『うつすメイドインワリオ』(WarioWare: Snapped!)は、2008年12月24日に任天堂から発売されたニンテンドーDSiウェア。
概要[]
メイド イン ワリオシリーズの第6作目。ニンテンドーDSiウェアの通常販売開始と同時に発表されたタイトルのひとつで、『さわる』『おどる』に続き3度目の新ハードのローンチタイトルを飾る(それ以降は本シリーズがローンチタイトルを飾っていない)。
タイトルの「うつす」が示す通り、本作はニンテンドーDSiの内カメラに自分の姿を映し、その影を操作して「お題」となるプチゲームをクリアしていく。
安価なDSiウェア作品であるため、ゲーム全体としての規模はシリーズ随一の小ささ。開発陣は本作を「大型一発ゲーム」と称している。
ゲーム内容[]
プレイヤーはワリオが作った遊園地「ワリオパーク」の来園者となり、4つのジェットコースターのコースで遊ぶという体でゲームをプレイする。
各コースを始める際に「きねん さつえい」でプレイヤーの顔と手の色情報を登録し、各ゲームではその情報を基に、カメラに映ったプレイヤー自身が頭や手を動かして操作を行う。そのためDSi本体は安定した場所(テーブルなど)に置き、だいたい120°開いた状態でのプレイがゲーム内で推奨されている。
各コース中に発生するゲームはどのステージも5つ。5つすべてクリアするとゲーム終了となり、特別な「お土産」ももらえる。
ゲームモードは4つのコースとスタッフロールのみ。スタッフロールでもやはりちょっとしたゲームが遊べる。
登場キャラクター[]
- ワリオ
- ワリオパークのオーナー。本作では山吹色のスーツとシルクハットに身を包んでいる。
- 動きの激しいゲームを担当。
- モナ
- ワリオパークで働く女子高生。狙って合わせるゲームを担当。
- ジミー T.
- ワリオパークで働くダンサー。シーンになりきるゲームを担当。
お土産[]
現実のジェットコースターで絶叫中の顔写真がもらえるように、各コースの終了後にはプレイヤーのプレイ中の顔を撮影して加工したおもしろ写真が「お土産」としてプレゼントされる。ゲーム中に指示されたポーズを活かした写真となっているため、直前までその動作を行っていたプレイヤーの度肝を抜く。
このことはゲーム中に示されないためクリアをしてはじめて見ることができる、まさしく一発ネタな内容。
- パラパラぱちり☆
- ワリオのコースでもらえる。激しく動かした動きを連続で撮影しパラパラマンガのように動かす加工が施されている。
- いたずらぱちり☆
- モナのコースでもらえる。動かした顔の位置に合うようなスタンプで加工が施されている。
- まんがぱちり☆
- ジミーのコースでもらえる。撮影した写真を漫画の登場人物に見立てて、別の人物やセリフが付け加えられた加工が施されている。
- ふたりでぱちり♡
- カット&アナのコースでもらえる。2人で写っていることに意味のある加工が施されている。
写真の撮影はプチゲームの成功時にしか行われない、本体の画面を閉じると写真は削除されるようになっているなど、プライバシー保護の対策も講じられている。
その他[]
- カメラが一定の時間反応できなかった場合、ジェットコースターの緊急停止となりゲームが終了する。
- DSiウェア『あつめる笑顔帳』がインストールされている本体で遊ぶと、ゲームの内容が変化する。
- シリーズで唯一、タイトル表記の「メイド イン ワリオ」の間の空白が書かれない。ゲームそのもののロゴに関しては「メイド イン ワリオ」の文字は過去作のものを流用しているため普通に空白が開いている。
- メイド イン ワリオ ゴージャスの公式サイトで公開されていたルールーのキャラクターPVではルールーがカメラで撮りまくるという内容のためか、本作の楽曲が2つ(水を払うプチゲームの楽曲、ゴールした時のアルバムの楽曲)使用されている。
関連記事[]
- メイド イン ワリオシリーズ
- ニンテンドーDSi
- ニンテンドーDSiウェア
- メイドイン俺 - シルクハットにスーツというワリオの装いが、カラーリングを変えて引き継がれている。
外部リンク[]