ゆきだるま(snowman、snowperson)は、マリオシリーズに登場するオブジェクト。
概要[]
雪玉を転がして大きな塊にしたものを、縦に2つ以上重ねることで作られる人形。落ちている木の枝や石、ニンジンなどで顔や腕を作ったり、帽子や帽子に見立てたバケツ、マフラーなどの防寒具や衣装を着せたりしても楽しく、大きさから仕上げの状態まで、作った人の人間性やセンスが如実に表れる。転がして作る関係上、結晶が大きい雪が地面にしっかりと積もっていないときれいに作ることは難しく、暖冬が続く昨今においては制作難易度が上昇し続けているといえる。
日本でも古くは江戸時代から親しまれており、日本文化の代表とさえいえるマリオシリーズにおいても雪が降り積もるコースに登場する。単に「ゆきだるま」と呼ばれる物体の多くは背景や障害物など動かないものとして登場することが多いが、雪だるまをモチーフにした動く敵キャラクターも数多く存在。にもかかわらず、2025年発売の『マリオカート ワールド』ではこの障害物としてのゆきだるまがレーサーとして参戦、手足どころか本来意思を持たない物体がカートやバイクにまたがる衝撃的な姿を披露した。
日本では2段で構成されるものが一般的だが、西洋の国々においては3段以上のものが一般的とされている。マリオシリーズは日本産の作品であるため2段での登場がほとんどで、一部例外も存在する。
登場作品[]
「雪だるまをモチーフにしたキャラクターの登場作品」でしかない作品は記載しない。
効果を成す物体として登場[]
- スーパーマリオ64 / スーパーマリオ64DS
- 「さむいさむい マウンテン」のスター「ゴロゴロ ゆきダルマ」で、雪だるまの身体になりたがっている雪玉が登場。前を滑って、ふもとにある雪だるまの頭のもとへ誘導してあげると、立派な雪だるまになり満足してパワースターをくれる。
- 「スノーマンズランド」は、その名の通り巨大な雪だるまがステージになっている。いずれも装飾品は顔のみ。
- スーパーマリオギャラクシー
- ファイアマリオのファイアボールで1段ずつ溶かすことができる。
- スーパーマリオ 3Dコレクション
- 『64』『ギャラクシー』に登場。
- マリオカート64
- コース「フラッペスノーランド」に、コース上を遮る障害物として登場。赤の帽子と白のマフラーを身に着けている。
- 同コースにはマリオをモチーフにした巨大な雪だるまも登場、こちらは単なるオブジェクトでしかない。
- マリオカートアドバンス
- コース「スノーランド」に登場、コース上を遮る障害物として登場。赤の帽子と赤のマフラーを身に着けているが、鼻も赤く長く、足元にも雪が積もっている特徴的な形状をしている。
- マリオカートDS
- コース「DKスノーマウンテン」「N64 フラッペスノーランド」に登場。帽子が青、マフラーがオレンジ色で、わずかに揺れている。
- マリオカート8 / マリオカート8 デラックス
- コース「GC シャーベットランド」に登場。柵の前に出てきており、コース上を妨害することはないが脇道に突っ込めば衝突しに行くことができる。帽子が青、マフラーがオレンジ色のデザインに変更。
- 「コース追加パス」では「メリーメリーマウンテン」「GBA スノーランド」が収録、こちらにも同じデザインのゆきだるまが登場。
- マリオカート ツアー
- 破壊した際はボーナスポイントがもらえる。「ゆきだるま」名義。
- マリオカート ワールド
- なぜかレーサーとして登場予定。手足がない状態で、熱源ともいえるカートやバイクに乗る。
- マリオストーリー
- 帽子が青、マフラーがオレンジ色というカラーリングの初出作品。
単なる背景・オブジェクトとしての登場[]
- スーパーマリオメーカー 2
- 雪原スキンで、地形ブロックを配置するとその上に出現することがある。
- スーパーマリオブラザーズ ワンダー
- コース「氷つるつるズンドコの谷」でワンダーが起こると地面が回転して動き始めると、雪だるまを模した地形も現れる。
- マリオカート ダブルダッシュ!!
- コース「シャーベットランド」の背景に登場。柵の向こう側におり、体当たりすらできない位置にいる。帽子、マフラーは共に赤。
脚注[]
関連項目[]
- 雪玉
- ナカボン
- 雪だるま (ヨッシーアイランド)
- スローマン
- スノーマンズランド
- スノーマンワリオ
- スノーサンボ
- ゆきだるマン
- スノーマン