オヤ・マー博士(-はかせ - Professor Elvin Gadd、E. Gadd)は、マリオシリーズに登場するキャラクター。
概要[]
『ルイージマンション』で初登場したキャラクター。オバケの研究にすべてをつぎ込むマッド・サイエンティスト。小柄でビン底眼鏡、筆先のような白髪、白衣と怪しげな雰囲気が漂っているが、本人はかなりフランクな性格。自分の頭脳及び発明品には相当の自信を持っている一が、年老いているため身体能力は低い。様々な発明品を製作していて、ルイージたちの手助けをするが、その性格で振り回していることもある。場合によっては、オヤ・マー博士本人が登場しないゲームでも発明品だけが登場することもある。
「オヤ・マー・サイエンス社」という製品会社を立ち上げているようで、『スーパーマリオサンシャイン』に登場したポンプが同社の製品にあたる。
発明品[]
- オバキューム
- ルイージマンションシリーズなどで登場。主にオバケを吸い込む。火、水、氷を噴射したり、ストロボを使用出来たりするなど、作品によって様々な機能が付いている。
- オバケ絵になるマシーン
- 『ルイージマンション』で登場。オバキュームで吸い込んだ肖像画のオバケを絵画に戻す装置。絵画に変えられた人間を元に戻すこともでき、エンディングでは捕らわれたマリオを本来の姿に戻した。
- ゲームボーイ・ホラー
- スキャンやマップの表示、通信などができるポータブル機械。元ネタはゲームボーイカラー。『マリオ&ルイージRPG』では大型のものが登場し、ワープ機能が搭載された。
- ポンプ
- 『スーパーマリオサンシャイン』などで登場。背負って使用するもので、ノズルを変更することで使用できる機能が変化する。会話することもできる。
- マジックブラシ
- 『スーパーマリオサンシャイン』などで登場。筆のようなもので、これで描いたものは実体化する。オヤ・マー博士のマークが描かれている。
- オヤ・マーボディ / オヤ・マーホバー / オヤ・マーエンジン / オヤ・マーキャノン
- 『マリオパーティ5』のスーパーデュエルモードに登場したマッシーンの隠しパーツ。いずれも性能は高く、青く透明感のある未来未来したデザインをしている。
- マメマメーカー
- 『マリオ&ルイージRPG』で登場。豆からドリンクを作るブレンドマシーン。『マリオ&ルイージRPG1 DX』にも登場するが、デザインが変化している。
- スーパーオバキューム
- 『マリオ&ルイージRPG』で登場。オバキュームをグレードアップし、乗って移動できるようになった。しかもその速度は音速なみ。
- 誰でもオバケになれるガウン
- 『マリオ&ルイージRPG』で登場。この段階では実験中。着るといつでも、どこでも、誰とでもオバケになれる。
- テレポーター
- 『マリオパーティ6』で登場。トラップファクトリーのハプニングマスで起こるイベントの1つで、これに止まると別のテレポーターまで移動するかオヤ・マー博士に尋ねられ、承諾すると移動する。
- コインすいとりマシーン
- 『マリオパーティ6』で登場。トラップファクトリーのハプニングマスで起こるイベントの1つで、これに止まるとライバルのコインを吸い取って奪い取ることができる。
- カプセルマシーン
- 『マリオパーティ6』で登場。トラップファクトリーのハプニングマスで起こるイベントの1つで、昼と夜でイベントの内容が変わる。昼だと「カプセルシャッフルマシーン」で、手持ちのカプセルをランダムな別のカプセルに交換してくれ、夜だと「コインへんかんマシーン」に改造されていて、手持ちのすべてのカプセルをコインに変えてくれる。
- カプセルはっしゃマシーン
- 『マリオパーティ6』で登場。トラップファクトリーのハプニングマスで起こるイベントの1つで、これに止まると支払ったコインの枚数によって、5つまでランダムにカプセルを仕掛けてくれる。
- めいろファクトリー
- 『マリオパーティ6』に登場したレアミニゲーム。広く入り組んだ迷路を駆け巡り、道中にいるキャラクターを助けた数で評価が決まる。
- パーティグッズ
- 『マリオパーティ アドバンス』で登場。オヤ・マー博士本人がオモチャと称することからも分かるように、単純な内容の発明品が多い。キノコシティでは、クッパに吹き飛ばされてしまったパーティグッズとミニゲームをすべて集めることがゲームの目的になっている。
- マジックカプセル
- 『マリオパーティ7』で登場。マジックブラシと同じようにオヤ・マー博士のマークが描かれている。テレサとカロンの専用カプセルで、姿を消すことで通過するタイプのカプセルマスの効果を受けなくなる他、出した出目の2倍の数だけ移動することができる。
- タイムマシン
- 『マリオ&ルイージRPG2』で登場。一般的なタイムマシンと同じく、過去と現在を行き来できる。最初はコバルトスターの力で動くものだったが、エンディングで、タイムホールのエネルギーで動くように改良した。
- スーツケース
- 『マリオ&ルイージRPG2』で登場。収納機能に加えて、意思を持ちマリオたちをガイドする。
- スーパーポンプ
- 『マリオ&ルイージRPG2』で登場。ベビィポンプから発想を得た発明品で、火山の噴火を鎮静化させるほどの水圧と水量を噴射することができる。
- ロボマリオ
- 『マリオカート アーケードグランプリ』などで登場。帽子のMマークの部分がオヤ・マー博士のマークに差し替えられている。
- ゴシゴシビートブラシ
- 『ルイージマンション2』で登場。略して「GB」。汚染されたダークムーンを元に戻すために使う。
- ゴーゴーカメラ
- 『ルイージマンション2』で登場。略して「GC」。カメラで写したものを別のゴーゴーカメラがある場所に転送できる。グーイージ誕生の折には過去の世界との通信ができるようになり、グーイージを送りこんだ。
- ドコデモシャベレール
- 『ルイージマンション2』で登場。略して「DS」。その名の通り通信ができる他、マップを表示することもできる。
- グー
- オヤ・マー博士が愛飲していた「ルノマングリーニーコーヒー」がオバケエネルギーと結びついたことで偶然誕生した緑色の粘性のある物質。熱や水に弱いが、音や刺激に反応してひとりでに動き出す性質を持つ。これにルイージの生体データを電気信号に変換して流し込むことで後述するグーイージが誕生する。
- グーイージ
- 『ルイージマンション』(3DS版)などに登場。上記の経緯で誕生したルイージの姿をした粘性を持つ物質で、ルイージの行動データから学習してルイージの動きやオバキュームの特性を完璧に再現し、ルイージのパートナーとして活躍する。
- ベースラボ
- 『ルイージマンション3』で登場。持ち運べるコンパクトなサイズのものから拡張して広い研究室に変化する。
- モニターデバイス
- 『ルイージマンション3』で登場。エレベーターに取り付けることでそのフロアの地図データを吸い出し、モニターに映し出すことができる。
登場作品[]
- ルイージマンション
- 初登場作品。
- ルイージマンション2
- ルイージマンション アーケード
- ルイージマンション3
- スーパーマリオサンシャイン / スーパーマリオ 3Dコレクション
- ポンプが自身の製造元を「オヤ・マー・サイエンス社」と紹介、クッパJr.がマジックブラシについて「しろいふくきた ヘンなおじさんがくれた」と入手経緯を説明するなど間接的にその存在が示唆される形で登場。
- スーパーマリオメーカー
- キャラマリオとして登場。
- マリオ&ルイージRPG / マリオ&ルイージRPG1 DX
- スタービーンズカフェのオーナーであり、これで研究費の一部を稼いでいる。
- DXではクッパ軍団RPGでも登場。テレサをはじめとするオバケについて熱弁した。タイムマシンの開発を示唆する発言もしている。
- マリオ&ルイージRPG2
- タイムマシンを開発し、ピーチ姫とキノックル、キノッチェルが過去に行ったっきり帰ってこないというのが本作のストーリーの始まりとなる。過去のオヤ・マー博士も登場し、その当時はドッスン・ボルケーノの研究をしていた。しかし、噴火によって研究所がダメになったためオバケの研究をすると言ってドッスン・ボルケーノを後にする。
- マリオパーティ6
- レアミニゲーム「めいろファクトリー」の制作者として登場。また、ボードマップ「カプセルファクトリー」ではハプニングマスに止まると登場して発明品を使用するか尋ねてくる。
- マリオパーティ アドバンス
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
- スピリットとして登場。ポンプとオバキュームのスピリットを使って呼び出すことができる。
余談[]
- 『ルイージマンション』での「苦節60年…」というセリフから年齢は少なくとも60歳以上と考えられる。
- また、同作では「20歳の頃から研究をしている」と語っていたが、『マリオ&ルイージRPG2』の過去の時代(マリオ達の年齢からみるに約20年前)ではオヤ・マーはドッスンの研究をしておりオバケの研究はそのあとに始めるため、研究開始の年代に矛盾が生じている。
- 横長の顔に大きな鼻とチョロっとした頭髪、小柄な体やその名前、戸高一生が声を務めることなど、『ピクミン』シリーズの主人公"キャプテン・オリマー"とどこか面影が似ている。なお両者の関係について公式から言及されたことはない。
- 「グー」の生成の原因となった彼の愛飲するブレンドコーヒー「ルノマングリーニーコーヒー」であるが、「グリーニー」という単語には興奮剤、覚醒剤などに相当する危険毒物の総称という使用例があり(元野球選手の逮捕者・清原和博などが使用しており、コーヒーに混ぜて飲むことが多い)、もしかすると大変よろしくないものを常用しているのではないかという疑惑が一部で持たれている。
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