『いっしょにフォト スーパーマリオ』(Photos with Mario)は、任天堂よりリリースされたニンテンドー3DS用ソフト。ジャンルは「あそべるARカメラ」。
概要[]
2013年に任天堂からリリースされたニンテンドー3DSのダウンロード専用ソフトであり、『いっしょにフォト』シリーズの第一弾。
ジャンルで「あそべるARカメラ」と銘打たれているように、AR機能によって対応するカードを映しとることでスーパーマリオシリーズのキャラクターと写真を撮影できるというソフト。あくまでも「あそべるおまけつき ニンテンドープリペイドカード」の「おまけ」の部分であり、対応カードはプリペイドカードを兼ねている。
ソフトのダウンロードは単体で行う事はできず、同プリペイドカードに付属のQRコードを読み取る事で可能だった。ニンテンドーeショップでの配信日は2013年4月15日となっているが、ダウンロードカードの付属したプリペイドカードの第一弾の3枚が発売開始したのは4月23日[2]であるため、正しい配信日は後者と言える。同年6月23日には第二弾の3枚が発売となった。
なお、「いっしょにフォト」シリーズは本作の後に第二弾「どうぶつの森」、第三弾「ピクミン」が出たが、同一作品の中で第二弾まで出たのは本作「スーパーマリオ」のみとなっている。
カード[]
弾ごとに1000円・2000円・3000円の3種があり、実際に定価で全種を揃えるには12000円が必要であった。
第一弾(2013年4月23日発売)[]
第二弾(2013年6月29日発売)[]
その他[]
本体とセットになっている『ARゲームズ』用の「?」カードに対応している。プリペイドカードのパッケージにも「?」の意匠がプリントされており、失くしている場合も遊ぶことができるよう配慮されている。
当ソフトにおいては、置くと土管が現れ、場のカードに応じて何らかのキャラクターが出てくる(詳細は後述)。
システム[]
基本的には3DSのカメラ機能を用いてプレイすることとなる。十字キーを使って出せるエフェクトやタイマー、モーションなどを使いこなして写真をとる。
キャラクターの組み合わせ、時間経過などによってさまざまな異なるモーションを見ることができる。また、声をかけるとこちらを向き、画面を近づけるとのけぞる。カードは重複使用できない。写真は3Dの視差撮影に対応しており、立体的にマリオたちをフレームへ収められる。
「どうぶつの森」「ピクミン」などの他シリーズのカードの読み込みには対応していない。また他シリーズにおいてはカードを手で隠すなどして再度読み込ませるとキャラクターが変化するというシステムがあるが、特に本作には実装されていない。
ここからは、各種モーションやタイマー撮影時の演出について記述する。
特殊モーション
基本的に、二人にしか設定されていない。
- マリオorルイージorピーチ の いずれか二人
- お互いに会釈。
- マリオorルイージ と クリボー
- クリボーがマリオorルイージに突っ込み、踏まれる。再び湧いてループ。
- マリオorルイージ と ノコノコ
- ノコノコがマリオorルイージに向かって歩き、踏まれ、転がって弾ける。再び湧いてループ。
- マリオorルイージ と クッパ
- マリオorルイージへ向かってクッパが火を吹き、マリオまたはルイージはそれを飛んで回避する。
- クリボーorノコノコorクッパ と ピーチ
- ピーチがたじろぐ。
土管
- マリオorルイージorピーチ と 土管
- キノピオが出てくる。マリオorルイージorピーチはたじろぐ。
- クリボーorノコノコorクッパ と 土管
- パックンフラワーが出てくる。クリボーorノコノコorクッパはたじろぐ。
- 土管のみ もしくは 誰か三人以上 と 土管
- 土管から延々とキラーが出て飛んでいく。リアクションは特になし。
なお、土管で任意のキャラクターを出した後に他のカードを出しても、土管を再度読み込み直すまではキャラクターが入れ替わることはない(例:マリオと土管でキノピオを出した後に他キャラを読み込み、キノピオと共演させる)。
タイマーさつえい
A、B、X、Yのボタンを押すと、タイマーを使用することができる。タイマーの時間はボタンごとに割り振られており、Aが3秒、Bが5秒、Yが10秒、Xがランダム。ランダムは最大30秒と最も長く流れる。
待機時には、画面内にキャラクターがいる場合には音楽(スーパーマリオブラザーズのBGMをアレンジしたもの)が流れる。何もカードを写していない場合には何も流れない。
音楽はキャラクター数に応じて変化する。1、2人の際には「地上BGM」、3人以上では「水中BGM」。土管を除く6人全員が揃っている場合には「エンディング」のBGMとなり、花火が打ち上がる。
これら音楽アレンジをフルで聴く場合には、前述の「ランダム」タイマーで最大秒数を引き当てる必要がある。
脚注[]
- ↑ ニンテンドーeショップでの表記リリース日。実際にカードの発売されたのは4月23日発売である
- ↑ あそべるおまけつき ニンテンドープリペイドカード - 任天堂