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2018年10月6日 (土) 11:41時点における版
テンプレート:コンピュータゲーム 『オールナイトニッポンスーパーマリオブラザーズ』(All Night Nippon Super Mario Bros.)は、任天堂が開発し、ニッポン放送が発売したファミリーコンピュータディスクシステム用ゲームソフトである。
概要
1987年の『オールナイトニッポン』放送開始20周年に先駈けて、1986年12月に限定生産された記念ソフト。同年のパーソナリティだった小峯隆生や小泉今日子(ファミバカコーナー)、ABブラザーズ(ファミコンニューウェーブ)などが担当する番組内で、ファミコン関連のコーナーが盛り上がったことが製作のきっかけとなり、前年に発売され社会現象を巻き起こしていた『スーパーマリオブラザーズ』と、不動の人気を誇っていた深夜放送『オールナイトニッポン』が融合。ニッポン放送と任天堂という、当時としては異色のコラボレーションにより、製作・完成にいたった。
同番組のリスナーに対し抽選でプレゼントされた。
『スーパーマリオブラザーズ』との相違点
- ゲームシステム
- ベースとなるのは『スーパーマリオブラザーズ(SMB)』だが、システムの一部が『スーパーマリオブラザーズ2(SMB2)』に準じた内容となっている。2人交替プレイはなく、1人プレイ専用で、プレイヤーキャラとしてキャラクター性能の異なるマリオとルイージが選択可能。コンティニュープレイも用意された(再開はワールドのコース1から)。8-4など、ワールドの一部が『SMB2』のものと差し替えられていて、難易度が格段に上がっている。また、『SMB』と同じ構成のコースでも、アイテムの位置や内容が変わっている場所がある。ゲームクリアすると、タイトルロゴの横に★マークがつき、これが8個以上になった状態でBボタンを押しながらゲームをスタートすることで、『SMB2』同様にワールドA~Dをプレイできる。
- 背景
- 背景は『SMB2』に準じ、樹木や雲に目や口が描かれ、コースの地面はゴツゴツとした本作独自の表現がなされている。ラジオ番組を意識したマイクが置かれているのも本作だけの特徴。深夜放送をイメージしてか、ワールド1は『SMB』のワールド3と同じ夜の背景となっている。また、ゴールにたどり着いたときに出る砦の旗には、フジサンケイグループの目玉マークが描かれている。なお、レンガブロックおよび城のグラフィックは『SMB2』ではなく『SMB』のものとなっている。
- アイテム
- コースの各所で出現するスーパースターが、当時のニッポン放送の人気番組『三宅祐司のヤングパラダイス』で話題となった神秘のアイテム「ヒランヤ(六芒星)」になっている。さらに各ワールドのコース4の最後にいるクッパの後方にある金の斧が、目玉マークの形のアイテムになっている。
- キャラクター
- 本作の最大の特徴は、各ワールドのコース4に捕らえられたキノピオが、当時の番組1部枠の担当パーソナリティの姿になっている点。
- ワールド1:月曜日担当の「みゆき」(中島みゆき)
- ワールド2:火曜日担当の「たかあき」(とんねるずの石橋貴明)
- ワールド3:同火曜日担当の「のりたけ」(とんねるずの木梨憲武)
- ワールド4:水曜日担当の「KYON2」(小泉今日子)
- ワールド5:木曜日担当の「たけし」(ビートたけし)
- ワールド6:土曜日担当の「まっちゃん」(ABブラザーズ(当時)の松野大介)
- ワールド7:同土曜日担当の「ひでちゃん」(ABブラザーズの中山秀征)
- 金曜日担当のサンプラザ中野は、クリボーに代わる「オカピー」、パックンフラワーに代わる「パックンオカピー」として登場している。なお、一部に伝わっている「オカピー」のモデルがタモリというのは間違いである(タモリは『オールナイトニッポン』のパーソナリティーを務めているが、本作の開発当初より前の1983年に降板している)。そのほかの敵キャラクターに変更はないが、8-4に捕らえられたピーチ姫は、日本髪に着物姿でマリオの前に現れる。
- 設定
- ストーリー設定は『SMB』とほぼ同じだが、舞台はキノコ王国に変わって「ビバ王国」(当時の番組のサブタイトル「ビバヤング」より)、ピーチ姫はそのビバ王国の姫という設定。ほかのパーソナリティがクッパたちに捕らえられてしまう中、サンプラザ中野は番組コーナーの「幻の商売繁盛」への投稿に紛れ込んだクッパの手紙にだまされて、クッパのところへ出かけたところを「オカピー」に変えられてしまったという設定となっている。
エピソード
- 発売当初は紹介する媒体も少なく、オールナイトニッポンを熱心に聞いていたゲームファン以外にその存在は知られることはほとんどなかった。販売方法の告知もニッポン放送の番組や一部雑誌などで行われたのみで、さらに通信販売やソフトの書き換えなどもなかったため、現在では幻のソフトとしてコレクターの間では有名になっている。
- 入手困難なうえ、媒体のディスクカードは複製が容易なため、コピー品が多く出回っている。正規品か否かをゲームを見て判断するのは難しい。ディスクケースのラベルとマニュアル、ディスクカードに貼られたラベルシールのみが、正規品の証となる。
- 当時の『オールナイトニッポン』と『SMB』のつながりは深く、本作が発売される少し前の1986年4月5日には『小峯隆生のオールナイトニッポン』から、『マリオの大冒険』なるゲーム攻略ビデオがポニーキャニオンより発売されている。これは1985年から水曜1部担当のパーソナリティだった小峯隆生と同番組のスタッフが、ワールド8-4のピーチ姫見たさにリスナー協力のもと製作された、ラジオ界初の市販ビデオだった。同ビデオ内でプリンセス・ピーチなる謎の歌手が歌う『GoGoマリオ!!』は、『SMB』のテーマ曲に歌詞をつけたもので、同番組のノベルティとしてミュージックテープが配布されたのち、ポニーキャニオンから正式発売された。(2003年に任天堂が開催したコンサート「マリオ&ゼルダ ビッグバンドライブ」で20数年ぶりに本人歌唱で披露された。後に発売された、コンサートの楽曲を収録したCDにも収録されている)これらフジサンケイグループと任天堂のコラボレーションがきっかけのひとつとなり、本作や翌年の『夢工場ドキドキパニック』(フジテレビ)の発売につながったと予想される。皮肉なことに小峯はこの『オールナイトニッポンスーパーマリオブラザーズ』の発売の前に番組を降板。ゲームには後任の小泉今日子が登場することとなった。
- 当時、小泉今日子のオールナイトニッポン内のゲーム紹介コーナーの「ファミバカコーナー」では、本作の発表後に番組内で小泉今日子の出る4-4のクリアを目指して挑戦プレイされた。しかし当コーナーが番組の終盤付近に放映だったことと、生放送という一発勝負だったことから、番組終了のギリギリまで粘ったものの4-4のクリアはならす、ゲーム内の小泉今日子は出すことができずに放映は終了した。ちなみに挑戦したプレイヤーは、当時このコーナーを担当していた、現株式会社ゲームフリーク代表取締役社長の田尻智である。
- サンプラザ中野をモデルにした「オカピー」と「パックンオカピー」の名称は、中野の当時の口癖の「おかP(おかしいの意)」と、『サンプラザ中野のオールナイトニッポン』からリリースされた曲『ちゃんちゃらおかP音頭』に由来する。中野は当時の放送で、自分だけが敵キャラクター扱いなのを、笑いながらも不服としていた。
- 現在では版権(肖像権)などの関係で、復刻・リメイク等は難しいと思われる(これらの事からか、スーパーマリオコレクションやファミコンミニシリーズでもリメイク・収録されておらず、Wiiのバーチャルコンソールでも配信されていない)。
関連項目
- オールナイトニッポン
- スーパーマリオブラザーズ
- スーパーマリオブラザーズ2
- ニッポン放送
- 任天堂
- フジサンケイグループ
外部リンク
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