“ | 私はオリガミ王国の王、 オリー王である! |
” |
—オリー |
オリー(King Olly)は、ペーパーマリオシリーズに登場するキャラクター。オリー王と表記されることもある。
概要[]
『ペーパーマリオ オリガミキング』で、マリオたちと敵対する悪役キャラクター。マリオを含むシリーズ中のペラペラのキャラクターたちとは「紙」の種類が違い、正方形の色紙を折りたたんで作成した「折り紙」の体を持つ。
紫の服と黄色い王冠、前髪で片目が隠れた金髪がかたどられている。ペラペラな住人たちを排除してオリガミ王国を建国し、自身が王となることを目論んでおり、ペラペラを折って生み出したオリガミ兵やハリボテ兵、ブンボー軍団を率いてキノコ王国を侵略する。中でもキノピオに対する憎悪はひときわ強い。マリオたちの冒険をサポートするオリビアとは兄と妹の関係にあたる。
登場作品[]
- ペーパーマリオ オリガミキング
- 初登場作品。黄色いヘイホーの姿でマリオを引き入れようとするが、その気が無いとわかると正体を表し、各地からカミテープを伸ばしてピーチ城をムシブロ火口の山頂に持ち上げた。かぜわたりの谷で再登場し、なおもオリーの元に戻る気のないオリビアを大岩で押し潰す。
- 元はキノコ島のオリガミ職人に「いのち折り」で折られたオリガミであり、命が宿ると突然怒り出してオリガミ職人を部屋に閉じ込めた。自らも「いのち折り」が使え、それを用いて共にオリガミ王国を実現させるためオリビアを生み出したのだった。
- ストーリー終盤マリオたちがピーチ城に到着すると、それを城主のピーチごと丸ごと折り直すことで、オリガミ職人が思い描いていたオリガミ城を再現。その最奥で千羽揃えると願いが叶う禁断のオリガミ・千羽ヅルを作り、全てのキノピオを白紙にしようとする。そこでオリー本人が明かした、そのような恐ろしい事をしようとする程ペラペラを憎む理由は、「オリガミ職人に自身の体を折る紙をメモ用紙にされ、王としてのプライドを折られたから」という小さなものだった。既に999羽まで作り終え、マリオを最後の一羽にしようと勝負を仕掛けてくる。
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
- スピリットとして登場。
- TETRIS 99
- 『ペーパーマリオ オリガミキング』とのコラボイベントで入手出来るテーマの背景として登場。
戦闘[]
第1形態[]
魔法陣をルーレットのように回して引き当てたカミさまの力を利用して攻撃してくる。対策方法はこれまでのカミさまと同じだが、技が全体的に強化されている。また、土ガミのみは尻尾を攻撃しても大技を阻止できず、力を溜めている間に氷ガミで凍らせて無力化させる必要がある。通常攻撃ではほぼダメージが通らず、カミの手ラッシュでダメージを与える必要がある。成功させオリーの変身を解除させるとそのカミさまは一度封じられ、全てのカミさまを使わせるとオリーの魔法陣が全て復活する。パネル操作中は一定時間ごとに少しずつオリーの体力が回復していくため、素早く盤面を整える必要がある。以下は使用技。
- だいじしん
- 土ガミの姿で力を溜めて使用。大ジャンプして着地の衝撃で地面を盛り上げて攻撃する。
- サンドブレス
- 土ガミの姿で使用。3連続で土砂を噴射する。
- うずまき しょうかん/あらいながし
- 水ガミの姿で使用。渦巻を召喚する。渦巻は回転し、パズルが終了した時にあった列のパネルを洗い流す。
- ビッグウェーブ/メガウェーブ/ギガウェーブ/ファイナルウェーブ
- 水ガミの姿で力を溜めて使用。大波を引き起こす。水ガミのものとは異なり1ターンで溜めが完了する。使用するたびにメガ、ギガ、ファイナルと強くなっていく。
- フェザーストーム/フェザーかいしゅう
- 火ガミの姿で使用。頭以外の全ての羽をフィールドにばら撒く。刺さった部分を通るとダメージを受ける。刺さった枚数が多いほどダメージも大きい。そのターンに水ガミが使われなかった場合羽を全て回収しHPを回復する。
- ファイアブレス
- 火ガミの姿で力を溜めて使用。4連続で火炎放射を放つ。
- アイスメイズ/シャッフル
- 氷ガミの姿で使用。フィールドに氷塊で迷路を作り、その後シャッフルする。氷ガミのものと比べるとシャッフル以降までの時間が短い。氷塊があった場所を通ると凍って動けなくなる。
- アイスエイジ
- 氷ガミの姿で力を溜めて使用。フィールド全体を氷で覆って攻撃。
- ローリング
- 氷ガミの氷を火ガミの力で融かすと使用。転がって突進する。
第2形態[]
怒りを露わにしたオリーは自分を紙相撲の形に折り、フィールドも土俵のように変化する。背景は崩れ城のトラップのパックンチョが敷き詰められた壁が顕になり、観客のキノピオたちも落下していく。オリビアの手で同じく紙相撲に折られたクッパがオリーと戦い始めるので、マリオは後ろからカミの手で援護することになる。カミの手を一度使うとクッパとオリーは動くので、こちらもクッパの後ろに回る必要がある。途中でオリーは手裏剣を飛ばしてきて、これに当たると転倒しタイムロスになるので飛び越えなくてはいけない。最後は押し出されそうになったオリーがドッスンを頭上に出現させるので、押し潰されてゲームオーバーになる前に連打し押し出す必要がある。間に合わなさそうな場合は魔法陣を出て回避することになるが、その着地の衝撃で仕切り直しとなる。しかしこのフェーズに持ち込む度に、オリーを押し出すために必要な連打数は減っていく。クッパが押し出されそうになるとPOWブロックが出現し、3回までは仕切り直せる。何の得にもならないが、オリーの後ろから土俵を叩いてクッパを押し出そうとすることも一応可能。
第3形態[]
土俵の外に落下したオリーは「巨大オリー[1]」となりカミの手を生やし復帰。クッパを吹き飛ばし、辺りに紫色のオーラが充満する。オリビアは対抗してオリガミ職人に託された魔法陣を取り出すが、オリーがそれをバラバラにしてしまうので、回転とスライドで再び完成させることになる。魔法陣を完成させる前にタイマーが0になると、猛毒となったオリーの怒りが充満してゲームオーバーになってしまう。また、オリーはパズルの途中で攻撃してくるので、タイミング良くAを押して回避する。以下は攻撃のパターン。
- 右手で叩き潰してくる。Aで指の隙間を抜け回避。フェイントで途中で左手に切り替えてくることもある。
- 右手、左手と二回薙ぎ払ってくる。それぞれの手が当たる前にAでジャンプして回避。
- 手をハンマーにし、左右から挟み潰してくる。Aでジャンプして回避。
- 手をハンマーにし、右手、左手と二回叩き潰してくる。それぞれの手が当たる前にAでジャンプ移動して回避。連続で四回叩き潰してくることもある。
- 手を刀にし、右手で切りつけてくる。Aで体を反らして回避。フェイントで途中で左手に切り替えてくることもある。
- 手を刀にし、交差させハサミのように切りつけてくる。Aでジャンプして回避。即死技。
- 手を大砲にし、紙飛行機を2つ同時に発射してくる。Aでジャンプして回避。フェイントで空中旋回してから飛んでくることもある。
- 手を大砲にし、紙飛行機を4つ発射してくる。Aでそれぞれ踏みつけて回避。
魔法陣が完成するとオリーが最後の攻撃をしてくる。ハンマー挟み撃ち、二連紙飛行機をAで回避し、両手で押し潰そうとしてきたところをA連打で押し返し、着地狩りのハサミ攻撃をAでハンマーで叩き、両手を使い物にならなくさせるとマリオのターンになる。カミの手ラッシュでオリーを何度も叩き、とどめにオリビアが変身したオリビアハンマーで決着を付ける。
戦闘後[]
オリビアハンマーで目を覚ましたオリーは、最後にオリガミ職人が自分に書き留めたメモは何だったのかをオリビアに読みあげさせる。その内容は「カッコよくて 心のやさしい すてきな王様になりますように」というオリガミ職人の願いだった。オリーはオリビアにマリオたちまで巻き込んでしまったことを謝罪し、自分を千羽ヅルの最後の一羽とするように告げて紙に戻る。ルイージが連れて来たオリガミ職人の指導によってオリビアは鶴を完成させ、オリーによって折られた全てのものを元に戻すよう願った。その願いに呼応し千羽ヅルが舞うと、オリガミ城はピーチ城に戻り、やがてオリーは鶴たち、そして自身が折ったオリビアと共に紙に戻り天に消えていった。
その他[]
- オリー戦の各形態でゲームオーバーになると、その形態からやり直せる。
- 全てのトロフィーを集めてオリーを撃破すると、エンディングの後にオリガミ職人がオリーとオリビアをオリガミ城に乗せるという一幕が追加される。
脚注[]
- ↑ カミの手使用時の指令文より
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テンプレート:ペーパーマリオ オリガミキング