 『ペーパーマリオRPG』で登場。二つ名は「ちぬられし じごくの使い」。闘技場でのランキング戦で戦闘する3体の色違いのカメック。このカメック達は珍しくクッパ軍とは無関係の模様である。
- デカメック
- 『スーパープリンセスピーチ』で登場。魔法で巨大化したカメック。杖から魔法弾を放ったり、手下を呼んだりする。体力が減ると「哀」状態になり、行動パターンが変化する。
- ボスカメック
- 『スーパーマリオギャラクシー』で登場。中ボス。緑色の口紅らしきものを付けているので珍しく雌だと考えられる。
近種[]
- コカメック
- 『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』で初登場。プロペラで空を飛び、ベビィマリオやヨッシー達をクッパ城にさらっていく。カメックの青に対してこちらは赤を基本色としている。成長途中のカメックなのか、カメックとは別の、元々大きくならない種族なのかは不明。ただ、大半がカメックの部下として存在していることだけは確かである。
- 『マリオパーティシリーズ』では主にカプセルを使った時に登場している。
余談[]
- 『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』の内部データに残されているテキストによれば、当作の開発中の段階では一人称は「おれ」でヨッシーのことを「ヨッシーども」と呼び、より攻撃的な口調で話していた。
- 『マリオカート64』の開発途上版『スーパーマリオカートR』ではプレイアブル化の予定があったようだが採用されず、ドンキーコングに取って代わられた。書籍「スーパーマリオアドバンス3―ヨッシーのための100てんガイド」によれば、その理由は「地味だから」とのこと。
- その25年後に『マリオカート ツアー』にてレーサーとして参戦、さらに2年後には『マリオカート8 デラックス』への参戦も実現した。
名台詞・迷台詞[]
- 「チクショ~!」(『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』) - ビッグパックンへ強化する前にタマゴをぶつけると、ビッグパックンの死と共に言い放つ。
- 「オマエは、地ベタで のたうちまわってろ!」(『スーパーマリオギャラクシー』のオープニング)
- 「…す、すみません…これも仕事なので……」(『スーパー マリオパーティ』) - 基本的には高圧的な態度をとるのに、クッパとクッパJr.相手だと腰が低くなり弱気になる。
- 「ク、クッパぼっちゃまを おこらせるとは何事! ぜったい ゆるせません!」(『ヨッシー クラフトワールド』) - 直前までベビィクッパと喧嘩しており、カメック側に与すると、与したにも関わらずこのようにキレられる。
関連記事[]
ペーパーマリオシリーズの仲間
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マリオカートシリーズのレーサー
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テンプレート:カメック
- ↑ 『New スーパーマリオブラザーズ Wii パーフェクトガイド』に記載。誤記?